2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part20 打狗鉄道故事館、帰国

第9日目 1月16日 その2

0716:01 站地下化が進む高雄站に到着しました。
1月11日に宿泊した京城大飯店は残念ながら満室のために同じく高雄站近くのカインドネスホテル 康橋商旅 – 後驛九如館)にチェックインしました。期待はしていませんでしたが、このホテルのフロントのお嬢さん方の対応の良い事、この上なしです。満面の笑みでお迎えしていただきました。
部屋は広くはありませんが、清潔感があって中々です。站から歩いても約5分、お奨めいたします。
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[googlemap lat=”22.622521899150172″ lng=”120.2773483774888″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”18″ type=”G_NORMAL_MAP”]打狗鐡道故事館[/googlemap]16:57 チェックイン後は、早速高雄MTRに乗車して2010年10月24日に開館した打狗(タカオ)站跡(後に高雄港駅に改称)の打狗鐡道故事館に行ってみました。


112122▲ 入館してすぐに見えたのは、1929年汽車会社製DT609号機です。この蒸気機関車は9600形と同形で、台湾ではDT580形とされ1923年~1939年に、川崎・日立・汽車会社・日本車輌・三菱で39両製造されています。現存する唯一のDT580形です。

2324▲ 展示静態保存されているもう1台は、1938年三菱重工製のCT259号機です。この蒸気機関車はC55形と同形で、台湾ではCT250形とされ川重と三菱重工で製造されました。

他にも日本製の旧型客車の展示がされていました。
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151625▲ かつての広大な貨物駅ヤードは、レールもそのままにモニュメントも設置され、ゆとりを持った都会のオアシスとして保存整備されていました。日本の貨物駅跡もこうあって欲しいと羨ましくも思えました。

10写真を撮りながら散策していましたら、女子大学生さんグループから呼び止められてのツーショットです。
どこから来たの?、何歳なの?、どうして一人なの?等々の質問を受けました。 自分ではよく分かりませんが、風袋が変わっているとかで、不思議そうに見えたそうです。若い女の子たちに囲まれて悪い気はしませんでしたが、パンダ扱い?のようでもありました。

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18:34 夕闇迫るまで撮り続けた後は、復路のMTRに乗車して高雄站近くにある六合夜市に向かいました。

31たくさんの屋台が並びますが、ここでのお奨めは海産物です。ビールを飲みながら食べ歩きました。
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第10日目 1月17日
① 高雄7:04(區間車3124次)→7:15新左營7:36(高鐡612次)→9:14桃園
② 桃園站9:20(リムジンバス)→9:44台北桃園空港
③ 台北12:30(JL816)→15:50関空16:35(ラピートβ58号)→17:13難波
④ なんば(地下鉄)→梅田/大阪(JR)→長岡京

01今回はJALマイレージ航空券を利用してきましたので延長は可能ですが、次の旅の準備もあります。
この辺で切り上げて帰国することにしました。

高雄からは7時過ぎの列車に乗れば台北空港発に十分間に合います。

9:44 台鐡→高鐡→リムジンバスと乗り継いで余裕の到着。ラウンジに入って遅い朝食です。以前は、麺類も何種類かあって良かったのですが、焼売・小籠包・肉まん・サンドイッチぐらいになっていました。それでも主食のビールは好きなだけ飲めますので、これで十分です。
0203関空までは、2時間20分のフライトです。機内でもビールを飲み続けての帰路となりました。
関空からの途中で家内に車の迎えを頼みましたら、「あら、早かったのね。当分、台湾にいるのかと思っていた。」との返事です。もう少し台湾に滞在していても良かったかなと思ってしまいました。

これで台湾紀行記を終わらせていただきます。ご覧いただきましてありがとうございました。
ご同行させていただきました皆様方、大変お世話になりまして、ありがとうございました。いつもは一人旅が多く寂しい旅になっていますが、今回はとても楽しい旅を味あえました。また、余裕を持っての撮影ができました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

続いて、遥かなる東欧の旅」を掲載開始させていただきます。こちららご覧ください。
戦乱の癒えた町「サラエボ」からチャーターバスに乗っての現役SLが活躍する地を訪ねます。
また、ご覧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part20 打狗鉄道故事館、帰国」への7件のフィードバック

