あと数日 赤いラピート 

トップページで893-2さんからも報告されているが、南海電鉄の特急「ラピート」一編成がsy140624_064「赤い彗星の再来 特急ラピート ネオ・ジオンバージョン」で営業運転に就いてから2ヵ月、その人気まったく衰えずで、連日、難波駅などは大賑わいのようだ。

この仕様は、関西空港線開業・ラピート運転20周年を記念して、人気のアニメ「機動戦士ガンダム」のシリーズ作品「虹の彼方に」とタイアップして、50002F編成を赤一色に塗り替えたもの。4月26日(土)から期間限定で、難波~関西空港を一日数復、南海本線・空港線で営業運転している。6月30日(月)の終了予定まで、数日となった。終盤になってから、いくつかのイベントも行なわれた。

syosy140622_018南海本線を走破して和歌山市へ みさき公園~孝子 6月22日には、普段は走らない南海本線泉佐野以南にも入線し、和歌山市へ向かう、一往復の特別列車が運転された。和歌山市へ営業運転のラピートが乗入れるのは13年ぶりだそうな。

南海本線南部を走るとなると、狙い目は箱作~淡輪の海岸沿いとなろうが、当日の天候もにらんで、近接撮影に切り替え、写友とともに山間区間で狙うことにした。通常は、人家の多い区間での運転だから、グリーン一色バックの赤いラピートもなかなかオツなものだ。付近はそこそこの人出、地元出身の方も来られていたが、間違いなく孝子駅開業以来のカメラとのことだ。和歌山市から戻りの上りは、紀ノ川鉄橋へ行くことも考えたが、結局、無難なこの地点で撮ることにした。幸い、天気も回復して来た。雑談しながら5時間待ち続けた。

しか~し、結果は最悪だった。なんと、下り列車としっかり被ってしまった。南海本線のなかではいちばん閑散区間で、事実、5時間待ちの間に、ただの一度も上下の被りは無かったのに…。臨時列車ゆえのスジの災難を悔やんだものだ。

sysy140624_003「こうや」などと4本並び 南海本線、高野線の4線区間で、赤いラピートも含めて4本並びを撮ってみたい…。前記の孝子駅で知り合った方から4本並びの写真を見せてもらい、調べたところ、一日に一回だけそのチャンスがあるらしいことが分かった。しかし、赤いラピートの運用は毎日変わるため、その時間帯の運用はさらに限定される。たまたま当日は、信号待ちの徐行運転もあって、なんとか4本並びが実現した。この赤いラピートを含めた4本並びの可能性があるのは、あと2日だけである。sysy140624_054青・赤、並ぶ 人気絶頂の赤いラピートも、契約の関係で、今月末を持って終了する。しかし、このような期間限定運転のほうが、重い腰を上げるのには、たいへん効き目がある。ホント、人間は“期間限定”に弱い。

側面はラッピング、先頭、屋根は塗装という合わせ技で、ドア部分のみは濃い赤で区別している。ネオ・ジオンのロゴ、ラピート20周年のシンボルマーク、前面の細かい表記の処理、ライト部の黒塗装など、細かいところのデザイン処理も見どころだ。

 

 あと数日 赤いラピート 」への2件のフィードバック

  1. 赤鉄仮面は終に見ることができず残念! 驚いたのは4本並び、これは某誌「南海特集」掲載必須写真と思います。昔、京阪電車で4本ならびを見たような気がしますが、これまで併走を何度か試みて3本まで入ったのですが、これほど見事なのはなかなか見れないですね。

  2. 準特急さまに誉められると、たいへん嬉しくなります。京阪の4本並びもなかなか難しいですが、南海の場合は、本線、高野線の複線のため、ラッシュ時の列車密度は京阪より高く、確率も上がります。さらに終端の難波まで4線のため、上りは信号待ちの停車や徐行が多くなり、さらにチャンスは拡大します。
    実は、昨日も懲りずに、同じ時刻、同じ場所で構えていました。なんと、バッチリ4つの顔が並びました。「ラピート」「こうや」は同時発なのですが、通常は、この写真のように「ラピート」が一歩先んじているのですが、昨日は、全くの並走で、しかかも上り2本も並走しての徐行でした。

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