名残の花

KAWANAKAです。なごりの花と読みます。字のとおり散りなずむ桜花です。盛んにぶんしゅう氏がこれでもか!というほど素晴らしい桜花を見せ付けていて、なおも津軽の桜も出すといいます。一般人はそこまで行ける人は少ないと思いますので、ささやかに桜を見送りたいと思います。Wakuhiro氏の近隣のきれいに映った桜花(やっぱりサクラバナと読んでほしいねえ)もあります。Wakuhiro氏のはおやと思わせるような場所で撮ったのが出てくるのですが、ここでは、イヤというほど紹介しまくった拙宅の近所で総括したいと思います。例によって格調高いのはありません。また1年以上前のものが多いのですが、今年はしばらく許していただきたい。

先ずは、拙宅からチャリでも行ける高槻の芥川の土手。実はここに至る前にも芥川児童公園があってサクラが見えるが、絵になるブランコがない。せいぜいトンネルのついたケバケバシイ滑り台くらいしかないので絵にならない。と思っていたらEF66 の27が目の前を通り過ぎた(間に合わず写真はない)、原色は出会うこと自体少ないのでコンチクショーと思いながら土手に上ることにした。土手の線路を潜るとフェンスが邪魔な場所がある。ここでサクラを前景に撮ろうかなと思っていたら、チャリの親子がこの有様。何ぼでも停めるとこがあるやろうとあっけに撮られているうちにまだロコが来ました。EF65135で工臨です。前に西村氏がこんなん通ったとUPされていたヤツと思います。チャリを避けて何とか撮ることができました。過去のデータを見るとサントリーカーブで同じロコを撮っています。こいつはこれを牽いてJR-Wを廻っているのでしょうね。チャリのことは機嫌が良くなって忘れてしまいました。

芥川の親子自転車

これはないよね。絶対親が悪い。まあ、親子にしたら鉄道なんて関係ないので河原で水遊びができたらええんや。そういうもんかも。

EF65 原色

咄嗟でロコの前が詰まってしまった。それにしてはサクラもあるし、これはこれで良いと思う

今度は、また線路を潜って反対側に。釣りをしている親父がいて、大物を上げるとそれをリリースして楽しんでいる。と見ているとでっかいスッポンが掛かった。おっさん、「ええ物がかかったやないですやん」という小生に「こんなん、いらん。えらい損や」といって絡まった釣り糸を切ってスッポンをリリース。こんなことは鉄道写真と関係ないのだけど、次、この親父と会ったら四方山話で仲良しになり、写真を撮らせて貰えるから、これはこれで楽しーい。で、この場所は電車の前にチャリにのった親父が現れた場所であるが、どうせまたこんなことになるやろう、と気楽にカメラを構える。なにでお目当てのものがない限り、セングリ来る(セングリはこの地方の昔の方言、いっぱいやってくるということ、変なことを想像センといてください)。おおっ、きた。チャリが!子供自転車

ま、芥川橋梁は結構おもろいとこである。

今年は、昨年来小生まったく不作であるが、ついでに周辺をしうろついて仕事の千葉県に戻ろうと思う。そのうろつくのは福知山線三田。ここはサクラのある場所には大抵人がいるが、まったく邪魔にならない場所を見つけた。線路をはさんだ反対側の山である。見ると畑のように少し開いている平地がある。えっさほっさ上って行くと電柱が立ち並び景色は今ひとつかもしれないし、春特有の霞もあって、うまく撮れなかった。少し前の写真であるが掲出する。

コピー ~ P1290605

実はもっと高い場所がある。とても歩けないよ、ということであった。と思っているうちにこのような写真は撮れなくなった。レンタカー借りてでも行かないとあかん。

関東と関西を行き来するのは老年切符である。1日ではしんどいので浜松とか大垣でダウンすることが多い。このときは一気に帰ったが大垣も人が多そうだし、人があまり行かないであろう豊橋鉄道に立寄っている。ここはサクラのないところで唯一、老津駅の周辺に撮りにくいサクラが群生している。きれいには撮れていないがここはこの程度で満足することにした。

