行方不明になっていた近鉄内部線の6コマ分1本のネガフィルムが見つかったと投稿しましたが、もう一本あったことに気が付いていませんでした。下津井電鉄の写真で6コマ分1本です。その写真はというと
そして、次の4枚の写真は
この6コマは36枚撮りで最後の6コマでした。だからわからなかったのです。
さて、この2本のフィルムはどのようないきさつで行方不明になったのか、あれやこれやいろいろ思い出してみると、富山に居ていたころにネガを見てみると樹脂製フィルムホルダーに表面は液状なものでべったりと付着していました。臭いは例の酢酸臭です。何とかしないといけないと思い、水道水で洗うことを思いついたのです。とにかく流水で表面を洗い、部屋干しで乾燥することにしたようです。この時はビネガーシンドロームといわれている現象とは知らなかったのです。乾燥したものは巻き取られるような状態のロール状になりましたが、紙製フィルムホルダーに入れたかもしれません。そうするとロール状からまっすぐになると思ったからです。とにかく、一番ひどかった2本を水洗したようです。それからどこかへしまっておいてそのままです。そして忘れてしまっていて現在に至るということです。
フィルムがこのようにとんでもないことになったのは今になって考えてみると 保管している所の湿度ではないかと思っています。しかし、問題のないネガフィルムもあったのですから他にも原因となる要因があったのではないかと思います。しかし、深追いはやめておきましょう。フィルムがいい状態になればよいのですから。その水洗した2本のフィルムですが、今は全く酢酸臭はしません。しかし、水洗していないものは酢酸臭がしています。酢酸臭のあるフィルムを水洗してみたいと思っています。酢酸臭がしなくなるのでしょうか。ひょっとしたら現像した時の停止液水洗不足が原因かもしれないと思ったりしています。とにかく、やってみる価値があると思っています。
ところで、前に公開した内部線の写真以外のものはというと(前回に公開したものも含む)
いま、行方不明になったネガフィルムがお盆のころに見つかるということは祟りではなく上境のどなたかのご先祖様が雪合戦の事を忘れていなかったことで手土産にもってきてくれたのでしょうか。不思議な縁であります。