新型コロナウイルス(いつまで新型?)は収まるような気配がない。あまり家の中に引っ込んでいる訳にも行かないし、だからと言って遠くに行くには気が引けるのである。それなら近くをウロウロすることに。出かける時はいつもカメラをお伴に。ただ歩くだけでは楽しくないので、写真を撮りながらとなるとちょっといい。
近いがあまり行ったことがないところがある。平群の道の駅によく行くのであるが、そこから東側に見える「椿井城」があった山のふもとは行ったことがないので歩いてみることにした。近鉄生駒線竜田川駅から歩くことに・・・
竜田川を越えて東の方へ歩くと椿井の集落に着く。
山の頂に椿井城があり、この城は石田三成の軍師といわれている島左近の居城であった城だ。そして、この集落には立派な切妻の建物がある。あとで調べてみると大和棟の民家で、よく見かける大和棟の民家は白の漆喰を妻壁に塗っている。杉板を使った妻壁はあまり見いかけない。そして、よく見るのは傾斜の緩やかな屋根の部分なのだが、急傾斜の大屋根が正面に見えるからちょっと印象が違う。
さて、平群駅への道に戻ろう。ちょうど辻に地蔵堂があった。
いつ頃からこの地蔵さんは居られるのだろうか。平群駅への道を歩いていると生駒の山並みをバックに電車が走っていく。山のふもとには住宅が・・・
さらに歩く。民家の二階にある窓に木製の、これはベランダといっていのかわからないが、古い家にはよく見かける。両端のところにはコケシの形をした飾りがある。このような飾りのあるのはどの地域であろうか。そして誰がデザインしたのだろうか。
しだいに、日が傾いてきた。駅に急ごう。平群駅は開業当初のホーム上屋が残っている。信貴電の駅として名残はこの平群駅の生駒方面ホーム上屋だけになってしまった。特徴はX型の装飾である。
電車がやって来た。さあ、帰ろう。