またまたの京都市電展 ありがとうございました (下)

今回の写真展のご来場者は、芳名録に記載が110名、洩れも相当あるので、総数約160名と言ったところ、一日当たりにすると、ほかのイベントと併催した前回より少なめでしたが、多からず、少なからずの人数で、来場者とはゆっくり話をすることができました。数人が帰ると、また次の数人と言った具合にうまく回転したこと、また初対面同士が意気投合して、延々と話を続け、一時間あまり経って“楽しかったわぁ”と笑顔で帰って行かれるのも、いつもどおりの風景でした。

人と会って、話をする、こんな当たり前のことが難しい時代です。写真・資料を前に、好きな電車の話ができる、こんなことだけでも、今回の写真展の成果と言えるでしょう。

昼と夜、二階から見た高瀬川、窓際には勘秀峰さん作成の古地図、乗車券コレクションが並ぶ。部屋は畳敷きで、机、座布団を置いて、ゆっくり、蔵書、ファイル、写真を見ていただくようにした。

 

 

 

 

須田トーク炸裂 高名なお方に対して、失礼なタイトルになりましたが、まさに“炸裂”という感じで、集まった20数人を魅了しました。4月10日午後、希望者限定で「須田寛様から京都市電の思い出をお聞きする会」を開催しました。お話は、病弱だった小さい頃の思い出から始まり、小中学校時代の市電通学の思い出、そして、「かな」系統、600形の思い出、市バス系統の変遷へと、須田さんの真骨頂へと入って行きます。また展示した写真にも観察鋭く、今まで知らなかった事実や、はたまたキャプションの間違いを指摘されたり、驚くやら、冷や汗やらの連続でした。最後は、京都駅で手に入れられた京都市バスの系統案内図を持って「この図を理解できる人は誰もいない」とバッサリ、さらに市バス、他会社の系統番号の重複を指摘され、利用しやすい京都の交通機関へ提言を続けられました。経営者目線ではなく、一利用者としての目線の話には、大いに感動しました。事実、須田さんは「迎えは一切不要」と言われ、京都駅からは、京都市バス4、17、205号系統を利用され、最寄りの河原町松原バス停まで来られたのでした。

講演の翌朝には、須田さんから直接、電話を頂戴しました。「こんな和やかな雰囲気で、京都市電の話ができて、大満足でした」と話され、「また呼んでください。いつでも行きますから」と結ばれました。   須田さんが席に付かれると関係者が次々に、N電2号の重文指定に尽力された京都市の文化財保護課の方も挨拶に。▲▲須田さん講演に先立ち、勘秀峰さんからも話をしていただいた。会場を拠点にしている地域団体の発行した冊子に、大阪、伏見、京都の三都市を結んだ交通機関、船、汽車、電車への進化の過程を執筆され、その概要と補足説明をしていただいた。講演が終わった直後、“密”どころか“過密”状態の会場だったが、参加者は、余韻に浸っていた。

呉越同舟 遠方からは、埼玉、東京、神奈川の首都圏から数名が来ていただきました。そして、一番の驚きは、現職の衆議院議員お二人が、偶然顔を合わすという、前代未聞(?)のシーンがありました。鉄道好きの国会議員と言えば、M議員が浮かびます。先般の山科人間国宝さんの写真展にもM議員がご来訪、それとニアミスするようにK議員もご来訪されました。話をすると、市電の大ファンと分かり、今回の写真展にも国会議員会館から事前予約をいただいていました。予告どおり、秘書、奥さまと三人でご来訪いただき、和やかに話をしていました。その途中、もう一人、I議員がご来訪、全くの偶然のシーンに、私より驚いたのは、お二人だったでしょう。日頃は政党も違い、テレビの国会中継では口角泡を飛ばしておられます。この時ばかりはグータッチをして呉越同舟、政争の具にすることなく、しばし市電談義にひたっておられました。一生懸命ご覧になる、お二人の国会議員(左・中)。K議員からは、市電で通学していた時代の思い出を聞かせていただき、I議員は昭和49年生まれだけに、市電の実体験はお持ちではないが、さすがに京都の街並みの変遷には詳しく、たっぷり時間を掛けて、写真を堪能していただいた。

 

 またまたの京都市電展 ありがとうございました (下)」への2件のフィードバック

  1. 総本家青信号特派員 さま、お疲れ様でした。 鉄鈍爺です。
     
    当方、残念ながら『炸裂』の場面には遭遇できませんでしたが、『呉越同舟』には参加(?)させて頂きました。
    特にI議員は市電開通前の河原町通りの狭さに興味を示された様だったので、古来からの大通り(山鉾が通る寺町=東の京極や、東洞院=大路)ではなく、小路(烏丸、河原町)を拡幅して“新しい文明の利器”を通した事を、お話しました。

    • 鉄鈍爺さま
      さっそくのコメントありがとうございます。当日は朝から来ていただき、また差し入れまで頂戴し、お気遣いに感謝いたします。お二人が顔を合わせたのには驚きましたね。熱心に見学されて、質問もしていただきました。鉄鈍爺さまには、助け船を出していただいて助かりました。そのK議員のツイッターを見ると、当日の様子が報告されていて、まさに鉄鈍爺さまが地図を前にお二人に説明されている写真がありました。

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