名古屋市電800形

本題については、湯口先輩が詳しく解説されており、更に今出川浄福寺氏が乗車記を書かれておられるので写真のみとする。ワンマン化が早かったため、ツーマン時代に乗車されたということは、昭和39~40年頃であろう。

本文に出てくる1800、1900、2000形についても判る範囲で解説するが、名古屋に住んでおられた方から補足のコメントをいただけると有難い。

800形 
昭和31年に801・802、32年に803~807、33年に808~812が新製され、港車庫に配置された。41年にワンマン改造され、44年2月20日港車庫及び担当系統廃止により全車両廃車になった。
810/(41-9-1) 築地口
41-9-1 810

1800形
昭和28年9~10月に1801~1815が、29年10月に1821~1830が新製された。局内では前車をA車、後車をB車と呼んでいた。
1815を除き吊掛式ながら、間接自動制御、セルフラップの電空併用ブレーキを持つ高性能車で「無音電車」(1815を含む)と呼ばれた。
1815は、地下鉄東山線の車両のデータを得るため、直角カルダン駆動が採用され、1801~1814とは異なるため、29年7月1900形1901に改番された。
A車は路線縮小に伴いワンマン改造されることなく46年に廃車、B車は44年にワンマン改造されたが、47年3月浄心、稲葉地車庫及び担当系統廃止により廃車された。
1807/ (43-8-29) 笹島町
A車はワンマン改造されることなく廃車された。
台車は従輪にドラムブレーキ付の住友FS60を履いていた。
1814が豊田市交通公園で保存されている。
43-8-29 1807
1823/ (41-9-1) 名古屋駅前
B車のツーマン時代で、扉は前後が通常の乗降口、中央は乗車専用であった。台車は両軸ドラムブレーキ付の住友FS61を履いていた。
41-9-1 1823
1824/ (46-5-26) 名古屋駅前
ワンマン改造後で、前扉が乗車口、中扉が降車口、後扉が締切となった。京都市電のような扉位置改造工事をすることなく、3扉を有効に活用してワンマン化された。
46-5-26 1824

1900形
1901の改良車として29年12月から30年12月に1902~1922が新製された。
間接自動制御、直角カルダン駆動の高性能車で、足回りをスカートで覆った独特のスタイルであった。
41年から43年にかけてワンマン改造され、路線廃止により徐々に廃車されていったが、1910~1915の6両は市電全廃1カ月前の49年2月16日沢上車庫廃止による担当路線廃止時まで活躍した。
 1918 /(41-9-1) ツーマン時代 名古屋駅前
41-9-1 1918

1903/(46-7-25)  ワンマン改造後 沢上町
46-7-25 1903


2000形

31年12月から33年5月に2001~2029が新製された。時期は800形と同時期である。方向幕の大型化、前後扉の1枚扉化で一層洗練されたスタイルになった。1900形同様41年から43年にかけてワンマン改造され、47年3月1日浄心車庫廃止による担当路線廃止時まで活躍した。
2009/(41-9-1)  ツーマン時代 名古屋駅前
41-9-1 2009

2009/(46-7-25)   ワンマン改造後
46-7-25 2009

2001/(43-10-21)  ワンマン改造後 名古屋駅前
43-10-26 2001

【参考】1550形
1800形と同時期に、ほぼ同一車体で直接制御の1550形が12両新製された。1800形は、在来車とシステムが異り、本格稼働までに時間を要するため、並行して新製されたものと思われる。
沢上車庫廃止時に同車庫に配置されていた1561、1562が廃車になったが、岡山電軌に譲渡され、3801、3802となって再起した。
1551~1560は全廃時まで在籍した。
1552/ (41-9-1)  ツーマン時代
42-9-1 1552
   1551/ (48-12-2) 大久手 ワンマン改造後
この車のみ方向幕拡大工事が行われたが、後日元のサイズに戻された。
48-12-2 1551
1562/ (46-7-25) 名古屋駅前 ワンマン改造後
岡山電軌3802として再起した。
46-7-25 1562
岡山電軌3802/ (49-11-23)  岡山駅前
ほぼ名古屋時代のままで使用されている。前後の扉の桟も変わっていない。
岡山3802 49-11-23なこ

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