  1. クモハ73106東ウラです。台湾お疲れさまでした。まだまだ、撮影していない良い場所がたくさんありますね。坊山の別アングル、龍港の俯瞰、虎尾の追っかけetc。次回は、ぜひとも徒歩では行くのが困難な場所へレンタカーで。市街地以外の運転はお任せください。言葉はよろしくお願いいたします。台東、知本電化で藍色普快がなくならないことを祈っております。

  2. それにしてもぶん旅さん、ようもてますな。高雄港の新旧記録、私のデジ青33125「台湾一周駆け足旅行(2)」2013.4.23投稿も参考に見てくだされ。

  3. クモハ73106東ウラ様、準特急様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
    只今、東欧横断の一人旅の真最中です。先ほどボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボから国境越えの約10時間の乗り鉄旅を楽しんで、クロアチアのザグレブに無事到着しました。現地時間、21:25です。明日はトラムを撮ってから再び列車で、セルビアのベオグラードへと向かいます。切符も何とか買えました。
    台湾では、皆様方の後を付いていくだけで、大変にお世話になりましてありがとうございました。また一段と台湾が好きになりました。
    クモハ73106東ウラ様が運転していただけるなら是非に、またご同行をお願いしたいと思っております。日程が決まりましたらご連絡ください。台湾ではまだまだ撮ってみたい所があります。
    準特急様、もてるというよりも異星人か、異性動物に思われているようです。サラエボの現役蒸気機関車撮影ツアーでも重ねて、同行の皆さんが唖然とされることが起こりました。このエピソードはまた紀行記でご紹介させていただきます。
    まずは、無事に最後の目的地のイスタンプールまでたどり着けるかどうかです。明日も不安ドキドキが続きます。

  4. ぶんしゅう様

    今はまた、えらく遠いところに居はるんですね。
    きっと寒いことと思いますが、お体お大事になさってくださいね。
    さて、台湾を満喫させていただきありがとうございした。
    客車の旅いいですね。でももう少ししたらなくなってしまうんですね。残念!
    台湾の便當とビールはぴったりでしょうが、それに飽きたら本当は寿司弁や
    おにぎりなどを味わいながらの旅もいいでしょうね。
    ご案内の「釈迦頭」是非食べてみたいものです。
    すばらしい写真、それを撮るためのご苦労の数々、頭が下がります。
    帰国されたら、お話を聞かせてください。旧ユーゴスラビアも美しい方々が
    大勢居られるんでしょう。無理をなさらず「良い旅」をお続けください。

    • マルーン様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
      只今、セルビアのベオグラードにおります。今夜の夜行寝台の切符がとれてほっとしています。明日の朝、ソフィア着予定です。ここでもイスタンプール行きの夜行寝台列車の切符確保が必要です。大丈夫なのかはサッパリ分かりません。
      無事に帰国できましたら、土産話をお聞かせできればと思っております。よろしくお願いします。

  5. デカンショまつり号です。
    話題の釈迦頭ですが、一昨年、ブキウギサン、新所沢都民さんと訪台した折、食べてみました。バニラのような味がしてなかなかおいしかったです。
    日本に輸入しても売れると思いました。
    それよりも、檳榔(ビンロウ)はいかがでしょうか?
    これこそ、摩訶不思議なもので、一種の麻薬ではないかと思います。
    食すると火照ってきて、何とも言えないものです。
    ということで、鉄とは、まったく関わりない話ですが、台湾好きとして、話題に加わらせていただきました。
    蛇足ながら、すでに7月の3連休、11月の3連休台湾行きを予約済みです。

    • さすが台湾通だけあっていろいろとご存知なのですね。檳榔は、今回あまり見かけませんでした。規制でもできたんでしょうか?
      ミャンマーでは、どこでもあちこちで檳榔売りがいました。
      私は愛煙家で何度も止めるように努めましたが、意志薄弱で途中で復活してしまっています。癖になると止める事が出来ない性格ですので、檳榔は興味があっても手を出さないようにしています。
      でも老い先短く、もう20年も生きてはいけないでしょうから、一度味会ってみても良いですね。次回の訪台時に挑戦してみます。

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