本日2014年2月5日(水曜日)、朝日新聞夕刊2面、「まだまだ勝手に関西遺産」の頁に、
『京阪びわこ号』の記事が、勿論、乙訓の老人の名前と薀蓄と共に掲載されていましたので、ここに紹介します。
拡大してお読みください。
①画像をクリックして拡大表示する方法と、
②この文字列をクリックして拡大表示する方法の、二通りがあります。
「ニュース」カテゴリーアーカイブ
広電1000型増備
雪が降る
投稿画面に雪が降っているのはトラブルでなく演出です。1月4日までの全画面で見ることができます。お楽しみください。
大井川の女王様、来年2月に引退
大井川鉄道の元京阪電車3000系の引退が2014年2月だそうです。その引退ツアーが2014年1月18,26日、2月8,9日の計4日間開催され、この12月25日より予約受付が始まります。同時に記念切符も発売される予定です。
1997年5月に転入。以来18年間、営団地下鉄の台車に履き替えて、大井川沿いを行き来しました。他の転入車元近鉄・元南海車両と異なり、鮮やかなツートンカラーがお茶畑や川面によくマッチしており、SLかわねじ号に交じり、好い撮影対象でした。近年運転途中に故障を起こしたり、車庫に眠る機会が多かったようでしたが、誠に残念です。
大井川鉄道『京阪3000系引退ツアー』のホームページはこちらからご覧になれます。
阪急「西山天王山」まもなく開業
ちょっと目先を変えて、地元ネタを。
来たる12月21日(土)、阪急京都線長岡天神~大山崎間に、新駅「西山天王山」が開業する。同時に京都線ではダイヤ改正、阪急4駅の駅名改称も行われる。新駅は長岡京市内にあり、市にとっては80年ぶりの駅新設だそうな。
長岡天神~大山崎間は、阪急のなかで駅間距離の長いところで、だいぶ以前から駅設置が要望されていた。昭和40年代前半に、新駅よりも少し南に多くの団地ができて、当初の構想では、この団地付近の大山崎町内となっていた。団地名を採って、仮称「円明寺駅」と呼ばれていた。その後、京都縦貫自動車道の具体化にともない、高速道路直下に駅を設置することになり、仮称「南長岡駅」として進展することになった。京都縦貫自動車道はかなり以前から計画されており、用地も取得済みで、駅も含めた建設工事は比較的、短期間で出来上がっていった。駅名も、昨年春に、最近流行の合成駅名の「西山天王山」とアナウンスされた。新駅は、準急・普通のみの停車で、日中10分ヘッド、一日の乗降客数7800人の予想とか。
▲昨日、運動がてら歩いて現地へ行ってみた。京都縦貫自動車道の直下にできた「西山天王山駅」。開業まであと4日、まだ仕上げの工事が続いていた。この場所には、かつて遊休地の活用策としてプールが営業していた。もう20数年前になくなってしまったが、私も子どもを連れて何回か行ったことがある。すべり台の上からは、すぐ横を行く阪急電車がよく見えたものだ。
EVE展示から「京都市電で偲ぶ昭和の同志社」 -6-
今出川通に沿って
今出川線の市電は、烏丸線に遅れること2年、昭和51年3月に廃止された。南に京都御苑、北に同志社と、緑豊かで絵になるところだった。京都市電がよく似合っていた。37年後の今も、市電がいないだけで、その風景は変わっていない。
【19】西行きの「同志社前」電停に停車する15系統500形。「急行通過」の表示が見えるが、平日の朝、乗降数の少ない停留所をすべての市電が通過するもので、若干の速度向上に寄与した。(昭和40年 撮影/中林英信)
▲500形の元気な姿や、人々の服装や様子がよく伝わって来る、50年近く前の「同志社前」。それにも増して、カラーの保存状態もよく、当時がよく再現されている。
EVE展示から「京都市電で偲ぶ昭和の同志社」 -5-
烏丸上立売
烏丸上立売にも電停があったことを現役会員に言うと、驚いていた。確かに、市電廃止後の代替バスにも烏丸上立売バス停はあったものの、地下鉄開業後はそれもなくなり、もう30年以上も「烏丸上立売」は存在しない。現在、烏丸今出川~烏丸車庫前(現・北大路駅前)は、市電外郭線内の廃止路線で唯一市バスの走らない区間である。京都バスは走っているものの、烏丸今出川のつぎは、烏丸中学前である。
