2012年~2013年 極寒の中国鉄路の旅 Part13 中国最北端の北極村 その2

第14日目 1月5日

01_外温02_日の出7:30、中国最北端の北極村で極寒の朝を迎えました。温度計を窓の外に出して外温を測ってみましたが、マイナス28℃とそれほどではありません。深夜にはもっと下がったでしょうが、哈尔滨に着いた時の漠河は、マイナス46℃でした。大寒波に見舞われたそうですが、以降は温かくなったようです。今日と明日は、北極村で極寒の世界を堪能する予定です。朝食後、早速に村の様子を見に行くことにしました。
03_国境警備隊今日の記事にはが出てきません。1月6日と合わせて北極村紹介とさせていただきます。ご了解のうえご覧ください。

最初に訪れたのは、国境警備隊の建物でしたが、門衛はいません。北朝鮮との国境とは雲泥の差です。これを見てもロシアとの緊張感がないことが分かります。

04_国境

05_国境の家DSC_8953次にロシアとの国境であるアムール川(黒龍江)へと参りました。対岸にはロシアの村がありました。家々からは、煮炊きの煙が出ていますので住んでおられるようですが、外に出ておられる姿はありませんでした。

 

04_国境線こちらはロシア側の国境監視塔です。人気はなく飾り物のようでした。
かつて中ソ間は国境問題により文化大革命最中の1969年には武力衝突があり、以降は緊張関係が続いていましたが、1991年に中ソ国境協定が結ばれ緊張関係は和らぎました。ソ連崩壊後も政治交渉は続き2008年に、ようやく中露国境線が確立して終結しました。ロシア連邦の混乱に乗じての中国有利な結果となったと言われています。
ごく最近のことなのですが、一気に緊張関係がなくなったかのように感じました。

川の真ん中が国境線です。行ってみますと、紐で境界線が張られています。ウソのようですが、これが国境線なのです。1歩踏み込めば、密入国です。現地人民は、境界線内で氷に穴をあけて漁をしていました。

06_川面▲ 凍結した岸辺には張り詰めた氷がひび割れ、せり上った諏訪湖の「御神(おみ) 渡り」に似た光景がありました。氷の厚さは30~40㎝もあります。
08_ペンション07_雪像2▲ 新しく整地された場所には北欧風の木造の建物が建っていました。ペンションかホテルなんでしょうね。

またいたるところに雪像が造られていました。雪はふんだんにありますし、4月末にならないと溶けだしませんので、1年の半分は雪祭りなのでしょうね。下は中国になくてはならない龍です。

07_雪像1_edited-110_最北端の碑

▲ 中国最北端の碑です。この先には湿原や森林を見て回る遊歩道まで整備されていました。
09_最北端の家▲ 最北端の人民が居住する家です。右側は、お土産店になっています。
11_馬そり▲ 公園内の交通機関は馬そりです。荷台には寒さ避けのためか布団を積んでありました。
12_繁華街13_昼食▲ 北極村の繁華街に出てみました。中国の観光地には全国あちこちに行っていますが、電線や電話線が埋められていてすっきりとしています。京都もそうですが、日本ではどうしてこれができないのでしょうか。見習うべきと思います。左上は郵便局、右上は食事をした食堂兼民宿です。
麺を注文しましたら、綏棱森林鉄路四海店站食堂で出たのと同じくボールに入っていました。麺はにゅう麺ではなく、固めの普通の麺でした。温かいだけが取り柄です。
14_民宿▲ 食後、現地住民が住む居住区を見て回ることにしました。たくさんの農家が民宿を兼ねています。シーズンにはよほど多くの人民が観光にやってくるのですね。
年平均気温はマイナス5.5℃にしかならず、中国で最も寒い地域です。1月の平均気温はマイナス30.9°Cで、1969年2月13日にはマイナス52.3°Cを記録しており、これは中国国内の最低気温記録となっています。こんな極寒の地では、短い夏の観光と林業ぐらいしか産業はないのかと聞いてみましたら、32キロ離れた老溝で1888年に砂金が発見されて、ゴールドラッシュに沸いたそうです。100年たった現在でも採掘が続けられています。
8月末頃からの紅葉は、毎日光景が変わるほど素晴らしいそうです。また毎年、6月22日の夏至には24時間にわたり、夜になっても暗くならない白夜になるそうで是非、この頃にも来てもらいたいと言っておられました。

15_夕食▲ 夜は昨日とは別の食堂で食べました。材料は凍結予防のために冷蔵庫に入れてあります。飽きもせずに今夜も餃子を主体に注文しました。餃子と言っても色々と入っている具材を選べますので、お味と共に楽しみです。ここは、漠河站前食堂とは違って普通サイズでした。

DSC_9067▲ 19時過ぎからは、先生と一緒に星空撮影に初挑戦しました。但し星も動いていますので、長時間露光は禁物です。レンズはフイルムカメラ時代に愛用していた50㎜ニッコールF1.4に換えてF5.6で三脚撮影をしました。シャータースピードは、いろいろと変えてみましたが、15秒が1番良かったですね。夜空に輝く無数の星が素晴らしい夜でした。

明日は、哈尔滨に向けて夜行列車に乗ります。それまでは、北極村漠河でゆっくりです。久しぶりに鉄がなった一日でしたが、それなりに楽しめました。今夜は雲がありませんのでグンと冷えそうです。部屋でも先生が大好きな白酒を一緒にグイグイと飲みながら寒さ対策としました。

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