2012年~2013年 極寒の中国鉄路の旅 Part6 兴隆森林鉄路(興隆森林鉄道)、綏棱森林鉄路(スイリン森林鉄道)

第6日目 12月28日

兴隆镇9:21(K7029次)→10:58綏棱

今日は、早朝にレールバスを撮った後、列車で綏棱森林鉄路へと向かいます。
01_レールバス
02_レールバス6:00、林鉄兴隆站に参りましたが、レールバスの到着はまだです。
前照灯は見えていますがこちらへ来る気配がないので行ってみますと、運材を満載した貨車が脱線を起こして、車庫からくるレールバスを通せん坊をしていました。
無理やり押してスペースを空けてポイントを切り替えて脱出しましたが、脱線は日常的なようですね。
6:33、手間取りましたが、何とか踏切前の停車位置に来て乗客を乗せます。
今日のお客はまだ少ないようです。

02_レールバス車内▲ 6:45、待たせておいたチャーター車で龙家站を目指しました。

02_チャーター車

林鉄局から3日間用意していただいたのは、ご覧の通りの立派なセダン車でした。

7:24、着いた龙家站付近は、朝日が昇りだして、極寒の地の夜明けを迎えていました。
03_夜明け02_レールバス夜明けを走る▲ 7:51、薄紫色の世界をレールバスがやってきました。そして、朝日に向かっていきました。
もうちょっと早くに来てくれればと思っていましたが、まずまずでしたね。次回はこのレールバスに乗って奥地を訪ねてみたいと思いました。
04_朝日に向かって

切符1今日は撮影後すぐに兴隆镇站からの海伦行き列車で綏棱へと向かいました。
駅間距離は98キロ、1時間28分の乗車ですが、運賃は9元(約120円)の安さです。

兴隆镇站は駅舎の反対側にも出入り口があります。町の中心部はこちらの方になりますので、多くの利用客が使っていました。

05_K702905_K7029車内▲ K7029次は、定刻に入線してきました。牽引機は、JNRと同じ特急色のDF4D3033です。無座客も満員の車内ですが、どんなに一杯でも車内販売はやってきます。朝から一仕事終えましたので、ビールで乾杯です。また、珍しく車内検札がありました。兴隆镇站では、改札を通らずに乗車する客が多いからでしょうね。

無座客の中に、以前どこかでお会いしたお嬢さんが乗っておられました。会釈するとにっこりと答えてくださいました。さて、どこでお会いしたのかなあ・・。老いると認知症がよく出るようになってきました。K井さんは、お向かいのカップルにつられたのか熟睡でした。

06_スイリン機関区06_スイリン石炭運搬▲ 綏棱到着後は、11月に来た時と同じ小型Taxiと趙さんの朋友が車がお待ちでした。4人分の荷物はとても1台には積めません。分けて乗車して綏林賓館へと向かいました。

13:13、機関区に行ってみますと、前回と違って空っぽです。
どうしようかと唸っていると、ダンプトラクターが石炭を積んでやってきました。明日の我々のツアーの用意のようです。

06_スイリン石炭運搬2午後からは、前回同様にC2型蒸気機関車を機関区前で少し動かしてもらって撮る予定をしていましたが、DLすらいないとなると、することがありません。

困ったなあと事務所で状況を聞くと、DLは運材列車牽引のために出払っている。
蒸気機関車は昨日から日本人2名がチャーターして奥地に行っているとのお答えです。
また、昨日の前にも日本人5名がチャーターしていたと申されました。蒸気機関車チャーターは大繁盛のようです。
丸谷氏と私が、復元して初めてのチャーター客でした。11月24日のことです。瞬く間に中国鉄ちゃんの知るところとなったのですね。行かれた7名の方は誰だったのでしょうか。ひよっとしたら知っている、お方なのかも・・。お会いしたかったですね。
05_スイリン客車07_とある駅▲ 客車区にも行ってみましたが、3両あった客車1両がありません。これを連結したようです。
林鉄綏棱站にも機関車はいません。どうしようかなと相談した結果は、今夜は戻るのは確実ですので、どこかで戻り列車を撮れないかなということでした。早速行ってみようと、ミニTaxiを走らせました。

