2012年~2013年 極寒の中国鉄路の旅 Part4 兴隆森林鉄路(興隆森林鉄道)

第5日目 12月27日 2の1

01_到着今日は、昨夜着かれた丸谷氏とK井さんと3人で兴隆森林鉄路の撮影です。蒸気機関車チャーターは午後からとなっていますので、午前中はレールバス撮影です。
早朝起きで6時には林鉄兴隆駅へと向かいました。6:30にはレールバスが発車します。
6:10、車庫からレールバスが到着しました。03_レールバス_スイリン駅▲ 鉄路と街路が交差する踏切前に停車しました。ホームはありません。夜明け前の暗闇の中、待っておられた乗客の皆さんは、たくさんの荷物を持って乗り込まれました。昨日見た大きなレールバスとは違って、中型ですので、ぎっしり満員でした。
DATA;Nikon800E ズーム48㎜、F4.2、1/8、ISO6400、-0.3段 外温-30℃
04_レールバス_スイリン駅▲ 懐中電灯で照らしての撮影です。
02_レールバス_スイリン駅▲ 乗客が乗り込まれると、車内灯を消して静かに発車を待ちます。
DATA; Nikon800E、ズーム28㎜、F3.5、1/8、ISO5600、-0.3段(上2カット共)

6:21、発車を待たずに我々は出発しました。と、言いますのも、レールバスは結構速く走行するそうです。一方、道路はこのレールバスが走る路線とは平行していなく、迂回をしなければ撮影場所には行けないそうです。当然、追っかけは不可能なために、前もって撮影場所に着いていなければなりません。

今日移動のためにチャーターした車は、昨日同様の林鉄の車でした。運転手は、兴隆森林鉄路がどこを走るか熟知しておられますので頼もしい限りです。どこで撮るかは、奥地へと向かいながらのロケハンで決めました。

03_永豊村駅

兴隆镇 永豊村
▲ 我々が選んだのは、永丰村(永豊村)にある龙家站でした。7:17に到着。丁度、朝日が上がってきていました。朝日をバックに撮るのが狙いです。予測ではすぐにレールバスが来るはずでしたが、中々きません。

停留所の駅舎に行ってみますと、早朝に林鉄兴隆站に着いていなければならない運材列車が遅延していて、1つ手前の大嶺站で交換待ちをしている。来る時は連絡があるとのことで、しばらく駅舎内で待たせてもらえることになりました。

【極寒地での撮影対応について】
外はマイナス28度です。じっとしていると手や足の指の感覚がなくなってきて痺れてきます。衣服はマイナス40℃対策をしていまして寒くはありません。
しかし、同じくマイナス40℃対応のSorel製の靴なのですが、歩いていないと血が足先まで回っていかなくなるのかダメです。手の指先も耐寒の薄い手袋にスキー用の防風防水のを二重にはめていました。シャッターを押すのに、かじかんではいけませんので、ホカロンを手の甲の表裏に入れましたが、少しマシなだけです。
今回の装備は、マイナス5~10℃程度は暑いぐらいになりますが、マイナス15℃以下になると役に立ちません。南極並みの対策が必要でした。
オンドルのある部屋で、凍えた手足を温めさせていただきました。感謝、感謝です。

そして、温かい部屋に入った瞬間ににカメラのレンズは、真っ白になりました。マイナス28℃に凍ったカメラは温かい部屋に入ると、瞬く間に結露がでました。Nikon800Eは防塵防滴ですので、内部に結露は出ませんが、外に面した所は影響を受けます。
結露は、中々拭き取れず、拭く度に逆に取れにくくなります。しばらくそのままにしておいて、カメラが温まって結露が消えるまで待つ方が良いのを勉強しました。

対策として暖かい部屋に入る前にレンズキャップをしておけば、徐々に慣れてきますので結露はできません。またビニール袋に入るのも結露を防ぎます。次回は気を付けようと思いましたが、凍てつく外に長い間おりますと、暖かい部屋に入ることばかりを考えていましたので、何度も同じ失敗を繰り返していました。
最悪は、レンズの結露が乾かないうちに外へ出た場合です。今度は、結露が一瞬に凍ってしまいます。こうなると、拭くのはまず無理で、シャッターチャンスを何度も失いました。
極寒での撮影の際は、撮影ポイント、アングルやカメラの設定を決める前にやっておかねばならない事があるのを知りました。

04_永豊村駅到着

04-1_永豊村駅到着▲ 8:11、白い大地が朝日を受けて薄紅色に染まった頃にレールバスがやってきました。
降りる客などいないと思っていましたが、一人降りられました。村の人なのでしょうか。
直ぐの発車で雪煙をあげながら朝日に向かっていきました。
もう少し早く来てくれれば、朝日がもっときれいでしたが、仕方ありませんね。
05_永豊村駅06_大嶺駅▲ 待っても次の列車は、夕刻まで来ませんので帰る途中で1つ手前の大嶺站に寄ってみました。
9:13、到着しました。すると、クレーン車がやってきます。どうやら運材貨車が脱線して放置されているので、この対応のようです。

07_大嶺駅クレーン車08_大嶺駅クレーン車▲ クレーン車は、脱線した貨車に横付けすると、貨車をひっくり返して積んでいた原木を線路脇に落とします。次は、空になった貨車も同じように台車を外してから、線路脇へと片付けました。
09_馬車脱線の原因は、重い原木の積載に台枠が耐えられず亀裂が入ったためでした。積載量オーバーです。
台車は持ち帰りです。多発するに事故のために客貨車修理庫に台車がうず高く積まれていたのですね。

馬車がのんびり走る道を戻りました。

10_C2▲ 10:40、機関区に参りますと、前照灯の電球設置をやっておられました。助手さんもツララを落としたり、叩いて機関車の状態確認に余念がありません。「怎么样?、好吗?=いかがですか」と聞くと、「没問題、好!=問題ない良いですよ」との力強いお返事です。ちょっと走らせてもらいました。昼からの走行は大丈夫なようです。
10_前照灯▲ それにしても立派に保存されている前照灯です。C2型蒸気機関車が現役で元気に走っている芭石鉄道では数年前にシールドビームに取り換えられてしまって、製造時とは趣きが違ってしまいました。大きくどっしりとした前照灯は、兴隆森林鉄路の誇りでもあります。

11_昼食蒸し餃子▲ お昼は、ザルで蒸した餃子を注文しました。昨日も食べましたが、スイリン同様にこの地の餃子は絶品です。

12_C2林鉄スイリン駅▲ 12:07、C2型蒸気機関車が、8年ぶりに本線を走ってやってきました。チャーター列車の発車は、12時過ぎ林鉄兴隆駅です。公園で展示されているC2とのツーショットが撮れました。

14_C2林鉄スイリン駅15_▲ 貯木場ヤードで待機していた観光VIP客車と連結しました。一人用シートが設置されていて、定員は12人です。

乗り込みましたが、林業局からも担当者と記念列車の撮影するために系列化のTV局スタッフを同行して来られました。
林業局は、8年ぶりの復帰運転とあって、本気で力を入れられている様子です。

これから約10キロ先の长春嶺站までの往復運転が始まります。撮影記については、その2で詳しく投稿させていただきます。

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