“なにわ”の赤バス、消える 〈3〉

赤バスの車両

“なにわ”の赤バスは外国製である。一般の路線バスに、多数の外国製バスが在籍するのは、たいへん珍しい例だ。

2000年の赤バス運行開始時に、国内のバスメーカーでは適当な小型ノンステップバスが製造されていなかったため、外国製のバスが導入されたと言われている。

ひとつは、ボルボ関連会社で、スウェーデンのオムニノーバ社製造の「マルチライダー」。2000年の運行開始に備え20台、2002年の路線拡充時にさらに50台が導入された。

その後、オムニノーバ社が経営破綻したため、2005年の第三次路線拡充の際には、メルセデス・ベンツ・スプリンターをベースとするコミュニティバス仕様の「トランスポーター」が13台導入された。

国産バスに比べて高価な買い物だったが、故障が多く、保守する側は泣かされたという。

2012年には、2000年製赤バスが廃車となり、その代替として日野「ポンチョ」が赤バス14路線に導入される。赤バスとしては初めての国産車となった。車体の塗装は、一般路線車と同じデザインで帯のみが赤になった。

2社の外国製、1社の国産赤バスは、廃止時、酉島、住之江、長吉、鶴町、井高野の5車庫に配置されていた。

130208 (126)sy外国製の赤バス、これは、スウェーデン・オムニノーバー社製「マルチライダー」。「大正区役所前」付近130223_048syもうひとつの外国製赤バス、メルセデス・ベンツ社製「トランスポーター」。つりあがったライトが精悍な印象を与える。「淡路二丁目」付近B 130208 (30)sy赤バス廃車の代替として導入された国産車、日野自動車の「ポンチョ」。4月以降は、大阪市バスの一般車と同じ、クリーム・グリーンに塗り替えられ、旧赤バス系統などで引き続き使用されている。「鶴橋駅前」付近

B 130208 (47)sy堺筋が大阪の中心街路だった頃の名残り、もと松坂屋百貨店、現・高島屋東別館前を行くオムニノーバー製赤バスP1000756赤バスの第一次車20台は、後部ドアを設けた2扉車だったが、実際は使用されなかった。写真は2008年に廃止された中央ループの赤バス。「堺筋本町」付近B 130302_08sy阪急相川駅前にも顔を出す、ここは赤バス路線の最北端に当たる。45分ヘッドと間が空くため、阪急のダイヤに合わせて出かけたものだ。B 130208 (3)sy「大桐二丁目」を行く。この交差点で、「井高野~区役所」「東淀川南ループ」の2ルートが出会う。双方向からベンツ赤バスがやって来て、撮影効率がいい。B 130302_26sy神崎川に沿って。真横から見ると何とも愛らしい。「北江口二丁目」付近B 130302_51sy赤バスは、こんな生活道路にも入り込む。ベンツのエンブレムが夕陽に輝く。「相川駅前」付近B 130326_071sy楠の大木をバックにして、「大阪経大正門」を行く。この大学は仕事でよく行ったところで、当時が懐かしかった。 

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