2011年 春から夏への中国鉄路の旅 Part14  阜新煤礦鉄路 その4  時刻表、路線図

第10日目 5月27日 乗り鉄と夕日撮影

① 太平10:04(111次)→11:06新邱13:09(114次)→14:03平安

ホテルで朝食を食べながらO氏と私は阜新煤礦鉄路の起点、新邱站に露天鉱があるので行ってみたいと意見が一致しました。Taxiにのって、ホテル近くの太平站を目指しました。太平站はこちらです。
▲ 阜新煤礦鉄路の客扱いをしている平安~新邱間の路線図です。中国鉄路の新義線とほぼ平行する路線で、平安~高徳間のみ複線となっております。営業距離につきましては、平行する中国鉄路では、平安~新邱間18キロ(所要時間37分、一日あたり3往復のみ)となっていますのでほぼ同じと思われます。東阜新站は現在、どの列車も停車しませんので、信号所扱いになっていると思われます。


▲ 9:46太平站に到着。すぐにやってきたのは車掌車を先頭にしたズリ捨て11両編成と後押しの1210号機。これだけの長編成を見るのは初めて、しかも本線上を走ります。先頭の車掌車からは必死で前方を確認する職員の姿が見えました。
続いて反対方向からは、 大物車らしき貨車1両を連結したレールバス?が6名の作業員を乗せて来ました。貨車には枕木が搭載されていました。


▲  10:04、定刻に少し遅れて東風5D型0068号機が緑皮車6両を牽引して到着しました。牽引機、客車とも昨夕今朝と全く同じです。どうやら0068号機は客車専用で使用しているようです。車体色に準じてか客車デッキ内もここまでやらなくとも良いと思える緑一色です。

▲ 客車車内には、連結側壁に乗車注意事項とその下に時刻表が掲示されていました。しかしなぜか朝2両の通勤列車の時刻表は記載されていません。左右に付け足しました。ご参考にしてください。


▲ 沿線は何の変哲もない車窓です。城南站で先行した1210号機牽引のズリ捨て列車が止まっていました。ここで何か積込みをするのでしょうか?
阿金站手前で中国鉄路新義線と見えるまでに接近して平行走行します。


▲ 11:06、定刻より26分も遅れて新邱站に到着。構内ヤードには1320号機が単機でいました。降りた乗客は駅前の炭住マンション群に向かっていかれましたが、見回しても周りに道路も商店もありません。この先の線路は既に使用されていないと列車乗務員は言っていましたので収穫はなさそうです。折り返しの列車は13:09発、時間が十分ありましたので、一応付近の確認ロケハンと昼食の食堂探しに向かいました。新邱站こちらです。


▲ 徒歩10分で見つけた庶民食堂。餃子を注文したら、お好み焼きのようなものが出てきました。ここではこれが餃子です。皮の中には、確かに野菜と肉のミンチが入っていました。中国ではよく餃子を食べますが、このスタイルは初めてでした。

▲ 阜新の人民はどこへ行ってもフレンドリーです。庶民食堂のお客さん、またもあばさんが写真を撮ってくれとせがまれ、ニッコリショット。帰りはまた来てねと「再見~」の連呼でした。 この美味しい庶民食堂はこちらです。


▲ 往路でも気がついていた塀の向こうにあった朽ち果てた2両の客車。これってひょっとして戦前の客車では? デッキ部分に特徴があって非常に気になります。今度来る時に確認しましょう。この場所はこちらです。

14:03平安站到着しました。降りる乗客を撮っていましたらその中にF先生がおられました。先生はバスで新邱站まで来られて、我々と同じ列車に乗られたそうです。後でズリ山を上がりますがとお誘いしましたが今日は早かったので疲れたと断念されました。そういう我々も同じく早朝から動いていますので、そろそろ限界が近づいてきました。昨日のロケハンでノミネートしていた撮影地でカメラを構えますが、約2時間たっても蒸気は全く来ません。ズリ捨て専用線はダイヤが不定期なので、続行することもあれば、こうやって全く走行しない時もあって撮影には忍耐を必要とします。
諦めて移動すると満載の石炭列車7両編成が山を降りてきましたが写真になりませんでした。

17時過ぎ、ぼちぼち夕日が傾いてきましたが標高約200m(平安站との標高差は約60m)のズリ山を自力で登る元気はなく、Taxiを捕まえて「行ってくれ~」です。運転手は文句も言わずに舗装なしの凸凹山道を上がってくださいました。感謝、感謝です。

▲ 18:25、待つ事約1時間、新線にようやく1210号機牽引のズリ捨て列車到来です。夕日は少し高めだったので地面に伏して撮影しましたので何とか抜けましたが、今回のズリ捨て場路線は犬走り幅が広くて残念ながら車輪周りが抜けませんでした。とても難しいです。撮影場所はこちらです。

▲ 18:54、今日はこれで終わりと引き上げかけましたら、215-3線にも988号機牽引のズリ捨て列車が上がってきました。30分前まではバックが晴れて綺麗だったのですが、突風が吹いてきて霞んでしまいました。

▲ 19:28、夕焼けが綺麗だったので下山途中で粘ってみたのですが、来るまで持ちませんでした。運に恵まれないとこれも難しいです。

今日も長い一日でした。今夜も鍋料理で元気を付けてすぐの就寝です。明日も3時半のモーニングコールを依頼しました。  Part15  へ続く

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