ライン川周辺の鉄道めぐり(その2)

ライン川周辺のトラムめぐりと題して投稿始めましたが、その1はモノレールの話題、今回以降もトラムとUバーンの話で、題をライン川周辺の鉄道めぐりに変えさせていただきました。

ブッパータルからドルトムントまではDBの快速列車で約40分、雨の降る中到着しました。ドイツのトラムとUバーンにはいろんなパターンがあります。ここドルトムントでは8系統の路線があり、系統図ではすべてStadt Bahnと呼ばれていますが、このうちU41,42,45,46,47,49系統は中心部が地下路線で、中心部を離れると地上に上がり、高床式のホームを持ついわゆる地下鉄です。untitled

「ドルトムントStadt Bahn系統図」(VRR HPより転載)

これに対し、系統図で左右に走っているU43,44系統は以前路面を走っていた403,404系統のトラムが地下化に伴い、U43,44となったものです。中心部以外ではそのまま以前の路線を踏襲しているため路面を走り低床のホームとなっています。地下鉄式は55km、トラム式は19.5kmの路線延長で各々独立していて相互乗り入れはありません。ドルトムントには2時間ほどの滞在でしたので、地下鉄式にのみ乗車し、地上に出たところで写真を撮りました。

ドルトムント中央駅のUバーン

ドルトムント中央駅のUバーン

Hafen付近で地上を走るUバーン

Hafen付近で地上を走るUバーン

その他ドルトムントにはHバーンと言う懸垂式のモノレールがあって、どうも自動運転らしいのですが、帰国後、系統図を見て始めて知り、残念ながら実物は見られませんでした。

次に行ったのはエッセン、ドルトムントからは快速で20分あまり、こちらはUバーンラインとトラムラインが系統図でも区別されていてUバーンは標準軌でU11,17,18の3系統があります。Essen路線図-1

「エッセンUバーン、トラム、バス系統図」(EVAG HPより転載)

他の都市と同じ様に中心部を外れると地上に出ますが、ドルトムントに較べると地下部分は長くなっており、Uバーンは総延長21.5kmになります。これに対してトラムは1000mmゲージで7系統、頭にUのない100番台の系統番号がついており、中心部は地下で、総延長52.2kmになります。中央駅にはこの両方が乗り入れ、中央駅に2面ある島式ホームは半分が高いUバーン用、半分が低いトラム用となっています。IMG_8449k

「Uバーン用のホーム、右側はトラム用のホームで一段低くなっている。更に右奥はUバーン用のホームで柱の影にトラム用のホームからUバーン用のホームに行くための階段が見える」

IMG_8447k

「トラム用ホームに入ってきたトラム。その右手にあるUバーン用ホームにいる人が一段高いのがわかる。」

さらに面白いのは中央駅と3つ目のマーティン通りの間は3線軌道になっていてUバーンとトラムが互いに乗り入れを行なっています。Essenk

「中央駅付近の配線図、黒がUバーン用標準軌、赤がトラム用メーターゲージで、下に延びているグレーの線が3線軌道」(Gleisplanwebより一部転載)

系統図を見ていただければこの間U11とトラムの101,107系統が走っているのがわかります。この間の3つの駅は高いホームで、この区間を走るトラムの車両は両方のホームに対応できるようになっています。IMG_8457kIMG_8460k

「Herzog str.付近を走る107系統。ドア付近のステップが2段になっていて高低両方のホームに対応できる。」

エッセンはこの地方の中心都市であることもあり、このUバーンとトラムは隣接するミュルハイムにも繋がっていて、ミュルハイム中央駅付近は地下に入り、ここにも3線区間があるそうです。エッセンでも2時間あまり滞在して次のデュイスブルグに向かいました。

2 thoughts on “ライン川周辺の鉄道めぐり(その2)

  1. 大津の86様
    ヨーロッパでは大きな駅に列車が近づくと車窓に路面電車が現れることが多く、下車して片っ端から撮りまくり、次の目的地に移動したことがあります。もう10年以上前になりますが、ボン(旧西ドイツの首都)で車窓から路面電車らしきものを見たので列車を降りたことがあります。駅前に出てみると線路がなく途方にくれました。しかし、駅の案内表示にもトラムの絵があり、駅付近は地下になっていることが分かったので、一般市民の方にトラムの写真を撮りたいが地上に顔を出す場所はどこかと訊いて行ってみたことがあります。路面電車であったのかUバーンであったのかよく分かりませんがとにかく撮影だけはして来ました。大聖堂で有名なライン河畔のケルンも駅前でなくはるか彼方の鉄橋を走る姿を見てそこまで撮りに行ったことがあります。スイス、オーストリア、東欧諸国では駅前トラムの地下化は見たことがなく、ドイツ、それも旧西ドイツ側に多いのかもしれません。いつも事前に勉強して現地に行くのではなく、気まぐれ旅行であり、何分古い話ですので路面電車の復活や地下化はもっと進行しているのかもしれません。

    • 準特急様
      コメントありがとうございます。今回私もボンにも途中下車しました。ここは駅前広場のようなものがなく、駅の本屋すぐ前に線路があって、トラムの写真を撮った後、駅構内に戻ったところで財布をすられたことに気がつきました。その後、警察に行って盗難届けを出したりで時間をとられ、地下を走る路線があったのですがそれがUバーンなのか、トラムの地下乗り入れなのか残念ながら確認できませんでした。準特急様の仰るように、トラムの地下化はドイツに特徴的なようです。また、投稿に書きましたドロトムントの旧トラム403,404系統の地下化は2008年だそうですので、準特急様が行かれた10年以上前から以降いろんな変化もあったことと思います。

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