ここにもサヨナラがありましたヨ(2代目スカイライナー)

KAWANAKAです。

北海道新幹線開業を控え、あちこちでサヨナラ特集が組まれ、我がデジ青にも写真や記事が紹介されております。関東におればデジ青の興味の対象になり難いのでしょうが、拙宅の近所ではそれなりに、サヨナラが近づいてくるたびに少しづつ関心がもたれてきたようです。サヨナラがあるのは、あまりにも流行らんで回送状態で走る特急に成り下がってきたためですが、わずか車齢20年余り、跡形もなくなってしまうことに、我が近隣の住民はそれなりに嘆き悲しんだ?のでありました。列車の名は京成電鉄AE100、俗名2代目スカイライナー(晩年はシティーライナー)であります。

実際に定期運行が廃止になったのは昨年11月末(だったかな)、ラストランは2月の末に行われました。その歴史を語るのは、色々な資料に出ているのでしませんが1990年の6月に運行を開始して以来20年間、晩年の2010年からは3代目スカイライナーの登場により、船橋廻りのシティーライナーとして細々生き残っておりました。最後は成田止まりになって、やけくそで船橋停車にしてもまあ乗る人は殆どいないだろうと思ったとおりの状態になりました。売るに売るところもない、かつての初代のようにパーツを流用することも、それほど困窮していないのでスクラップになってしまうのでしょう。JRのNEXと比べれば、都落ちして化粧直しして特急として活躍しているのに比べると20年の生涯、可哀想でなりませんね。

小生はスカイライナーとして利用したことはなく、通勤のモーニング/イブニングライナーとして1代目の最後くらいからそこそこ利用しました。シートは狭いのですがピッチはこれでもかというほどあって、いつも空いているのでそれは楽でした。快適とは言っていないのは、のこのこ走ることが多くスピード感あふれる走りが余りなかったからです。(訂正、1回だけ空港からスカイライナーに乗ったことがありました。外国の友人が訪日したときにアテンドしたことがありました。新幹線であれば感激したかも知れませんが、ニッポンの電車は高速と思ってきていたらガッカリと思ったでしょうなあ。)

横道に逸れましたが、ここでは晩年ではありますが、AE100の在りし日をいくつかスナップ的に掲出します。通勤の片手間やその間に撮ってのことなので、お笑い写真ですけどね。

晩年のシティライナーの写真ですが、まず高砂で姿を見ることができます。このときは偶々4本の線が全部埋まりました。自慢のレトラクタブル(そういえばこのころ、走行抵抗が増えるだけなのに嬉しそうに装備するクルマがようけありましたね。ハヤリか)のライトは惜しんでいてまだ点灯していません。高砂

上野で客を拾ったライナーは元来た道を戻ります。しかし男前でないねえ。日暮里を出た

江戸川を渡り、有名?な菖蒲を愛でてひたすら走り、やがて拙宅のある佐倉の風車をかすめ高崎川の鉄橋を超え(高崎川とは佐倉からの船橋より1Kmにある川です)、宗吾参道辺りで上りと離合(昔の話)をして空港を目指します。鉄橋を通る列車の写真を注意深くみると、先頭車の最前列に1人の乗客がいるだけで、アトは空席なのが分かります。江戸川鉄橋菖蒲佐倉の風車佐倉川を渡る

次の写真はスカイライナーの離合です。なかなかチャンスがなく、数年前の写真ですがやっと偶然に撮れたものです。上りのライナーは、佐倉で下り線に引き上げた折り返し快速の横を通過していきます。宗吾参道離合

 

 

佐倉通過こういう毎日も長くは続かず、とうとう1往復になり、定期運行がなくなりました。そして本年1月の土日だけ成田までのシティライナーが復活しました。次の写真はその最後の週の写真です。佐倉を通過した電車は山中をぬけ、干拓地の広がった酒々井の平野に速度を保って下って行きます。なにもない田んぼびレールの音が心地よく響きます。この色は特急色に相応しいと思いますね。好みによりますが新型のスカイライナーは色といい(伝統を平気でひっくり返す)、金網のようなシートとか好きになれません。がっかりです。この映像が小生にとっては最後の営業運転写真になりました。チャリを漕ぎ足を引きずって城跡に立っての写真です。シティライナー 酒々井俯瞰

 

 

 

 

 

 

 

 

とうとうラストランの日が来ました。2月の末の土日に限定の乗車券と2週x2回のラストランが行われました。ラストランは、押上線(の一部)も往復し、かつて乗り入れた成田空港、今の東成田へも往復し、宗吾参道で歩みを終えるというものでありました。これに参加された会員も居られますが小生は、最後の走りを見ようと、引退記念乗車券を求めた後、上野までの朝霧の中の回送とラストランを納めました。ラストランには何故か関心のないであろう近所のお母さんも踏み切りに集まり、子供が写真をとっていました。写真が頭が切れて胴体が主体の写真でしたが、宝物のように喜んでいました。電車は一瞬の轟音とともに通過し、前後にありがとう、とさよならを掲出して一生の幕を下ろしました。ラストラン回送

 

 

 

 

 

 

 

 

ラストラン

 

 

 

 

 

 

 

 

*と、ここまで書いて、電池は充電完了、始発電車にのるためにチャリの準備も終了。583系撮るぞと。ただし、xxじ次第。もし回復していなければチャンスはまだあるのでウヤにするかも。祈るのみ。こちらはまだまだ生き続けると思う。

 

 

 

 

 

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