豊鉄老津サクラ

掲出しているので、ちょうどええでしょ。

関東の拙宅から行き易いサクラの場所は小湊であろうと思う。小湊のサクラは写真展でも出したので滅多に誰もいかないサクラを載せる。場所の記憶が曖昧でメモを取るのがおっくうなのだが上総村上かな。遠くにサクラの並木があったので、帰途に下車して撮った。工場の煙突は霞んでしまっているので目立たないがサクラも目立たなくなってしまった。画像処理の技術を持たないので、これくらいしかできないが、サクラであるということは分かる。これで良いのだ。また行ってちゃんと撮ってくる。小港サクラ遠景

いすみサクラとキハ28

そのいすみでの写真。遥かに遠ざかっていく列車を撮る。ポールが邪魔でうまく処理できていないしロケハンに来ている車も映っている。今ひとつやねえと思うけど、もう一回やり直して見なければならない。そうすると昨年より旨い構図ができるかもしれないなあ。

サクラの色調が逆光の中でうまく処理できなかった。大変に難しいとおもった。この写真はいすみ鉄道の行った帰りであるけどそこでもチャレンジ精神満々でサクラを撮っている。どうであろうか。

最後に都電荒川線。3月になってそろそろと歩かなくて良い仕事を始めて試運転をしております。仕事が終わって都電飛鳥山に行った。サクラがあるかなあと思ったが日は暮れているしうまく電車と撮れない。何とか撮ったのがこれ。やっぱり露光も難しい。手持ちの制約もある。都電夜のサクラ

皆行くお立ち台は好まないのでこんなケッタイな写真になってしまったけど、名残の花としたい。

名残の花」への4件のフィードバック

  1. やっぱり桜花はいいですね、今年は暑い日や寒い日が入り混じったお蔭で桜の花もあんがい長持ちしました。当方毎年同じようなところで撮っていますが何か変化を付けたいと思い近場でも自分が行った事の無い場所を捜したり、今まで車両中心だったのをもう少し「引いて」周囲や人の入ったのもいいかなと思っています。桜ノ宮でも幼稚園児が車両を見上げているのもあるのですが、「個人情報保護」と言われると公開はどうかなと悩みます。後ろ姿や小さく写すことでも雰囲気はでるのかなと思いますが、いろいろとトライしてみます。

    • いやいや、それ位個人が特定されなかったらええことにしませう。拙写(本人が撮った写真という小生の造語?)の写真で自転車の親子の親が悪い!なんていうのは見たら文句がでそうやないですか。いやー難しいです。小生の写真は人物が入ることが多いのでどうなりますか。

  2. 私も人を入れて鉄道写真を撮ることが多いので撮る前、撮ってからデジ青に掲載する際には気を付けています事があります。
    ① 人物を入れて撮る場合は、必ず被写体の方にお断りを入れてから撮影する。
    ② 車内や駅等で撮影した写真はどうしても人物が入り、顔も写ってしまいます。その写真には顔にボカシを入れて加工するか、掲載写真の解像度を落として個人を特定できないようにする。

    被写体にさせていただくご本人には肖像権があります。肖像権は日本国憲法第十三条で保護される「幸福追求権」の下に保護された、プライバシーに基づいた知的財産権権利です。写真が掲載されて何らかの迷惑、不利益が発生した場合は訴えられることもあります。最近は顔写真が悪用されて、本人になりすまし事件が起こっていますので予め注意が必要です。
    ただ後ろ姿などで個人を特定不可能な場合はプライバシーの侵害にはならず、肖像権の侵害にはなりません。駅構内等の多くの人が集まるような場所での撮影については、執拗に特定個人を追いかけての撮影にならなければ肖像権の侵害にはあたらないようです。肖像権より憲法における「表現の自由」が優先されています。
    30~50年前の写真も当時写っている人の姿は現在とは大きく異なり、誰なのかを一般的に特定するのは困難です。何らかの不利益が発生するとは考えにくいので「表現の自由」とされています。
    以上、一般的な見解を申し上げましたが最近は肖像権についての問題が多く発生しておりますので、「表現の自由」と言い切れなくなってきているのも事実です。お互い、気を付けましょう。

  3. 本当に難しい問題ですね。アドバイスありがとうございます。特に自分で判断できない「幼稚園児だけ」などの小さな子供のことが気になったのです。個人が特定できなければいいということで、また具体的な対応方法も示してもらっていますので「気を付けて」行くことにします。どうもありがとうございました。

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