出雲坂根今昔

71661で湯口大先輩が見事に察知されたように、ここのところ木次線で盛り上がっています。湯口氏、東ウラ氏、どですかでん氏から貴重な俯瞰写真や新旧の案内図が次々と紹介され デジ青らしい盛り上がりを楽しませて頂いております。米手作市氏からは貸切列車で煽られておりますが、それは宿題にさせて頂くとして、もう少し火に油を注いでみたいと思います。手元にあります 昭和53年3月発行の「日本鉄道請負業史 大正・昭和(前期)篇」の木次線の項を開いてみました。すると開通直後と思われる スイッチバックの俯瞰写真が載っていました。

開通当時の出雲坂根

開通当時の出雲坂根

出雲坂根駅で交換したと思われる上下2列車がとらえられています。

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三井野原今昔

湯口先輩から木次線の貴重な写真が多数紹介されました。国鉄が唯一の交通手段だったことを如実に物語る写真の数々です。その中に三井野原駅に停車中のキハ024の写真があります。撮影日が昭和38年8月12日のようですが、それから47年後に偶然同じようなアングルで撮っていたカットがありました。

2010年5月3日 三井野原駅にて 1450D キハ120206

2010年5月3日 三井野原駅にて 1450D キハ120206

よく見ると ステホされたという右側の待合室の壁や屋根や縦樋は当時のままのように見えます。約半世紀前は出力60馬力のキハ02、そして現在は250馬力のキハ120です。レールバスがいかに非力だったのかを再認識しました。ひと駅走ってオーバーヒートはさもありなんです。ところで私の写真で 三井野原駅のホームに行列ができているのは団体客です。団体客と言ってもバスツアー客で 三井野原駅から出雲坂根駅間のひと駅だけ木次線に乗車し、スイッチバックを体験するという団体客です。開拓農家の方が乗り降りされ、冬だけはスキー客でにぎわった駅に 半世紀後には観光バスが横付けされてガヤガヤと多くの中高年が乗り込むことになろうとは地元の方は思いもよらなかったことでしょう。またこの待合室で寝泊まりした若者がいたことも。湯口先輩 貴重な写真をありがとうございました。続報を楽しみにしております。

中国新聞小ネタ2題

三江線と芸備線関連の記事2件です。

平成28年5月14日 中国新聞朝刊 

平成28年5月14日 中国新聞朝刊

この会場となっている広島県立歴史民俗資料館ですが 三次駅からは遠い「みよし風土記の丘公園」内にある施設で、旧三次宿の街歩きルート内にある市立歴史民俗資料館ではありませんので ご注意を。 続きを読む

新緑の福塩北線

4月11日に70299で福塩線訪問記を載せましたが、あれから1ケ月が過ぎ、先般のぶんしゅう殿との旅で新緑の美しさを再認識させられたこともあって 少し遅いかと思いつつ 新緑や田植え風景を求めて福塩北線沿線を走ってみました。何しろ府中・三次間の午前の部は5:00から10:00までの上下6本が勝負です。一方 午後の部で撮影できるのは15:00から日没までの4本です。昼過ぎの通学用臨時列車が走れば2本増えます。昼間の 列車の走らない時間帯を芸備線や三江線に場所を変えてもやはり列車がありません。従って5時間の空き時間を持て余すので たいていは午前の部狙いで早朝の出撃となります。今回は前夜の準備がまずく 早く起きたものの出発でもたつき、下り1番列車1721D三次行きには間に合いそうになく、上り1番列車1720Dからの撮影となりました。今回は今までに撮っていない場所に行くことにして まずは備後三川に向かいました。

平成28年5月13日 6:45 備後三川駅

平成28年5月13日 6:45 備後三川駅に到着する1720D府中行き

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三江線 住民説明会始まる

ローカルな話題でこの掲示板を賑わして恐縮ですが、ひとつの鉄路の消長のあゆみを後世にとどめてゆくのも「青信号」の特技と思って投稿しています。本日の中国新聞朝刊です。

平成28年5月13日 中国新聞朝刊

平成28年5月13日 中国新聞朝刊

明日から沿線各地で住民説明会が開かれます。その結果がまた紙面に紹介されると思います。引き続き転載してゆきます。

凝りもせず三江線ネタ

ぶんしゅう殿から新緑を訪ねる中国山地旅のレポートPart1がアップされましたが、Part3で三江線が少し登場すると思います。その三江線について またしても中国新聞に記事が載りましたので 凝りもせずご紹介します。

