今年もサンタがやって来た

デジ青の画面にも雪が降りだして、平成29年もあと半月程度となりました。今年も広電のクリスマス電車が走るということで、INUBUSE氏と撮影に出かけました。昨年のクリスマス電車は広島駅、横川駅、西広島駅での短い折り返し時間を利用して、子供たちにプレゼントを配るという趣向でした。今年はそれに加えて、一般客も乗車できる日が設けられ、夕暮れ時から白島線を3往復します。まずは千田車庫を訪ね、許可を得て出発前のハノーバー電車238号の撮影から開始です。

平成29年12月15日 千田車庫にて飾り付けされて出発を待つ238号と1906号

ハノーバー電車238号は江波車庫所属ですが、イルミネーションやBGMを流すための電気工事は千田車庫の手を借りたのでしょう。今回は12月15,16,17日の3日間、白島線の縮景園前をスタート、ゴール電停として白島線を1往復する乗り合い電車が3往復運転されます。そのスタート地点の縮景園前に先回りすることにしました。縮景園前電停のすぐ前にあるタワーマンション前庭では「ひろしまドイツクリスマスマーケット2017inグランドタワー」と称してドイツワイン、ソーセージなどの屋台が立ち並び、ミニコンサートも開かれて賑わっていました。その一角にクリスマス乗り合い電車の受付テントがあり 行列ができていました。

乗車は無料。先着順で定員16名(幼児はひざに乗せればノーカウント)

大半が小さい子供を連れた若夫婦のようでした。座席定員16名×3列車=48名を超えたところで受付終了となります。17:00受付開始後15分程で受付終了でした。陽が沈むと暗くなるのが早く、18:00前でももう真っ暗です。

縮景園前電停の1913号白島行き。タワーマンションはライトアップされ、イベント会場は賑わっています。

18:00 千田車庫から238号が回送で到着。

広電社員が歩道から電停へ第1便の乗客を誘導して、乗車です。

第1便の切符を持った人たちが乗り込みます。

白島へ向けて発車。乗客たちは笑顔、笑顔・・・

今回3往復6本をどこで撮ろうかと考えましたが、この電車通りはクルマの通行量が多く走行写真はクルマとかぶる可能性が高いので、歩き回らず縮景園電停周辺で到着、停車、発車を狙うことにしました。約5分ほどで折り返して来ました。

八丁堀行きとして戻ってきた238号

交通信号が青なら電停は通過です。運転士さんはカモシカ?のぬいぐるみ姿。

タワーマンション前を八丁堀に向かう911号

この日の白島線は京都市電の1913号と大阪市電の911号の2両が往復運転していました。そろそろ第1便が八丁堀で折り返して戻ってきます。

戻ってきた第1便。運よくクルマが途切れました

第1便の乗客が降りて すぐ入れ替わりに第2便の乗客が乗り込むのではなく、一旦白島まで回送して折り返し、第2便は反対方向の電停から乗せて先に八丁堀折り返しするという第1便とは逆方向のルートでした。狭い同じ電停上で降車客と乗車客とをクロスさせず、回送で戻ってくる時間をうまく利用することで誘導員の負担も減らせるなど 事前によく練られた企画だと感じました。交通量の多い道路だけに、乗客とクルマとの接触事故でも起こすと、さんざん叩かれかねないイベントだけに入念に検討されたのだろうと思いました。

ミニコンサートの前を八丁堀に向かう第2便。

第2便から降りた乗客を社員が歩道まで誘導。

縮景園前を出発する第3便。

縮景園前に戻ってきた第3便。

満足そうな乗客たち。

白島線1往復15分の電車旅ですが子供達には忘れられない思い出となったことでしょう。白島線内の運賃は1乗車130円です。従って正規運賃は3乗車390円。48人で広電さんの未回収運賃は18,720円という計算になりますが、広電をより身近に感じてもらい、広電を愛する市民を増やすためにはすばらしいサービスだと 笑顔あふれる乗客の様子を見て暖かい気持ちになりました。今晩もきっと笑顔の乗客であふれ、無事終了したことでしょう。今日乗れなかった人はまた明日早くから並んで待つのでしょうか。12月24日には広島駅、横川駅、西広島駅で昨年同様に子供たちへのプレゼント配布が予定されています。その他にも 運転日は公表されていませんが、貸切運転もあるようです。このクリスマス電車が広島の12月の定例行事として定着することを願いつつ、縮景園前をあとにしました。

