新緑の赤沢森林鉄道 2010年

新緑のすがすがしい日々が続いていますと、家事ばかりしているのは耐えられません。数ヶ月前に小学校の同窓会旅行の案内状が来ていた事を思い出しましたが、どこに置いたかこの年になれば記憶はありません。
探すより、近くにいる同級生を訪ねた方が早いと行って見ると、来週の土日に木曽の妻籠・馬籠宿に行くが、女性8名に対し、男性は3名で、参加者が少ない。あんたも一緒に来るように言われましたが、即答は避けて帰りました。

同窓会旅行先には、木曽森林鉄道があって、確かごく一部ですが、観光用として復活しています。芦生でのトロッコ道を歩いた好印象が残っています。急いで、インターネットで検索してみると、赤沢自然休養林内に森林鉄道があり、訪問記事を読んでいると、一挙に行きたい気持ちになりました。
しかし、行くために走る名神高速は、丁度5月10日~22日まで集中工事をしていて、渋滞が予想されます。天候も心配です。迷いましたが、天候が良さそうになってきました。幹事に参加したいが、前日は個人行動を取っても良いか打診しましたら、問題ない宿まで来てくれればと了解されました。

それでは、当日朝1番に赤沢自然休養林に着こうと、5月14日夕食後仮眠をとってから出発しました。向かうは、京都南ICですが、着けば何と20時から通行止めです。Uターンして、京滋バイパス久御山淀ICに変更しましたが、本線に入ると、長距離トラック集団が続く大渋滞です。

瀬田付近まで延々とノロノロ走行は続き、体力は消耗し、あえなくダウン。多賀SAでしばらく休憩をとってから、今夜の宿営地、恵那SAへと向かいました。到着は、2時間延着で午前2時を回っていました。
木曽路は、夜明け前が良いのですが、起きるとすっかり陽が昇っていました。すばやく支度をして、朝のコーヒーを沸かして出発です。中津川ICで高速をおり、木曽川に沿った中仙道(R19)を走ります。走行する車も少なく、周囲は、まばゆいばかりの新緑の山々が続いていて、絶好のドライブコースです。

まず目指すは、上松駅。木曽檜の集積地だったので、相応しい総檜造りを期待した駅舎でしたが、残念ながら白いコンクリート製でした。
▲ JR上松駅からは、山道に入るのは、ちょっと複雑です。これを印刷して行って下さい。


駅舎横の観光案内所に寄って、目的地の場所と、トロッコの運転を確認します。
駅を出て、木曽川を渡ると、かつての軌道跡を拡幅したと思われる狭い山道が続きます。
9:50、約40分で赤沢自然休養林に到着しました。休養林入場料は無料ですが、入口で、駐車料金として800円を支払いました。

▲ ボールドウィンが展示されている北沢停留所の構内です。

▲ 待合室は元客車。10:00発の2番列車に乗って、片道約10分、折り返し停車5分の森林鉄道を味わいました。

▲ 終点の丸山渡駅です。機関車は、側線を使って、方向転換します。

▲ 終点の丸山渡駅手前で、左に分岐する線があります。旧車両が留置されていて、レールは延びていますが、途中から通行禁止になっていました。


▲ 赤沢停留」所に戻ってから、鉄道記念館をゆっくりと見学しました。当時使用された各種のレール・工具類や写真が展示されていました。


その後は、森林浴を楽しみながら、ロケハンしておいた沿線各地で、ゆっくりと列車が来るのを待ちます。



撮影者は、私一人。そろそろ撮影を切り上げて、同窓会旅行に合流しようと思った時は、15:00でした。時をたつのを忘れるほど、ゆっくりとした時を過ごしました。まだ、この森林鉄道が現役だった頃に何度も中央本線は通っています。しかし、撮影は木曽福島以東で、上松に立ち寄る事はありませんでした。今さら悔やんでも仕方ありませんが、活況だった時代に来て見たかったです。

運転手さんに聞くと、秋の10月20日前後頃の紅葉時期も綺麗だと言います。またきてみたいと思いました。皆様方もいかがですか。

新緑の赤沢森林鉄道 2010年」への1件のフィードバック

  1. 先日の芦生は良かったですね。
    こんな風景の中を走っていたと考えると、林鉄は復活して欲しい気がします。
    車輛もバラストもピカピカだと、いささかナローの模型のように思えるのが難ですが。

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