【17】烏丸線には「烏丸上立売」の電停もあった。右の建物は、当時の学生会館(大学側は大学会館と呼んでいた)で、現在の寒梅館の建つ位置である。 (昭和49年 撮影/福田静二)
▲当時の学生会館は学生のための厚生施設で、食堂や書店があったが、学友会本部もあり、大学闘争の拠点ともなっていた。学友会本部は、落書きだらけ、ゴミ屋敷同然の鬼気迫るところで、近づき難かった。現在は寒梅館が建って、すっかりしゃれた雰囲気に変わったが、手前の店2軒が、外観もほぼそのままで今も健在なのが面白い。
EVE展示から「京都市電で偲ぶ昭和の同志社」 -4-
EVE展示から「京都市電で偲ぶ昭和の同志社」 -3-
EVE展示から「京都市電で偲ぶ昭和の同志社」 -2-
(投稿がなぜか消えてしまいましたので復元して再掲載しました。ただし、コメントは復元していませんので、ご了解お願いいたします。)
烏丸今出川をめぐる
烏丸今出川交差点の四隅からは、さすがに多くの写真が撮られている。さまざまな角度から見ていこう。(黒字は展示キャプション、青字は補足)
【3】雪の烏丸今出川を曲がる臨系統の500形。右側に見える小さな瓦屋根の建物は、もと交番。大学紛争時代には何度も焼き討ちにあった。現在の地下鉄への出入り口に当たる。(昭和44年 撮影/小西啓文)
▲最古参の500形が両方向の交通を遮断して、ゆっくり左折するのは、“古豪のお通り”と言う感じで堂々としていた。カラーは、烏丸今出川南東角から見た現況で、交差点を囲んでいた大学の土塀も、新しいものになっている。交番の跡に、地下鉄への出入り口が造られた。
北近畿タンゴ鉄道応援 あかまつ・あおまつに乗りに行こう
DRFC-OB(クローバー会)の会員の皆様へのお知らせ
11月10日のカミングデイで開催されました会合におきましてご紹介案内させていただきました来年の平成26年春に開催させていただきます懇親会旅行「北近畿タンゴ鉄道応援 あかまつ・あおまつに乗りに行こう」の日程を5月10日(土)と11日(日)に決定しましたので、ここにお知らせと、ご出席できなかった会員各位に改めてご案内をさせていただきます。
下記の案内では年内受付中と掲載しておりますが、引き続き受付を行っていますので、ご検討ください。
※ 上の案内文はVer4です。拡大できます。クリックしてください。また任意に案内文のみの印刷もできます。その際は、一旦デスクトップに保存してから印刷にかけてください。
【追記】 記載しております信楽高原鉄道につきましては、大津の86さんのご投稿にありますとおり国からの援助が取り付けられることが決まり、復旧再開の見通しがついたと思われます。
北近畿タンゴ鉄道は上下分離方式により、民間運行会社の募集が現在行われています。
行程につきましては、早朝の京都出発となりますので間に合わない方は、豊岡または途中の駅からのご乗車になってもOKです。また帰路も福知山にて現地解散としておりますが、途中での離脱もOKです。参加者各位のご都合に合わせてください。
申込み受付は、年内までとさせていただいておりますが、その後にご都合がついた方はご遠慮なくご連絡ください。但しあおまつ号の車両指定席は35名までです。定員オーバーしました際は、もう1両が連結されていますので、こちらに着席ください。
会員各位の他でご家族、ご親戚、ご友人を同行希望される方はお問い合わせください。
このご案内は、会員のメール登録者には後日に配信させていただきます。
詳細内容につきましての進展があった際には、デジ青また参加者にメール配信をさせていただきます。
ご参加申込み、お問い合わせにつきましては、実施担当の小西までご連絡下さい。会員の皆様方の奮ってのご参加を役員一同、お待ち申し上げております。
信楽高原鉄道復旧へ
EVE展示から「京都市電で偲ぶ昭和の同志社」-2-
烏丸今出川をめぐる
烏丸今出川交差点の四隅からは、さすがに多くの写真が撮られている。さまざまな角度から見ていこう。(黒字は展示キャプション、青字は補足)
【3】雪の烏丸今出川を曲がる臨系統の500形。右側に見える小さな瓦屋根の建物は、もと交番。大学紛争時代には何度も焼き討ちにあった。現在の地下鉄への出入り口に当たる。(昭和44年 撮影/小西啓文)