6 thoughts on “今年もサンタがやって来た

  1. 広電の運営に対する熱意はたいしたものですね。あまり興味がなかったモノで今までは流していましたが、広島でDRFCのイベントが開かれて乗ってからは西村さんの広電シリーズを注目しています。息子の同級生が一畑電鉄に就職していましたが、昨年だったか、広電に転職したそうです。どちらも地方ながらJRが足下にも及ばない努力をされていて、可能ならば社長も交換してほしいと思っています。

    • 米手作市様
      うれしいコメントをありがとうございます。広電に成り代わり御礼申し上げます。千田車庫で撮影していましたら、若い社員が声をかけてきました。聞くと鉄道専門学校を卒業して入社2年目だそうで、関西弁でした。電車運転士の実習中で教習車となっている353号を使って車庫内で実技訓練中のようでした。クリスマス電車238号を運転できるまでにはまだ何年もかかりますと笑っていました。女性車掌も多く、宮島観光の外国人との受け答えもなかなかのものです。クリスマス電車やカープ電車の企画には若い女性社員が参加していて、オッサンが考えないようなアイデアが成功の秘訣ではないかと思います。近々自社用保育園も開園予定で、バス部門も含め女性社員の人材確保にも力を入れておられるようです。年中無休の変則勤務が多い現業職場の待遇改善は経営上、労務管理上必要不可欠なのでしょう。最近久々の運賃値上げがありましたが、常日頃の社員のふるまいを見ている利用者も値上げやむなしと思ったことでしょう。引続きそっと応援してゆきたいと思っております。

      • 西村雅幸さま
        楽しく心暖まる写真を有難うございました。事前に入念な準備が採られていたとのご説明でしたが、小生が仕事で携わったイベントの経験から申しますと、事故防止は勿論のこと、参加者の満足度まで細かいところにも気が配られているように見受けられます。今後も冬の風物詩として定着することを望みたいですね。
        全国各地から来た電車の中では元京都市電1900形が最後まで残るだろうと事情通から聞きましたが、そうはいっても新型電車が増えつつあり、早いうちに乗りに行かねばとの想いが募ります。

        • 1900生様
          思い立ったが吉日、善は急げ、後悔先に立たず・・・いろんな格言があります。今なら1900型15両全てが現役で頑張っています。京阪1900と同様、広電1900ファンにもなって下さい。いつでもご一緒させて頂きます。

  2. 西村雅幸様
    クリスマスの雰囲気をありがとうございます。「ハノーバー」というだけでもその雰囲気が伝わってきます。地元のための、乗客のためのイベントと言えますね。路面電車という点でも地に足の着いた催しとなり、地域が活性化し乗客が増えて行くといいですね。広電もまた行ってみたいと思っています。
    是非行ってみたいという程のものではないですが、「近場」の近鉄では、「幸せを運ぶ、きんてつの吊り革」なるものをやっております。車内の吊り革を、合格祈願、恋愛成就、金運招福の3種類に装飾(?)してぶら下げています。全体で100本、例えば4両編成の中の1両に1本ということでなかなかお目にはかかりません。いろいろと工夫はしているようです。

    • WAKUHIRO様
      コメントありがとうございます。いつも近鉄情報を楽しく拝見しています。近場の日常風景こそこまめに記録しておくべしというのが、この歳になってわかってきました。ところで今回も松山同様、INUBUSE氏と最終便の飛行機に合わせて遅くまでがんばりました。

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