夕景求めて 近くでチョイ撮り 京都編(2)
嵐電だけでなく、もうひとつの叡電も、最近、よく行っています。先日紹介の鞍馬線の不通区間の偵察のあとも、夕景の撮影に三宅八幡まで足を伸ばしました。同じところへ何度も行くものと、自分でも感心しますが、季節によって、日没の時刻・方角が異なります。時刻は違っても、電車はたくさん来ますから、ベストなタイミングをはずすことはありません。ただ、方角が違うと、太陽の位置によって、車両への陽の当たり方、シルエットの場合の抜けが違いますし、背後の空・雲の様子も異なります。地図である程度の予想は立てられるものの、やはり現地へ足を運んで、微妙な変化を感じ取ることが大事だと思っています。▲日没後のブルーモーメントの時間帯、最近のお気に入りは、鞍馬線の高野川鉄橋、三宅八幡方から河原まで降りて、日没後の時間帯にシルエットを狙ってみた。本数は多いが、ここは単行限定で、“抜く”ためには出町柳行きに限られるから、ベストタイミングは1本しかない。右手はホームセンターの敷地で雑然としているが、低く構えると建屋が隠れて、杉の木だけになる。
▲宝ヶ池~八幡前の高野川鉄橋と言えば、西側の道路橋から比叡山バックで撮ることが定番だろう。たしかに新緑の頃は、とくに美しい。ただ、電線や家があって、どう調整してみても、何かが邪魔になるが、ここでは朱色の更新車722号が一番映える。
▲朱塗りの三宅八幡駅は、山に囲まれた駅だが、日の落ちる方向だけは、開けていて、日没直前の“エロエロ光線”が撮れる。朱色と新緑のなかに、叡電の存在感を出してみた。
▲比叡山八瀬口方面に少し歩いた、3号踏切からも、日没直前の光線が電車正面に当たる。
▲日没の方向を暦で計算すると、この位置からは、電車の真後ろに陽が落ちることになる。それが11月上旬で、この時にもう一度行って、シルエットを撮ってみたい。▲2両編成のの場合、鉄橋いっぱいになり、どうしても邪魔ものに引っかかってしまう。ただ、天井まで窓がある「きらら」は、シルエットの具合でもさすがに存在感がある。いつもは行楽客に人気の「きらら」だが、緊急事態宣言のなか、まったく人影はなかった。▲こちらはその5月の撮影、最近のトップ写真とは五ヵ月の差となる。背後の空の違い、右の木の茂り方や、車両前部の反射具合が違う。
ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンド叡電ですね!
これは撮影当日の天候も相俟って、相当難易度が高そうですよ。
電車が動いて・・・太陽が沈んで・・・溺れないでください!
それはそうと、南側道路の上は高さの低い鉄橋が掛かっています。
Googleマップで現地視察すると、枕木がどうなっているのか気になりました。
鉄鈍爺さま
はい、安全には気を付けていますよ。“71歳老人、高野川で撮影中に溺れる”などと書かれたくはありません。ただ、河原は、ふだん人が立ち入るようなところでは無く、撮影地までたどり着くのは、たいへんで、いつもスマホのLEDライトを照らしながら、到達します。南側道路上の鉄橋ですが、ふつうの上路ガーダーですから、枕木はガーダーの上に載っている状態だと思います。
昨日、花園橋へ行きました。
河原まで下りる度胸は無く、川岸の土手から録りました。
https://youtu.be/FG-aVEStce0
鉄鈍爺さま
おお、「叡電ダイヤモンド」拝見しましたょ。見事に一致していますね。私はどうしても静止画の光芒をイメージしてしまいますが、動画だと電車が通過としたあとワッと光芒が広がるのが、素晴らしいです。ついで鉄鈍爺さまのほかの作品も楽しませてもらいました。私は、河原に下りて撮る時の日没角度は、計算上、11月3日が最適だと読んで、ひそかには晴れることを祈っていました。河原は、一ヵ所石段がありますから、別に危険ではないですよ。
他の動画にも目を向けて頂き、恐縮です。
実は、その階段の脇で録りました。
ススキが夕日にキラキラと輝く『美味しい動き』があり、前景として有難く録り込みました。
ISOと絞りを変えて再挑戦したいと思います。