普通電車のブレーキレバー折れる 滋賀の東海道線、急停車
19日午後2時ごろ、滋賀県近江八幡市のJR東海道線篠原駅を発車した米原発網干行きの普通電車で、運転席のブレーキレバーが根元近くで折れ取っ手が外れた。運転士が残ったレバーの付け根を指先で操作し電車は急停車した。乗客約150人にけがはなかった。
JR西日本によると、ブレーキレバーは鉄製で丁字形をしている。根元の直径は約2センチで、付け根から取っ手までは約15センチ。車両は223系で1997年に製造されて以来、レバーの交換はしていないという。運転士が発車させるためブレーキを緩めた際に折れたとみられ、同社が原因を調べている。
JR西日本によると、電車は篠原駅を出発後、約140メートル先で急停車した。乗客は後続の電車に乗り換えた。
(47NEWS 5/19より)
記事には運転台におれたブレーキハンドルを置いた写真がでていた。見たところ金属疲労でポッキリ折れたようで、JR-Wはまたたたかれるのか?
225系も試運転中に屋上の機器カバーが外れたそうです。
危機カバーならず。
最近トヨタのアメリカでのリコールで話題に上ったオーバーライド(アクセルとブレーキを同時に操作するとブレーキが優先するシステム)では有りませんが、鉄道業界では緊急時システムはどんな状態になるのか気になっています。デッドマン(等間隔の指示でボタンを押すなどの反応をしないと非常ブレーキがかかる。・・・運転士の失神を想定)があれば今回のブレーキレバー破損は余り心配ないです。もし、無ければ?
30年くらい昔、総武緩行線でブレーキシューの破片がバラストで跳ね上がり車両間のジャンパー線に刺さりブレーキも効かず電車は力行を続けるという事故が有りました。運転手の機転でパンタを降ろし先行電車に追突が避けられたとの新聞記事を読み、とっさの判断の素晴らしさに驚嘆したと同時に起こりうるアクシデントに備えた(フェイルセーフ)システムが無いことに驚愕したことを思い出しました。
以前にもあった!!
今日(5/21)の報道では01年10月に守山で同じような事故があって223系のクハ“全車両”のブレーキハンドルを交換したが、なぜかし忘れたのが1両ありそれがこの車だったとか。シンジラレナーイ!
さっそく幹部が謝っていたけどどんな車両管理をしているのでしょうか?