▲最古参の500形が両方向の交通を遮断して、ゆっくり左折するのは、“古豪のお通り”と言う感じで堂々としていた。カラーは、烏丸今出川南東角から見た現況で、交差点を囲んでいた大学の土塀も、新しいものになっている。交番の跡に、地下鉄への出入り口が造られた。
EVE展示から「京都市電で偲ぶ昭和の同志社」-1-
では予告どおり、EVE展示の「京都市電で偲ぶ昭和の同志社」の展示内容を振り返って見ましょう。
考えたら、同志社前の京都市電は、クローバー会全員の共通項であり、ある意味、会活動の原点とも言えると思います。そのまま展示するのも能がないので、昨日、定点撮影した現況も添えました。
1950年代の烏丸今出川
【1】烏丸今出川を直進する6系統600形。元文堂書店、パチンコ屋と懐かしい建物が続く。元文堂の前の塔屋は、市電のポイント操作塔で、交差点を曲がる市電のポイントの切り替えを行っていた。交差点のど真ん中にある、警官の乗る交通指示台とともに、昭和30年代の光景である。
(昭和34年 撮影/沖中忠順)
▲現在の烏丸今出川交差点。背後の建物はすべて姿を消して、新しい業態の店舗になっている。並びにあった名物の“わびすけ”も一昨年に消えた。市電が消えた交差点は、意外に広く見える。
【2】烏丸通を行く21系統1000形と、4系統900形。自動車にも時代が感じられる。ちょうど良心館の前あたりで、右手の建物は、中学校の校舎で、取り壊された立志館の北隣にあった。 (昭和34年 撮影/沖中忠順)
▲現在の同所、同志社中学跡地に巨大な良心館が建ち、風景は一変した。ホームカミングデー、EVE展示も良心館で行われた。ダットサンタクシー、プリンススカイラインの後ろにある建物は中学のものであることは明らかだが、EVE展示で同志社中学出身者が4人協議しても、何の建物かは結論が出なかった。1000形の21系統は、当時、四条烏丸-烏丸車庫-四条大宮-銀閣寺という複雑な経路だった。阪急河原町延長に伴う四条線の整理により、昭和38年から、九条大宮終点に変更された。
クローバー会EVE写真展 終わる
同志社大学今出川キャンパスで行われていた第138回EVEも、昨日28日(木)で3日間の日程を終えました。良心館105号教室を会場とした鉄道同好会の展示も、多くの入場者を迎えました。クローバー会で協力した写真展「京都市電で偲ぶ 昭和の同志社」も、現役学生にとっては生まれる以前の話だけに、果たして興味を持ってくれるかと思いながら展示に掛かりましたが、その心配は杞憂でした。作業を始めた途端、“これは500形じゃないですか。大好きなんです”と現役会員から、鋭い質問が飛んで来ます。展示中、会場を訪れた一般の学生も、現在の場所と対比しながら、その変貌ぶりには興味津々の様子でした。“写真のチカラ”を感じた一瞬でした。
この展示も、限られた日程のため実際に見ることができたメンバーも少数でした。展示写真をみんなで共有できないかと、約1名の方からリクエストがありました。そこで、本掲示板で、次回から連載することにしました。お楽しみにお待ちください。
広島 クリスマス電車
準備完了! クローバー会EVE写真展
明日26日(火)に迫った第138回EVE、クローバー会から参加する写真展の準備を、今晩行いました。米手作市会長とともに、会員から寄せられた、同志社をめぐる京都市電の貴重な写真を、手際よく貼り付け、準備万端整い、明日の開場を待つばかりとなりました。なんとなく、数十年前に体験した、EVE前日の緊張感・高揚感を覚えた感じでした。
現役会員にとっては、生まれる前の写真ですが、興味津々で見つめる現役会員が印象的でした。会場は、良心館105教室。真新しい、きれいな教室です。現役の模型運転会、写真展、各種展示も、見逃したら一生の損、これは必見の内容です。会期は11月26日(火)~28日(木)の3日間、明日26日午後には、“みんなでEVEを見学する会 ”も開かれます。
▲大学構内には、巨大なクリスマスツリーが飾られ、出店のテント準備も終わったEVE前夜のムードを盛り上げてくれる。