07_村の若者たち08_スイリン_コーン粉ひき14:13、走ること約40分で村の
中のとある站に着きましたが、列車はまだ到着していません。
この辺りは、道路と林鉄路線が平行していませんので、これではどこで会えるかは目視で確認できません。どこかの撮影ポイントを見つけて待つのがいいのか、このまま次の駅まで走るのがいいのか迷いました。

すると趙さん、「今同行している案内人を知っています。携帯番号も分かるので連絡してみましょうか。」 と、申されます。
中国鉄路を案内できて、日本語を話せる旅行社の案内人は限られていますので、お互いによく知っておられます。

早速電話をしていただき、「今どこにおられるのか、できれば、一緒に撮らせていただきたいがご了解願えるのか、いくらかをお支払いしても良い。」 と、問い合わせをしていただきました。返ってきた返事は、「現在地と、午後3時には撮影を終わる予定で、次の撮影地の桦南に行くために哈尔滨からTaxiを呼んで踏切で待たせてある。一緒にまた遠方からでも撮るのは止めて欲しい。ただ、引き揚げた後のことは関知しない。」 と、ごもっともなお返事でした。追いかけての撮影は、遠慮することにしました。

しかし午後3時なら、ちょうど夕焼けをバックに撮れる時間です。早速、チャーター列車に同乗されている綏棱森林鉄路の広報担当者に電話をして、今の方々が降りられた後、チャーターさせてもらいたい希望を持っているが、できるかどうかを打診しました。そして、OKをいただきました。

後は待つだけです。今チャーターしている方に失礼のないように、遠く離れた場所で時間を潰しましたが、午後3時半を過ぎてもまだ終わりません。夕日は沈み、夕闇が近づく15:50にようやく引き揚げられたとの連絡が入りました。
09_DL前補機列車▲ 15:56、道路との踏切に行きますとDLが前補機になった列車が止まっていました。早速に広報担当者と、撮影料金交渉です。すると、5,000元(約67,000円)との思いもかけな高額な返事が返ってきました。
ご覧のとおり、もうまともに撮れるような時間ではありません。提示された金額は、とても出せない。丸谷氏も止めようかと申されます。同感です。止めましょうと答えて1カット撮りましたら、再交渉をされていた丸谷氏から、前回撮った写真や写真集をプレゼントしたので1,000元にしてもらったとの結果報告をお聞きしました。
まあ前回は、初チャーターして担当者との面識もあったので、何とかなったのかなと解釈しました。

10_列車▲ 16:00、交渉成立後のDL前補機を切り離しての編成です。
DATA; 50㎜、F4.5、1/60、ISO1400、-1.0段
11_発車▲ 16:10、急いで先へと走り、発車していく様子をゲットです。
DATA; 52㎜、F4.5、1/100、ISO2800、-1段

11_月をバックに発車16:17、月が出てきましたのでもう1度トライです。走行写真としてはもう限界でした。
DATA; 160㎜、F5.6、1/80、ISO6400、-1段
15_14夜月と蒸気機関車01▲ 16:19、月を真後ろに撮りたかったので、停車した場所まで雪深い雪原を走りました。
もう少し後ろから、200~300㎜望遠で撮れれば月も大きく撮れて良かったのですが、後ろからは帰り支度を急ぐDL補機が迫ってきました。もう下がれませんでしたが、おかげでDLからの絶好のスポットライトを蒸気機関車の正面にもらえました。
DATA; 112㎜、F5.3、1/80、ISO6400、-1段
16_月をバックに回送列車発車▲ 16:25、連結の終わった編成は、機関区への帰途になりました。わずか20分のショーでしたが、中々撮れない撮影チャンスには恵まれました。ラッキーでした。
DATA; 42㎜、F4、1/20、ISO2500、-1段

今夜で、丸谷氏とは別行動になります。K井さんと私は、小竹直人先生企画のツアーに合流します。丸谷さん、お世話になりましてありがとうございました。おかげで気に入った写真がたくさん撮れました。また次回、お誘いをいただけますようよろしくお願い申し上げます。

夕食は、案内していただいた趙さんの綏棱在中の朋友ご招待で10名もの大宴会になりました。久しぶりの白酒乾杯で、2次会も行けない程に、くたばりました。小竹先生一行が来られた時には、夢の中でした。

さあ、明日からは皆さん方との久方ぶりに対面です。綏棱森林鉄路の奥地がどうなっているのか楽しみです。  Part7  へ続く

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