▲まるで京都のどこかの停留場で、信号待ちしているような雰囲気に浸れる。
日ごろのデジ青投稿の疲れ(?)を癒やすため、昨日、久しぶりに撮影に出掛けました。同じ撮るなら、この時期しか撮れないものと思い、歩いて京都は岡崎公園に向かいました。交番の裏の公園に、「岡崎・市電コンシェルジェ」として京都市電1860号が置かれています。前にも紹介しましたが、大宮交通公園に置かれていた同号を、整備のうえ、岡崎公園に移設、訪れる市民や観光客の案内所として使われています。“この時期”というのは、夕景を撮るためです。車内は白熱灯風の照明で、灯ともし頃となると、なかなかの風情となります。18時までの営業ですので、このシーンを撮るには秋冬しかありません。
▲平安神宮の大鳥居をバックにして、夕闇に懐かしいシルエットが浮かび上がった。
▲南側の窓は、目隠しされて灯がもれることはないが、公園の照明に車両が浮かぶ。▲野外のため損傷が心配されたが、平成27年の設置以来3年経つものの、美しい姿が保たれている。市電を愛護するボランティアの方々のお蔭だ。▲ライトアップされ、人々で賑わうロームシアター京都をバックに。
ことし梅小路公園で行われたイベント「京都の交通事始め」で、いつも市電の保存・整備に尽力されている、お知り合いが、市電全廃時の花輪をイメージした「市電廃止40周年」花輪を作られた。そのあと、この岡崎公園に花輪を移して1860号に装着されたそうだ。車内の案内所の方も、“市電の廃止の時を思い出して感激した”と言っておられた。一度見たかったなぁ。
小さな発見 岡崎公園に行く途中、白川沿いの京津線開業時の旧々線跡を通ってきた。以前、2015年クローバー会の行事でもみんなで探索したが、その時は、夏で草が繁茂していて、よく分からなかった白川を渡る橋台が、草も枯れて見やすくなっていた。中央の斜めが橋台跡で、旧々線は右の白川を渡り、左上へ抜けていた。でも、あの時は、ホントに暑かった。終わって乾杯したビールの味が忘れられない。
冬の夕景らしい雰囲気がよく出ているでしょ。夕景は、デジカメの設定で、それを強調できますが、これを撮ったミラーレスには、「夕景」モードがありますから、簡単に撮ることができます。