少し前の話となりますが、青春18きっぷを使って愛知県の気になる乗り物に乗ってきました。
東海交通事業城北線、リニモ、ガイドレールバスの3か所です。このうちガイドレールバスは鉄道の範疇に入るのかと気になったのであえて気になる鉄道ではなく、気になる乗り物とした次第です。
最初に訪れたのは東海交通事業城北線です。名古屋の隣の枇杷島から中央線の勝川に行く全長11.2kmの路線です。名古屋という大都会を走るのに愛知県唯一の非電化路線です。開業は1991年と新しく、当初は瀬戸までの計画路線でしたが、勝川以遠はその後工事は凍結されたままになっています。
↑ 枇杷島駅:名古屋方面と線路はつながっていますが直通列車はありません。地平の駅を出ると東海道線を越えて高架となります。
日中の時間帯は1時間に1本で単行のディーゼルカーが走ります。乗ったのは枇杷島発8時49分発の列車、ラッシュ時は過ぎたと言えまだこの時間帯は乗客は多いはずなのに、枇杷島で乗ったのは3人だけです。途中2,3人の乗り降りがありましたが、勝川で降りたのも3人だけでした。枇杷島から東海道本線に乗り入れず、途中名鉄犬山線、小牧線と交差しますが乗り継ぎにはいずれも10分程度かかります。大都会の真ん中にこんな路線があるのは不思議でした。
↑ 終点の勝川駅です。全線複線なのに、勝川駅は1線です。
↑ 並行する中央線の勝川駅も高架駅ですが線路はつながっておらず、勝川駅のホームから中央線までは一旦地平におりて乗り換えには10分近くかかります。どのような経緯でこんなことになったのでしょうか。
続いて乗ったのは愛知環状鉄道の八草と地下鉄藤が丘を結ぶリニモです。正確には愛知高速交通東武丘陵線で愛知万博の会場アクセスの目的を兼ねて建設されました。リニアモーターカーで藤が丘とはなみずき通り間の地下部分を除き無人で運行されています。磁気浮上式で車輪はなくレール上を走らないのですが、神戸新交通やゆりかもめのようなイメージでまだ鉄道の一種と言っても納得ができます。沿線には愛・地球博記念公園や愛知芸大などもあって、乗った10時過ぎの時間帯では8分間隔でほぼ席が埋まるくらいの乗車率でした。途中勾配がきついにもかかわらず、結構な速度で走るのが印象的でした。
↑ 八草を出ると愛知丘陵を高架で走ります。藤が丘の手前から地下に潜りますが、接続する名古屋地下鉄藤が丘駅は高架駅で、逆の感じですね。
最後に乗ったのはゆとりーとラインと呼ばれるガイドウェイバスです。JTB時刻表には名古屋地下鉄路線図に記載されていますが、時刻表、運賃表は地下鉄のページではなく、次のページに瀬戸、名古屋付近として掲載されています。はっきりバスと書いているのでまあ見るだけでいいかと思っていましたが、私の持っている「JR・私鉄乗りつぶし地図」にはガイドレール区間の大曾根-小幡緑地の間が書かれていましたので、この区間を乗ってみることにしました。名古屋市交通局とは別会社で、平面区間のみドニチエコきっぷが使えます。
↑ 砂田橋駅、ガイドレール区間は高架で屋根に覆われた立派な駅です。
↑ ガイドレール区間の終点小幡緑地駅、ここから地平におりて一般道を走ります。一般道の渋滞で運行が遅れることがあるとの注意があります。
↑ ガイド案内装置は意外と小さくガイドレール区間はハンドル操作不要とのことなので、これで方向が変えられるのか不思議でした。
大津の86様
名古屋ガイドウェイバスとリニモには乗車したことがあります。リニモには、たまたま巡回役の乗務員さんが車両前方で陣取っておられました。
そういえば、リニモの藤が丘~はなみずき通間は、地下区間のため、乗務員が必ず添乗することになっていると、どこかのサイトで見た覚えがあります。いかがでしたか。
城北線や愛知環状鉄道、名古屋市営地下鉄、もちろん名鉄と多種多様な鉄道路線が未乗なので、また乗りつぶしせねばと思った次第です。
奈良の駅名研究家様
今回あまり予備知識なく行きましたので、リニモは全線高架だと思っていました。確かにはなみずき通りで係員が乗ってきました。後でネットを見てそうだったのかと思った次第です。
今回乗って、名古屋地下鉄の一部を除き、愛知県の鉄道は完乗しました。
大津の86様
愛知県の鉄道が残り名古屋市営地下鉄のみとはすごいですね。
今回の愛知ツアーは完乗には格好の機会でしたが、都合が合わず残念です。
また機会を作りたいと思います。