宇都宮LRTについて

今朝の中国新聞朝刊を見て、宇都宮にLRTが建設中であることを初めて知りました。

2020-5-9 中国新聞朝刊

2015年11月に会社が設立され、宇都宮駅東口・本田技研北門間14.6Kmの複線軌道が2022年3月開業予定で建設工事が進んでいるそうです。

宇都宮LRT路線図(同社ホームページより)

延長14.6Kmのうち9.4Kmが併用区間、5.1Kmが専用軌道で、途中の2駅には追い越し可能な側線もあるそうです。所要時間44分で、快速電車の運行も可能だとか。車両は新潟トランシス製の3連接、17編成が投入されるようです。福井鉄道の「FUKURAM」F1000型とほぼ同サイズだそうです。調べてみるとJR宇都宮駅の東側エリアにはかつて鉄道は敷設されたことはなく、軌道法による路面電車が走るのは初めての地域のようです。そんな新路線に広電のノーハウが活かされるのはうれしいことです。また将来は東武鉄道への乗入れも視野に入れた計画でもあるそうです。

クルマ社会の到来で邪魔者扱いされた路面電車が、高齢者に優しい乗り物としてようやく脚光を浴びだしたのは遅きに失した感が否めませんが、各地でのLRT開業の動きに注目したいと思います。3年前に那須や水郡線沿線を訪ねた際、昼食にギョーザを食べるためだけに途中下車した宇都宮ですが、また訪ねる日が来るかどうか・・。

宇都宮LRTについて」への10件のフィードバック

  1. 西村 様
    いつも中国地方の話題楽しみに見ています。芸備線復旧してよかったです、すわこのまま廃線かと心配していましたので。
    記事の宇都宮のLRTは以前から計画がありました、宇都宮も地方都市の例に漏れず車社会で朝夕市内の渋滞がひどく特にJR宇都宮駅西側にはバスしか公共交通機関がない割に高校や大学、工業団地やホンダの研究所やテストコースがあり渋滞が激しい地域であったので10年以上前から計画が出ては立ち消えになったりしたりしながらやっとこぎ着けたように記憶しています。広電OBが噛んでいるとは知りませんでしたがもともと路面電車がなかったところにLRTが走るのは全国でも珍しいケースだと思います。適当な記憶ですのでお詳しい方に詳細は譲りたいと思います。

    • 893-2様
      コメントありがとうございます。岡山でも岡山電軌が1067mmであることもあって、吉備線の電化、乗入れが話題になったりしています。引続き、中国地方の小ネタでデジ青を盛り上げたいと思います。

  2. 芳賀・高根沢工業団地~かしの森公園前間、後ろの山は日光連山の女峰山と思われます。

    • 藤本哲男様

      この勾配の存在は存じておりましたが、改めてきつい勾配だと思いました。錯覚でしょうか。

      • ここは60‰あります。
        名称からのイメージでは、宇都宮市の路面電車のように見えますが、実態は宇都宮市と芳賀町を結ぶ地域間連絡電車で、かつての京都市電伏見線のような感じです。
        軌道法に基づき最高速度は40km/Hに制限されていますが、宇都宮の市街地を出ると、専用軌道も多く、併用区間でも道路幅が広いため50~60km/Hで走れると思います。
        昨日は、日中12分間隔のところ、30分位来なかったり、5分もしない内に来たりで、ダイヤはメチャメチャでした。
        画像は、宇都宮駅東口です。

        • 藤本哲男様

          解説を頂戴し、誠にありがとうございます。1年後にどうなっているか、楽しみですね。

          ところで、今日(8/28)はBRTひこぼしラインが開業しました。

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