▲ 6:33 朝日を浴びて目覚めようとしている99-7243号機。また会いにきますと約束してハルツ狭軌鉄道と別れました。
今日はローカル列車の乗継で蒸気機関車がトラムのように街中を走るモリー鉄道へと向かいます。
第11日目 6月4日 その1
① ヴェルニゲローデ 7:38(HEX80223)→8:44マクデブルク Magdeburg
② マクデブルク Magdeburg 9:08(RB17812)→10:37 ヴィッテンベルク Wittenberge
③ ヴィッテンベルク Wittenberge10:50(RE83959)→12:21 ヴィスマール Wismar
④ ヴィスマール Wismar12:42(RE13123)→13:29 バート・ドベラーン Bad Doberan
7:38 ヴェルニゲローデからは、HEX(HarzElbeExpress)のVT800系気動車に乗ってマクデブルク Magdeburgへと向かいます。
窓の大きな車両で明るく快適です。
トイレ、自動切符販売機や自転車置き場スペースも確保されていました。
▲ 8:43 約1時間強の乗車でマクデブルクに到着。乗換時間が約25分ありますので駅前に出てみました。コンコースは天井が高く広々としています。駅舎もドイツらしく石造りで重厚感あるガッチリとした建築です。
▲ 駅前はトラム電停になっていて、石畳の路線に低床式のNGT8D形が走っています。以前はタトラが走行していたそうですが、見ている間に旧型車が現れる事はありませんでした。
9:08
ヴィッテンベルク WittenbergeまではDB列車で向かいます。入線してきたのは425系電車です。
▲ 連接車でスッキリとした車内です。窓は一般的なサイズですが、お見合い席にはテーブルが設置されて長距離旅客にも対応しています。トイレは車椅子乗客にも対応した広いスペースが確保されていました。
10:50 ヴィッテンベルクからヴィスマール Wismarまでは全車2階建て電車ET445系に乗車しました。4両編成で2012年から投入されたばかりで、2’Bo ‘+2’2′ +2’2’ + Bo’2’の軸配置、全長105.22m、車体幅2,800㎜、高さ4,630㎜、最高速度160km/hとなっています。
▲ 2等車は、1階席2階席とも2+2の座席配置。1等車は2階席のみで1+2の座席配置です。
自転車置き場も十分なスペースが確保されています。勿論、2階席に座っての極上の車窓を堪能しました。日本でも別途料金不要なこんな電車に乗ってみたいものです。
車両とホームとの空いた間には、乗降用渡りステップが出てきて車椅子にも支障がないようになっています。
▲ ホームからホームへの乗換通路は全ての利用者に楽な渡り廊下になっています。日本のローカル駅の多くは安全性重視から歩道橋になっている所が多いのですが、これでは車椅子や高齢者、足が不自由な利用者が利用する事が出来ません。かといって全ての駅でエレベーターを設置するのは費用面から困難な問題となっています。
高速で通過する列車が走らない路線の駅では、こういった渡り廊下でホームでの乗換を検討しても良いとは思いますがどうでしょうか。道路では反対側のバス停に行くには横断しなければなりません。線路を道路と考えればと思ったりします。
▲ しかし、こちらのホームはドアからの乗降用渡りステップとホームには段差があって車椅子では自力乗降りが不可能です。ホームの嵩上げは実施されていません。折角褒めたのにこれはどうしてでしょうか。
▲ 12:42 4列車の乗継でヴィスマールからモリー鉄道との接続駅バート・ドベラーン Bad Doberanに向かう最後の列車は、642系連接気動車です。
▲ 2両連接車の車内ですが、コンパクトにまとめられて、こちらも乗り心地は快適でした。
▲ 13:31 バート・ドベラーンに到着しました。ホームは共用されていて反対側にはモリー鉄道の列車が接続待ちをしていました。
▲ 13:46 徒歩10分、大津の86さんが選んで予約していただたのはモリー鉄道が走る道路に面した”Hotel Doberaner Hof”です。部屋は3部屋あってバス付です。これで99€(朝食付き、約14,000円)は納得でした。
次の列車は約30分後、今度は正向きです。早速カメラを抱えて外に出ました。
Part21へ続く