平成28年5月12日 中国新聞朝刊

平成28年5月12日 中国新聞朝刊

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三江線関連の小ネタ 1題

オバマ大統領の広島訪問決定が大きく報じられている今朝の中国新聞の片隅に載っていた記事のご紹介です。

平成28年5月11日 中国新聞朝刊

平成28年5月11日 中国新聞朝刊

三次のターンテーブル復活

今朝の中国新聞朝刊に三次のターンテーブルが東武鉄道で再活用されるとの記事が載りました。

平成28年5月10日 中国新聞朝刊

平成28年5月10日 中国新聞朝刊

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ゴールデンウイークの三江線

廃止が取り沙汰されると行ってみよう、乗ってみようという人が増えるのが常ですが 三江線もにぎわっているようです。

平成28年5月4日 中国新聞朝刊

平成28年5月4日 中国新聞朝刊

神高(じんこう)鉄道について

中国新聞に福山市市政施行100周年にちなんだ記事が連載されているのですが、ようやく鉄道関連の記事が載りました。

平成28年5月1日 中国新聞朝刊

平成28年5月1日 中国新聞朝刊

昨年の広島ツアーや先般の三江線ツアーの行き帰りに福塩線や井原鉄道を楽しまれた方もあったかと思います。記事にもあるように神辺・高屋間は すでに福山・府中間で開業していた両備軽便鉄道が大正11年に支線として開業しました。備後の国から備中の国に足を踏み入れてまさに両備となりました。昭和3年2月大日本帝国陸地測量部発行の1/25000地図「神邊」を見てみますと 「りようびこくぶんじ」駅が田んぼの中にあり、「両備輕便鉄道」と記載されています。 続きを読む

クモルがあるのにキルがない!?

事業用車両のひとつに配給車があります。形式名に「配る」の「ル」がつきます。国鉄時代には各地にあった用品庫から管内の機関区や駅などに部品や物品を配送するために使われていました。客車なら荷物車などを改造したオルなど、電車ならクモル、クルをよく見かけました。今でも現役のクモルは電車区などで見ることができます。貨車にも「配給車代用」貨車がありました。「配給」という言葉も昭和の言葉ですね。救援車も同様に客車ならオエ、スエなど、電車ならクモエ、クエ、貨車にもエがありました。そう考えると なぜ気動車改造の配給車がなかったのだろうと 素朴な疑問がわいてきました。

一方手元にある模型車両や部品の整理をしていたところ、大破したディーゼルカーの車体が出てきました。これは修理が難しそうなので不燃物として捨てようと思ったのですが、そこでひらめいたのが気動配給車の製作です。そしてでっちあげたのが「キル」です。

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なつかしい丹波橋

京阪と近鉄の相互乗入で盛り上がっていますが、元墨染の住人として興味深く拝見しています。諸先輩方も数多く記録されていると思いますが、私も相互乗入の晩年を少しだけ撮影していますので恥ずかしながらご披露致します。まずは1900生さんのコメントにある三条駅4番線の「チョコンと」から。

昭和43年9月 三条駅 準急奈良行き 723+823

昭和43年9月 三条駅 準急奈良行き 723+823

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三江線2題

またかと思われるのを覚悟でご紹介します。今朝の中国新聞です。

平成28年4月29日 中国新聞朝刊

平成28年4月29日 中国新聞朝刊

三江線は路線の3割が広島県、7割が島根県ですので島根県の方が関心が高いようにも思えます。これとは別の紙面にも小さい記事がありました。

同紙

同紙

次回の検討会は5月13日、5月中には住民説明会と進んでゆくようです。JR西は梅小路でがっぽり稼いで地方に還元する・・・という気はないでしょうね。私としては これらの動きも気にしつつ、新緑、こいのぼり、田植えの風景を求めて三江、芸備、福塩各線沿線をうろつくことにしています。

小ネタ2題

またしても中国新聞です。まずは広電の話題から。

平成28年4月27日 中国新聞朝刊

平成28年4月27日 中国新聞朝刊

5月3日から5日まで広島市の最大のお祭りとなったフラワーフェスティバルが開催されます。一昨年までは貨物電車51号を生花で飾った本当の花電車を走らせていたのですが、昨年からはラッピングになってしまいました。1002号がラッピングされているようです。

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地元民対象の三江線ツアー

今朝の中国新聞朝刊に載った記事です。

平成28年4月26日 中国新聞朝刊

平成28年4月26日 中国新聞朝刊

5月11日(水)、19日(木)、6月3日(金)、26日(日)、7月10日(日)の5回開催だそうです。臨時列車が走るのかと思いましたが 三次発が9:57ですから 定期列車424D利用です。三江線のキハ120 300番台の定員は49席+63立席=定員112名です。このツアーの定員はmax40名だそうですから もし人気があって定員一杯になれば 定期列車424Dは席の取り合いになるかもしれませんね。多分増結はしないでしょうから 式敷までのコースなら30分弱ですから良いかもしれませんが、石見川本まで乗るコースでは2時間余りですから大変です。一方帰路は18:00に三次へ帰着ということは 18:00頃に三次に着く三江線列車はありませんので、列車利用は往路の定期列車利用だけです。三次市の補助金を使うために三次市内在住、在勤、在学者に限定なのでしょうが、三次市民以外にも門戸を広げて 但し割引はありませんとしても良いのではと思うのですが。人数が増えると増結やバスの増車なども考慮せねばならず面倒なので、定期列車の座席定員未満での募集なのかもしれません。いずれにせよこの5日間に三江線乗車をお考えの方がありましたら、424Dが混み合うことが予想されますのでご注意を。

