久方ぶりに湯口大先輩のお宝画像が登場し、じっくりと拝見しています。その中で控車ヒ104が紹介されました。釈迦に説法のようで恐縮ながら、控車には航送用と構内用がありました。このヒ104は構内用だと思います。大きな駅や操車場で入換機関車とセットで使われていました。さすがに私はヒ100を見たことはありませんが、ヒ600は写していました。
構内用控車には構内手が入換えの合間に休憩するための小屋がありました。機関車の次位に控車をはさむことで 機関士からの見通しも良かったと思われます。津山機関区所属のこのC58236は前面トラ塗り、テンダーには緑十字といかにも入換用機関車のいでたちでした。今では見ることも少なくなった構内手ですが、今ならヘルメット着用でしょうが、当時はむぎわら帽子です。
さてこのヒ628ですが、その後同じ岡山鉄道管理局内の糸崎に配転されてきて 昭和53年に再会することになりました。しかし糸崎では入換えで活躍する姿を見た記憶がありません。
高砂工場内に居並ぶ車両たちを拝見していると 規格化された車両とすべてその動向が判っている現在と違って、各地を旅しながら思いもかけない車両に出くわすドキドキ感が旅の楽しさのひとつだったことをなつかしく思い出します。高砂工の人員受け入れなどの裏話を含めて 引き続きのご投稿を楽しみにしております。
控車の用途目的に関し、他の方からもご指摘を頂きました。小生の不勉強というより非常識を恥じ入っております。何卒ご寛容ください。
湯口様
とんでもございません。こちらこそ失礼の段ご容赦を。貴重な写真の数々のご投稿を楽しみにしております。