2014年4月関三平先生のイラストで紹介された日本初の4扉車 鶴見臨港鉄道モハ220型とクハ260形は電装品が間に合わずサハとして使用され昭和18年国鉄に買収されたのち両形式ともクハとなりましたがモハにはなれなかったようで、イラストではクハ260形262とモハ220形の2連で描かれていますが、実際には実現しなかったようです。
今回の模型はモハ221とクハ262の2連で制作したものです。国鉄に買収されずに戦後鶴見臨港鉄道で電装され、その後地方の小私鉄に払い下げられたという想定です。
青森模型という小さなメーカーのキットを組み立てたものです。
↓ クハ262とモハ221
次は キハ40000改造のクハ41です。
国鉄時代のキハ40000が地方の小私鉄に払い下げられ、電車化されたという想定です。
モデルワークスのペーパーキットで久しぶりにペーパー車を作りました。
左はED40アブト改造の伊豆箱根鉄道ED11です。
珊瑚模型店のキットを組み立てたものです。
↓ ED11 クハ41
力作の数々を見せていただきました。沢村君健在なれば一番にご披露なさったことだと思います。外部塗色はなにかモデルありですか?老人のかすかな記憶では富山地方鉄道が40年前ごろにこんな色だったように思います。いやDCだと言われてもそうかいな、となりますが、準特急氏に永遠の電車少年と言われておりますので、何でも電車にこじつける癖があります。
乙訓の老人様
コメントありがとうございます。外部塗色は「地方の小私鉄のかわいらしさのある色」をめざしたもので、津軽鉄道、日立電鉄あたりが似た色かと思います。富山地方鉄道の旧塗色は思い浮かびませんでしたが 1980年ごろの写真に同じような色が見つかりました。
クリーム色とオレンジ色ですが 津軽は濃いベージュとオレンジ色 日立と富山は明るいクリーム色とオレンジ色、オレンジ色は同じような色でしょうか。
塗り分けは前面は金太郎風 上下の塗り分け 貫通扉クリーム色のバリエーションがありますし 幕板をクリーム色のままあるいはオレンジ塗装と 同じ2色でも印象がそれぞれ違ってきます。
今回の塗色は西武の旧標準色のベージュと国鉄101系のオレンジを使っています。雨どいにオレンジを入れることで全体を引き締めています。
澤村さんに見てもらいたかったですね。たぶん彼も好きな分野かと思います。また機会を見てお墓参りに行こうと思っています。
鶴見臨港鉄道の4扉車は、予定通り電装されていれば、戦後富山港線で使用され、その後富山地鉄に譲渡され、写真のようなスタイルで活躍していたかも知れないと思いました。
それにしても、このようなレアな車両でも根強いファンの存在がキットの販売に繋がっていると思います。
2番目の画像のキハ40000形改造のクハは、実物の世界では存在しませんでしたが、ローカル私鉄には手頃な大きさではなかったかと思います。
因みにキハ41000形は、北陸鉄道、新潟交通、蒲原鉄道でクハになっています。
伊豆箱根鉄道ED11は、その後岳南鉄道に譲渡されED311に改番され、パンタが2個になり安定したスタイルになりました。
手前の電車は、山梨交通の色をしていますが、モデルは旭川電気軌道モハ100形でしょうか?後ろに連結されている車両は、扉の前に小窓がありますが、モデルは一寸判りません。
一番後ろは、西武カラーのクハ55、クモハ41、クモハ40ですが、西武所沢工場で整備されて、地方私鉄に譲渡されたという想定でしょうか?
「伊豆箱はグロベンとちごてガラベンでっせ」とツッコミを入れるのは野暮ですね。
一番下の画像に津軽鉄道のオハ46が見えます。これが大きなヒントで、全体のテーマは「電化された津軽鉄道」、時代は昭和45年頃と見ましたが如何でしょうか。
藤本様
車両解説ありがとうございます。
旭川電気軌道モハ100形風の車両は1982年カツミ模型店発売の東急3000系バリエーションキットを使用したもので窓配置 d1D4D4D1d を D10D で製作したもの、アルミサッシを生かしたく艶を抑えたパノラマカーの赤としています。
後ろの小型車はカワイモデルの二軸路面電車をボギーの制御車にしたものです。
(2連でその昔「とれいん」に掲載されています)
西武カラーの3両はカトーのプラ完成品の塗色のみ変更したものです。ガラベンが似合うかもしれませんね。西武63の続き番号になっています。
冬になりましたのでオハ46にストーブを入れ煙突を付けなければいけません。除雪車も整備しなければと現場から催促が来ています。