しなの鉄道をチラ見する 〈下〉

スカ色115系以外のネタも少々‥。しなの鉄道には急行形の169系電車もいましたが、2013年に廃車されて、現在は115系電車の天下となっています。第三セクターで、保有車両すべてが国鉄型というのも珍しいことです。同社の北しなの線も合わせて、現在では3連15本(編成番号S1~4、S6~15)、2連7本(編成番号21~27)の計59両が在籍、全車が1000番台の耐寒耐雪形で、JR時代の車号を踏襲しています。
 湘南色S3編成の「快速しなのサンライズ」が小諸駅を発車する。特別にネーミングされたこの快速は、上田~長野を無停車で走る。

「しなの鉄道色」を纏った標準的な列車、日中は2連または3連で運転される。前面窓ガラスにタテ形の行き先札を差し込んでいる。当初、ガンタメタリックであったベース色が、のちにグレーへ変更された。中軽井沢で降りて、線路沿いの国道を軽井沢まで、ひと駅分を歩いたが、結局は望むような撮影地はなかった。

22本の編成を塗装別に分けると、前掲の国鉄色に復刻されたのが、「初代長野色」(S7編成)「湘南色」(S3編成)「横須賀色」(S16編成)の3本。それ以外では、S8編成が観光電車「ろくもん」に改造されている。残りは「しなの鉄道色」だが、JRから譲渡時の「新信州色」のまま残る編成もある。車両基地のある戸倉で並ぶ3色の115系、中央が「初代長野色」。

しなの鉄道の特徴のひとつは、JRから乗り入れる貨物列車が走ることだ。篠ノ井から、坂城にある油槽基地へタンク車を連ねた貨物が、一日3往復設定されている。牽引はEH200またはEF641000番台、本日はEH200の900番台車だった。

 

 

 

 

もうひとつ、2012年まで、屋代から長野電鉄屋代線が分岐していた(左)。廃止されてから5年が経過した現況も確認した。屋代線が発着していた4・5番ホームはそのまま残っていたが、ホーム上の建屋は無くなっていた(上)。また、4・5番ホームへは一風変わった支柱を持つ跨線橋が結んでいた(左下)。そのまま残っていたが、通行止めになっていた(右下)。

 

 

 

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