2013年 はにかみの国、ミャンマーSL撮影の旅 Part4 ナムツ鉱山鉄道(Namtu) 第1日目 その2

21_通学の子供たち

;▲ 通学の子供さんとお会いました。カメラを向けると凛々しい顔で答えてくれました。二人は兄弟なのでしょうね。子供らしくお菓子を食べながらの通学です。鉱山が休止してしまって斜陽の町のように思えますが、元気な子供たちはたくさんいます。子供の姿が見えて声が聞こえてくるのは、これからのこの町に再興への道が開かれていると思いました。

第3日目 3月25日 その2

00_ナムツ鉱山鉄道運行線00_標高表_ナムツ~タイガーキャンプ_1

▲ 今日のフォトランの軌跡と標高表です。Wallah渓谷に沿って急坂を上がっていきます(GPSロガー;O氏より提供)。ナムツから選鉱所のあるタイガーキャンプまでの標高差は243m。路線は1部40‰あまりあって、平均勾配は33.75‰にもなる登山鉄道でもあります。空車回送とはいえ山に向かって、喘ぎながら貨車を牽引していた様子は容易に想像できます。

蒸気機関車13号機をチャーターしてのフォトランが始まりました。610㎜のナローゲージを走行する蒸気機関車を見るのは初めてです。
01_Wallah渓谷鉄橋

マンダレー
温度8時38分▲ 7:52、ナンヨー方面からナムツ駅へは、Wallah渓谷にかかるトラス橋を渡って進入します。ミャンマーは熱帯の国ですが、海抜520mのナムツの朝は15℃と涼しく白煙が上がりました。

23_ナムツ発車DSC_2307_1▲ 8:10、いよいよ列車はナムツを出発しました。
私たちは2本の編成を組みました。先行するDC303号機+無蓋車+鉱石運搬車2両+水補給車と、後から追いかけるSL13号機+鉱石運搬車+木造有蓋車です。
先行列車の無蓋車には石炭が積まれその上に便乗する住民が乗り込みました。我々は水補給車の後部に乗って、後ろを走るSL列車の走行を撮ります。チャーター列車だからできる撮影です。
24_山間を走る1▲ 8:18、すぐにWallah渓谷に沿った勾配に入ります。続行運行の機関車前には係員が座って、上り勾配でのスリップ防止のためにレールに砂を散布します。25_水補給02
▲ 8:20、順調に進むと思っていましたが、ここで絶気して止まりました。蒸気圧が上がらず先行列車を呼びます。そして、我々が乗った車両に積んだ水をポンプで蒸気機関車に補給をします。

25_水補給0125_▲ 約20分後、給水がおわるとSL13号機を連結牽引しました。13号機はこの間に蒸気圧を上げてスタンバイをするようです。

撮影ポイントは、我々にとっては初めての場所ですので分かりません。案内人は、FarRailが撮影した場所を覚えていると申されます。まだ2日間ありますので今日はお任せしました。
26_山間を走る2

マンダレー
▲ 8:58、最初の撮影ポイントは、前方の山の中腹からのフカン撮影です。できるだけ高い地点まで登って列車を呼びました。砂巻きは二人に増えていました。撮影地点の海抜は582mです。

27_森林Sカーブ▲ 9:08、再び13号機編成を連結して急勾配を曲がりくねって上がっていきます。風景はまるで森林鉄道のようでもあります。
28_山間を走る28_山間を走る1▲ 9:21、渓谷の木々は四季のないこの地なのに新緑のように鮮やかな緑です。これで清流なら絶景なのですが、鉱山からは数100年の間、鉱水が流れ続いてていますので何とも言えない泥色です。魚は絶対に住めないでしょうね。
29_修理快調に走っていると思っていましたが、小さな鉄橋で止まって、下から何やら修理を始めました。99歳のお年寄りですから騙し騙し走らせているようです。

28_山間を走る2

▲ 10:07、何とか修理ができたのかまた走行開始ができました。

31_Lopah131_Lopah3_駅31_Lopah2_注意書き▲ 10:15、給水のためか列車交換もできるLopah駅で停車しました。海抜は662mです。
駅舎もあって中には駅員がおられました。
乗車する際の注意書きが掲示されています。
「すべての乗車客は列車に乗る時は自己責任」と、明記してあります。鉱山専用鉄道で基本的には客運扱いしない訳ですから当たり前ですね。

駅舎のドアからはにかむ笑顔が見えましたので厚かましくもお邪魔してみました。

31_Lopah5_駅のお姉さん31_Lopah4_駅舎内▲ 住んでおられるのか、駅舎内は生活感がありました。ミャンマーの人々は熱心な仏教徒が殆どです。右上をご覧ください。仏壇?が設置されています。仏教が発生したのはインドでしたが、今やヒンドゥー教徒が多くなりました。代わってミャンマーが仏教国として国民の信仰を集めています。
部屋の中は、電気がきているのかテレビやDVDデッキも置いてあります。炊事場もありますが、煮炊きはかまど等はなくマキを燃やしての簡単なものでした。そして我々のためにお茶を入れてくださいました。初めて会う旅人をもてなす心は、心の豊かさ、また信心からもきているのでしょうね。感謝、感謝です。
31_村人31_Lopah6_お姉さん231_Lopah6_お姉さん3▲ 外に出ますと何やら収穫してこられたお姉さんたちが歩いてこられました。お気づきと思いますが、ミャンマーの服装は民族衣装のロンジーです。都会では少なくなっていますが、ローカルに行くと殆どの方はまとっておられます。日本で言えば腰巻ですね。

カメラを向けるとにっこり笑顔で山で採ってきた「ぜんまい」を見せてくださいました。
近くにはスーパーや雑貨店もありません。自給自足の生活なんでしょうね。

給水作業はまだ続いています。お姉さん二人はトンカチ等を持ち出して列車の方に向かわれました。31_Lopah_保線▲ 何やら線路の保守をされておられます。ようやく分かりました。このお姉さんたちは保線区員だったのですね。女性が担当されるのは初めて見ました。
30_便乗者31_Lopah7_給水▲ 10:50、列車が止まってから約30分余りも経ちました。便乗のおばちゃま方は慣れたものなのか、ゆっくりくつろいでおられます。皆さんもロンジー姿です。

蒸気機関車への直接給水も終わったようです。再び、切り離して、DLを先行列車に進みます。発車シーンを撮ることにしました。
32_Lopah8_発車温度30度▲ 11:09、発車シーンですが期待した煙があまり見えません。それもそのはず、気温はグ~ンと上がって30℃になっていました。朝とは15℃も違ってきました。やはり山間部ですので朝夕との寒暖の差は激しいようです。
32_山間を行く

マンダレー

▲ 11:18、Lopah駅からすぐにあるS字カーブ。絶好の撮影ポイントですが、暑くなってきて煙がもう出ません。
33_13号機力行ここからタイガーキャンプまでは急勾配が連続します。13号機が再び連結されましたが、DC303号機だけの出力では足りず13号機も中間補機として力行して列車を押し上げて行きました。
そして約20分弱で最大の難所ループを迎えます。

ループからについてはPart5に続きます

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください