第6日目 5月6日
① 广元21:14(K292次)→8:39咸阳(Taxi)→西安空港
② 西安空港12:40(CZ6470)→16:10瀋陽空港(Bus)→瀋陽駅
③ 瀋陽21:46(K7385次)→7:05通化(Taxi)→集安
今日は夜に広元から夜行列車に乗って西安へ、西安空港から飛行機で瀋陽へ、瀋陽から再び夜行列車に乗って通化へ、ここでTaxiに乗り換えて北朝鮮との国境の町、集安へと向かいます。移動距離は約2600キロ強、2日連続の車中泊での移動です。
7:10、今日も朝から3日連続で栄山駅に参りました。そして今日も雨です。
朝の駅構内は子供たちの通学路でもあります。色とりどりの傘をさしての登校です。
最終日ぐらいは好天を期待しましたが、この時期の四川はこんな天候が続きますので、余程運に恵まれないと難しいようです。しかし良い点もありました。晴天になりますと日中の温度は30℃を超えます。暑くなっては煙が見えませんが、この3日間の最低気温は何と3℃と寒いくらいになりました。十分とは言えませんが白煙ながら煙が見えました。
今日の1番列車の撮影は、駅から橋を越えた集落に行く事にしました。学校も橋を渡った所にあります。登校する子供たちにとって、橋も通学路です。
▲ 7:45、大きな木の下をプッシュプルの混合列車がきました。傘をさして竹籠を背おったおばちゃまとのツーショットを撮ろうとしていましたら列車が来る直前で建物の陰に隠れてしまわれました。いい感じだったのに残念です。路地の家々をかすめるように列車は行ってしまいました。
▲ 7:53、今日からは小竹先生と2人タッグで行動です。2人して集落に向っていましたが、先生は途中で築堤を下りられました。牛さんとツバの広がった傘帽を被って野良仕事中のおばさんを撮られていた先生のカットは素晴らしく、みすみすのチャンスを逃していました。こういった悪条件化では、やはり研ぎ澄まされたプロの目はチャンスを逃されませんね。アマチュアとの大きな差を見せつけられました。 橋では小学生たちの登校はまだ続いていました。
▲ 8:15、今日も追っかけをしましたが、刑務所前で空セキは切り離したようでカブース+客車各1両のプッシュプルでは煙は無理です。
8:42、採炭場からの折り返しは単機牽引になっていました。発車時の爆炎を狙っていたのですが直ぐに絶気となりました。しかし、爆炎を対岸から抜けて見える場所は確認できました。午後に期待です。
▲ 3日間いますと段々と運行が読めてきました。この後は山からの単機回送があって午後から刑務所前と採炭場行きの2本が運行されるようです。栄山駅で確認すると間違いありません。雨が降りしきっていますので単機回送は諦めて午後からの撮影に絞りました。
9:02、今日は追っかけての橋を渡るシーンは何とか間に合って撮れました。煙が背景に溶け込まなければもう少しいい感じになったでしょうが、これが精一杯でしたね。
▲ 15:12、雨が次第にやんできました。麦畑が綺麗に見えましたので、後追いでフカン撮影をしました。このカットの後は煙が出ましたが、残念ながら後方に煙は流れ煙幕となって列車を隠してしまいました。しょうがないですね。▲ 15:22、午後の空セキ列車の刑務所内炭鉱線の光景です。まだ採炭は続いているようでホッパー内に押し込んで石炭の積込み作業が開始されました。
▲ 続いてやってくる客車列車は採炭場前の渓谷で待ちました。わずかですが白煙を出して行きました。
▲ 17:40、出発を告げる汽笛が鳴って谷間に高く白煙を吹き上げて採炭場駅を運炭列車が発車しました。
▲ 降りしきっていた雨も止んで、切れてきた雲間から初めて太陽も出てきて期待の光景となりました。しかし走行直前でまた隠れてしまいましたが、新緑の中、中々の走行シーンでした。
▲ 17:55、急いで追っかけです。栄山鉄道の1番のハイライト、色づいた麦の段々畑を行く混合列車です。
これで監獄鉄道から観光鉄道へと大きく変貌を迎えている广元の栄山鉄道の撮影は終了です。夕食をしてから宿に戻って預けた荷物を撮ってから国鉄广元駅へと向かいました。
今回お世話になりました案内人をあらためて紹介します。广元に行かれるならトウさんが最強です。小竹先生や私の紹介と言えば喜んで案内していただけます。ご指名してください。
今回のPart6では、いいスナップ写真を掲載できませんでした。実は写真DATAを現地で整理保存している時に誤って消してしまったか、SDカードを紛失してしまったようです。誤って消したら復元ソフトで戻せるのですが、それでもありませんでした。結構気に入っていたショットがあったのですが残念です。こんな失敗は初めてでした。
Part7からは、小竹先生と行く北朝鮮沿いの鉄路をご紹介させていただきます。そこには初めて真近にみる将軍さんの国の列車がありました。ご覧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。 Part7へ続く
ぶんしゅうさん、お帰りなさい。大変な旅だったようですが、同行者に恵まれ苦しさ辛さはどこへやら、と読んでる方には感じられますが、実はそうでないことはよくわかります。将軍様の鉄道、期待しています。とりあえずゆっくり寝てください。「こうた」里会は、6/15(土)の組合総会が済んでからの土曜日17:30集合とします。貴兄の体調を考えてご意向をお聞かせください。