初秋の三江線、ちょこっと撮る

DSC_7955_102▲ 9:19 撮影地:三次~尾関山 Google座標; 34.805342, 132.846991
中国地方最大の河川「江の川」の支流、馬洗川に架かる鉄橋を渡って三次市内に入って行くキハ120-317428D(江津⇒三次)。
横で見ていた家内は、「あれまぁ、ちょっとしか乗っていない。私たちが高校時代はどの列車も満員だったのに。」と、呆れながら笑っています。そりゃそうでしょう。約45年前の鉄道は、陸路交通の主役で本線、支線とも立席客も出る満員は当たり前だったのですから。

この三江線は昨年2013年8月の記録的豪雨により井原川橋梁の橋脚倒壊や線路斜面の崩壊等で全線が運休。一時はこのまま廃線と思われましたが、公的資金の投入で復旧工事が続き、今年7月19日には全線の運転を再開しました。
今日は、広島県三次市の山里にある家内の実家の墓参りに同行する事になりました。そして折角行くのだからと、全線復旧なった三江線を撮りにちょこっとですが参りました。

2014年9月28日

昨夜着いた七塚原SAで宿営、目覚めた朝はこの地名物の霧が立ち込めて一面真っ白なホワイトアウトの世界です。三江線に走る1番列車を撮ろうと意気込んでいたのですがこれでは動けません。仕方なく売店で買い求めたサンドイッチとコーヒーを飲みながら霧が晴れるのを待ちました。

DSC_7945_101▲ 冒頭のDCが川面に車体を映しながら、ゆっくりと鉄橋を渡ってきました。霧が晴れた空には秋の青空も広がっていきました。

折返し列車には少し時間がありますので尾関山駅に立ち寄りです。
DSC_7963_105▲ 9:28 尾関山駅はこれが無人駅前のメインストリートかと疑うほど広い通りの突き当りにありました。

DSC_7960_103▲ 三江南線(三次 – 式敷)に開業時に設置された駅で、狭いながらもかつては切符売場もありましたが、1985年に無人化されています。発着本数は1日わずか上下各5本、三次行は約7時間も空白があります。改札口を入るとホームへの渡り廊下があります。かつてはレールが敷設されていたようです。

DSC_7966_108▲ 島式ホームですが現在は1線のみの使用です。
この駅近くの尾関山公園は桜の名所で、家族でよく利用したと家内は申します。花見客用に区間臨時列車でも出ていたのでしょうね。

DSC_7969_109▲ 待合室に掲示してあった三江線の時刻表です。江津~三次直通列車は下り三次行き)は朝と夕に2本あるのに上り(江津行き)は1本のみです。米子勤務時代に青春18きっぷで2回乗車しましたが、ダイヤを組むのに苦労しました。

DSC_7985_111▲ 10:02 撮影地:尾関山~三次、Google座標; 34.813385, 132.836218
三次で折り返しの424D(三次⇒石見川本)。車両は先ほどと同じキハ120-317です。
撮影後はこのDCの追っかけです。三江線三次~口羽(旧三江南線) 28キロは、最高運転速度65km/hに抑えられ、1部区間は25km/h制限もありますのでキャッチ可能です。
DSC_7996_112▲ 撮影地:式敷~香淀 Google座標; 34.816543, 132.707297
三江線は江の川に沿って走り、6回橋梁を渡ります。次の撮影地はタブレットでGoogle地図を見ながらここに決めましたが、対岸を走る道路はまだ途中が整備中で離合困難な箇所もあります。途中で車が1台、カーブを曲がりきれずか、ずり落ちていました。中々列車に追い付けずギリギリセーフでたどり着けました。もう少し先までと思いましたが、家内の運転ではちょっと無理がある悪路です。ここで諦めて引き返しました。

家内の実家のあった三次には今まで年に数回、向こうの両親が生前の間に何年も行きましたので数10回は訪れていました。それだけ撮影する機会はありましたがその間は鉄ちゃんを止めていたので撮った写真はありません。今考えれば惜しい事をしましたが仕方ありません。
季節ごとに姿を変えていく車窓が綺麗な三江線です。これからは行く度に撮影に励もうと思っております。また紹介をさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください