2013年 はにかみの国、ミャンマーSL撮影の旅 Part7 ナムツ鉱山鉄道(Namtu) 第3日目 その1

02_市場5▲ 市場には、商品を卸す元気なおばちゃまたちが来られます。頭に乗せられるのは竹で編んだ籠です。この中に商品を入れて運んでこられます。主に新鮮野菜類です。カメラを向けると、はにかみ顔で答えてくださいました。

ナムツ鉱山鉄道 第3日目 3月27日 その1

01_運搬車今日はナムツ鉱山鉄道撮影の最終日です。迎賓館で朝食後、7時にナムツ駅に着きますと変わった車がありました。小型の人力運搬車のようですがちゃんとブレーキも付いていて、重量物も積めるしっかりとした造りです。
職員の皆さんは竹を積んで押して行かれます。

01_運搬車201_運搬車3▲ 勾配区間に入るとみんなで押します。後方左はナムツの町の唯一の市場です。

02_市場4 ▲ 踏切には市場に届ける野菜やらを入れた籠を天秤棒に担いだおばちゃまも通られます。ミャンマーの女性は働き者ですね。
02_市場2▲ 市場はたいていの日常品が揃っています。もちろん食事もOKです。朝とあって米麺を食べておられました。真ん中の水がめは飲料水を入れます。ミャンマーの定番です。

02_市場1▲ 7:53、市場前のデルタ線踏切を機回しする42号機が渡って行きました。
02_市場7▲ 機回しデルタ線を折り返す42号機。左後ろは精錬工場です。山頂にそびえるのは精錬で発生した亜硫酸ガスを拡散するために設置された煙突です。下の工場から長いダクトが通っています。山に樹木がないのはこの有害ガスが原因でもあります。現在では除去装置もありますが、昔はこうするしか方法はなったのですね。鉱山が盛況だった頃には流れる有毒ガスでの公害も多くあったろうと思われます。
03_ナムツ駅2▲ 42号機の後部です。テンダーは低くなっていますので後進時も視界は良好ですね。
03_ナムツ駅▲ 7:57、昨日途中でくたばってしまった303号機も何とかエンジンがかかって走れるようになりました。42号機の安全弁も開きました。そろそろ発車準備ができたようです。
04_303号機1
【 ディーゼル機関車 303号機 】

ドイツのオーレンシュタイン・ウント・コッペル (Orenstein & Koppel OHG)社製、通称O&K社。
1979年にDC203、205、303、306等と一緒に計10両のディーゼル機関車が初めて投入されています。
05_トラス橋05_トラス橋5▲ 8:09、まずはDC303号機列車を先に行かせてからトラス橋での撮影です。
歩く生徒は一昨日に撮らせていただいた子供さんたちです。今日は学校は休みなのですが、補習授業があるそうで登校になったそうです。
頑張っていますね。

06_206_地図06_406_1
▲ 8:38、向かった撮影地はナンヨー方面に向かう途中の鉱石捨て場でした。捨て場といっても今後役立つ鉱砂で一時保管で放置してあります。
晴れていればバックにナムツの街並みが一望に見えるのですが今日は霞んでいました。
火の粉を撒き散らす42号機を走らすにはここしかなかったのです。
朝ですので煙を期待しましたが、また温度が上がって残念ながら出ません。

散歩に来ておられた親子も蒸気機関車に興味深めです。

06_3▲ 他の学校の生徒でしょうか、こちらは家族でピクニックです。
皆さんミャンマー名物のシャンバックを持っておられますが肩からではなく、頭に引っかけておられます。これが正規の使い方なのですね。勉強になりました。

07_ナムツ9:25、今日の状況ではそれほどの撮影地とは思えないので直ぐにナムツ駅に戻りました。
42号機DC303号機ともデルタ線で機回しをして、タイガーキャンプへの発車準備を進められておられます。指令所の2階から見た構内です。
08_指令所1▲ 指令所室内です。窓際の机には何やら路線図のようなものがありました。正面から見ますと、列車運行掲示板です。
08_指令所2▲ 上の扇形にはナンヨー~ナムツの駅名プレートが貼ってあります。その下はナムツ~バドウィン、左下はミル(MILL)~スメルター(SMELTER)です。
08_指令所308_指令所4▲ 上の扇形上にはナンヨー~ナムツの駅名プレートが貼ってあります。その下はナムツ~バドウィン、左下はミル(MILL)~スメルター(SMELTER)です。
3つづつの穴があけられていて、車両番号が記入されたピンを差し込むようになっています。
無線か駅からの電話連絡で、どの機関車が今どこを走行しているかを確認できるようになっています。3つの穴は続行列車もあったということなのでしょうね。原始的な列車運行表示パネルです。多分、開業時から使用されているのでしょうね。
08_指令所5▲ 机に置いてあったダイヤグラムです。一昨日のチャーター列車とレールバスのスジが記入されていました。最盛期のダイヤグラムもあろうかと思いますので、次回行った時に見せてもらいたいものです。
ここで全線の運行管理をしていたのが分かりました。

私たちが指令所であれこれと見させていただいている間にリーダーのO氏とM1さんは、鉱山鉄道の管理者と今日これからの予定について話を持たれ、驚くべき意外な回答を引き出してくださっていました。
内容につきましてはPart8で記載させていただきます。お楽しみにお待ちください。
Part8へ続く

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