昨年9月以降4回にわたってJFEスチール福山製鉄所の専用線についてレポートしました。本日は水島臨海鉄道訪問のついでに立ち寄りましたので変わり映えしませんが、ご覧下さい。撮影場所が非常に限られたこの専用線ですが 今回は工場の出口で待ち受けることにしました。昨年10月3日 63884で山の上から見下ろした様子をご紹介しましたが、今回は同じ場所の線路ぎわです。
工場出口前に着いた時点では門が閉まっていました。この専用線は不定期運行ですから、今日走るかどうかわかりません。ヤードの奥の方にディーゼル機関車が停まっているのが見えます。ときどきエンジンの排気が立ちのぼるので どうやら今日は走るようです。すると7:55に静かに扉が開きました。遠隔操作で開閉させるようです。線路の上にある2灯の信号が赤から青に変りました。門の開閉状態を示す信号のようです。
8:00に2人が乗り込み、ヘッドライトが点灯し 8:02にゆっくりと発車しました。8両ぐらいのチキを従えています。
今日はDD403です。ゆっくりと通過してゆきます。
昨年秋に4回訪ねたときには線路は雑草に埋もれていて 廃線跡のような状態でしたが 今日は全線にわたってきれいに草刈りがされていて驚きました。列車が通過したあと すぐに門は閉められました。東福山で入換えして戻ってくるまで約30分待つことにします。空車のチキを牽いてくるか、単機で戻って来るのかはわかりません。8:28になると またしずしずと門が開きました。場内信号機も赤から黄色に変わっています。そろそろ戻ってくるようです。
朝早く家を出ないと撮れないのが難点ですが、今回も空振りに終わらずしっかりと元気な姿を記録できました。JR各社も私鉄各社もレールの更新需要は続くでしょうから この専用線も安泰でしょう。ただDD401が昭和41年生まれの50歳、DD403が昭和45年生まれの46歳とそれなりのお歳ですから、世代交代の時期かもしれません。次回は東福山側のトンネルの上から狙ってみようかと思っています。なお本日の本命の水島臨海鉄道は稿を改めてレポートします。