新聞の報道によると以前から出ては消えていた幻の新線・なにわ筋線が橋下大阪府知事の肝いりで政府も調査に乗り出したとか。大阪市やJR,南海電鉄など思惑が入り乱れて決定までの道のりはまだ遠いようだが笑い話からはまじめな提案に変わった事はまちがいない。そこで物知りな会員諸氏に教えを請うのだが、はたしてこの線は必要なのか?効果があるのか?作るとしてこのルートでいいのか?費用対効果はどうか?など無知な私にも分かるように教えて欲しい。
素人が考える問題点
①3000億円もかかるといわれるが短縮時間は新大阪から10分ほど
②南海汐見橋とJR難波に接続するが南海難波にはつながらない。南海のメリットは?JRのメリットは?
③おおさか東線との関係は? など
なにわ筋線の効用の一つには京阪中の島線との接続にあります。それより今、深刻なのは阪和線の過密ぶりです。例え30分に1本の「はるか」であったとしても、高速列車で、しかも特別料金を頂いているわけですから、それなりの走りをしてもらわないとこまります。
ここではJRも面子を捨て、汐見橋から南海線に乗り入れ関空へ走ってほしい。南海の過密区間はなんば~玉出間で、高野線線も共用していない。汐見橋線は線形が良いから、なんとか高架線にしてJR車両乗り入れとしてほしい。東京で多社線が相互乗り入れしている姿をみるにつけ、関西も無駄な競争、セクト主義はここらでやめてほしい、このように老人はいつも思っている。昨年4月7日、あざみ野で東急、メトロと東武が、川越で東武とメトロが、JRと東京臨海が一つの駅に出入りしている姿をみて感激した。これから東上の度に乗り入れ区間を再度ひとつずつ潰していこうと思っている。
乙訓の老人様、
ご教示ありがとうございます。
この質問に対するお返事は日蓮上人やぷるぷるさんなど大阪在住の方からあるのではと思っておりましたが長老自らのお出ましには恐懼しております。
さて、なにわ筋線は素人の私にも単なる地下鉄とは違うことはわかります。つまり狭軌線のため乗り入れはJRと南海に限られます。この制限の中でどれほどの経済効果があるのかが興味のあるところです。京阪と接続すると行っても京都駅はもちろん、枚方や守口でも空港リムジンが始発するなかで爆発的な利用者があるとは思えません。
はるかの利用者の中心が京都からの乗客であると思われるのもこのためです。私も関空へ行くときは京都駅からリムジンを利用しています。往復で4000円、所要時間1時間30分、4階出発ロビー着のバスはいつも満員です。
老人のおっしゃる南海・JRの相互乗り入れが実現しても経営的にはどうかなと思っております。