東京メトロ 東上す

東京メトロ16000系の新造車25編成目が今日山陽路を綾瀬へ向けて上ってゆきました。

東京メトロ16025他10連 甲種回送8862レ 山陽本線本郷・河内間

東京メトロ16025他10連 甲種輸送8862レ 山陽本線本郷・河内間

夕陽に照らされて 沼田(ぬた)川に山陽自動車道の高架橋の影が落ちているなか 下松の日立製作所生まれの10両がEF200-5に牽かれて走り去りました。

三江線のゆくえは?

70408「三江線余話」で4月21日に期成同盟会の中間報告が予定されているとの新聞記事を紹介しましたが、21日に開催された会議での報告内容が今朝の中国新聞に載りました。

H28-4-22 中国新聞朝刊

H28-4-22 中国新聞朝刊

手を引きたがっているJRと高額な負担には耐えられない地元自治体とのあいだでいくら議論を重ねても 前向きな結論が出てくるとは残念ながら思えません。特段の観光スポットもなく、通学生からも見限られた現状では、鉄道存続にこだわらず 沿線の高齢者の生活をどのように支えてゆくかという視点で現実的な手段を議論するしかないように思えます。

さてこの記事に並んでもう一つ鉄道関連記事がありました。伯備線のフリーゲージ化の話です。

IMG_20160422_0002

同紙

鳥取県の思いは判らなくはないし、乗り換えなしで直行できる便利さは否定しないものの、巨額な投資をしてまで利便性を追求する時代とはそろそろさよならすべきだと思うのですが・・・。

なお以上とは全く関係ありませんが、福塩北線の昼間の臨時列車は沿線の高校が午前中で授業を終える日に走ることが判ったのですが、20日発売の時刻表5月号をチェックしたところ、5月は予想以上に多くの日に運転されることが判りました。8726D,8727Dの5月の運転日は5/7、8、14、15、17~20、24~28です。また同様に芸備線の8354D,8357Dは5/7、14、21、22、24~27に運転されます。福塩北線、芸備線三次・備後落合間はまだ通学列車のニーズがあることの証左でしょうか。先般の福塩線訪問でわかったのですが 高校生だけではなく中学生も通学に利用しているから こうなるのでしょう。福塩線に乗ってみようと計画されている方は 昼間に通り抜けられる日がありますのでご参考まで。

三江線余話

ぶんしゅう殿による三江線ツアーレポートはPart6まで済んで まだ続編があるようです。マイカーで参加した私は潮で皆さんを見送ってまた三次方面に戻りました。まずは皆さんを見送った始発422Dから。

H28-4-3 潮駅 江津行き422D キハ120 357

H28-4-3 潮駅 江津行き422D キハ120 357

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中国新聞も三江線満載

ぶんしゅう殿の三江線旅日記も佳境に入ってきました。今朝もまずデジ青を開いてPart5を拝見したあと やおら中国新聞の朝刊を開いてビックリ! 第13面が全面三江線特集になっていて 潮のお立ち台からのカットなどが載っているではありませんか。全面記事をいくつかに分割してご紹介します。A4サイズに入りきらない大きな写真をつなぎ合わせる画像処理がヘタクソで恐縮ですが、ご容赦を。まずは潮から。

平成28年4月13日 中国新聞朝刊13面

平成28年4月13日 中国新聞朝刊13面

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福塩線にはまる

先の三江線ツアーの行きがけのついでに立ち寄った福塩線だったのですが、三江線と同様 数少ない列車ゆえにかえって写欲をそそられ 桜は済んだのですが あれ以来早起きして出かけています。

H28-4-11 備後矢野駅

H28-4-11 7:20 備後矢野駅

朝7:20頃の備後矢野駅です。左手に停車中の列車は1723D三次行きキハ120320です。入線してくるのが1722D府中行きキハ120324です。少し早く7時過ぎに駅に着いたので缶コーヒーを飲みながら待っていると親がマイカーで次々と中学生、高校生を駅へ送って来ます。自転車でやってくる子もいます。1723Dは早く着いて10分ほど交換待ちです。新学期が始まってすぐなので、列車通学に慣れていない中1生もいて寒いので半開きにしてあるキハの折り戸をどうして開ければ良いのか勝手のわからない子もいます。1723Dには三々五々乗り込んでいて満席です。1723Dに乗り込む子は上下、塩町、三次に通学するのでしょう。ホームで待っている子は1722Dで府中へ向かうのでしょう。通学区域も分水嶺のようです。下校時用に変則的な臨時列車が走るのもうなずける風景でした。

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