▲会場では、クローバー会の準備の向こうでは、現役の準媚が続く。我々の時代なら、徹夜の準備が当然だったが、最近は諸般の情勢により、午後10時以降は構内に立ち入りが出来ないため必死の作業だった。米手会長は、めっきり老化の始まった身体に鞭打って両面テープを貼り付け、“弘風館カーテン火災事件”など、EVEの秘められた歴史を語り明かしていた。
今年のクローバー会EVE展示は “京都市電と同志社”
同志社最大の学生イベント、EVEが明後日26日(火)から3日間開かれます。今年も現役の鉄道同好会では、多彩な展示・発表を行いますが、クローバー会でも、さまざまな形で協力しています。今年のEVEでは、「市電で偲ぶ 昭和の同志社」と題して、同志社をめぐる京都市電の写真を展示します。
同志社の前を走っていた京都市電が消えてから、もう37年が経ちました。現役の会員諸君にとっては、生まれるずっと前の昭和の時代です。背後に同志社や付近の街並みの入った写真を、多くの会員協力で展示することが出来ました。すっかり新しくなったキャンパス・校舎で、昭和の時代には、こんな風景が展開されていたことを偲ぶのも、また意義のあることでしょう。
第138回同志社EVE
11月26日(火)~28日(木)10:30~20:30
鉄道同好会会場/良心館105号教室
みんなでEVEを見学する会/EVE初日の26日(火)午後1時ごろから夕方まで、良心館105号教室で、クローバー会有志による見学会を行います。平日ですが、暇を持て余している皆さん、ぜひ良心館へお越しください。
▲提供された写真の中で、最古参は、やはり乙訓老人のものだった。昭和34年の烏丸今出川を曲がる15系統の1000形だが、右に見える、オート三輪、ボンネット市バス、左の信号塔、電話ボックス、パチンコ屋などが続く家並みなど、市電を取り巻く風景が、その時代を雄弁に語りかけている。
オロナイン軟膏3個! 今年のホームカミングデー
乙訓の老人から、先ごろ行われたホームカミングデーの参加記が寄せられましたので、写真とともにご紹介します。なお、タイトルの「オロナイン軟膏」ですが、50年前に新語・流行語大賞があったら、まちがいなく選ばれている古典ギャグです。老いてもなおクローバー会への深い愛情を絶やさない老人ならではのタイトルとしてご理解ください。では。
このところ恒例行事となったホームカミングデー、今年も多彩な内容で、鉄道趣味者として興味惹かれるものであった。第一部は今出川校地の西北に新築された良心館で「教室での会合」が開催された。
▲今年のホームカミングデーの会場は、新築の良心館
(1)まず湯口会員の「軌陸車の話」であった。デジ青【40044】2013年9月24日で紹介された「日本の内燃動車」の延長線とも言うべきもので、内燃車の陸上走行から鉄軌道での走行を可能にするため、種々の考案が生み出され試行錯誤を辿った姿が、日本を始め海外の事例をふくめ、スクリーン上で映写しながら紹介された。本件について、このところJR北海道が開発に着手、実用化に向け地域外での試行も報じられているが、通学(通勤は対象外)時の輸送力不足から実用化には問題が生じているとかで目下、頓挫しているようである。
▲レールも道路も走る“軌陸車”について、湯口さんらしい考察と写真が披瀝された
ご参集御礼
昨日の11月10日に開催いたしましたDRFCホームカミングデーに、あいにくの雨にも拘わりませず多くのOBや現役の皆様にお集まり頂けましたことは、企画・実行いたしました会員にとりまして望外の喜びでした。1部の大学構内でご講演頂きました宇都宮浄人様には心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
さて、2部は席を平安ホテルに代えまして、先日逝去された天野克正君を偲んで作品を展示しました。改めて彼の作品の質の高さや着眼点の先見性を思い知りました。思い出話に花が咲き、楽しい、そして少し寂しいひとときを過ごしました。
最後に企画から準備、運営まで汗を流して下さった会員の方々に今一度心より御礼を申し上げます。写真の添削や展示、DVDへの編集等々ありがとうございました。
当会は苦労を買って出て下さる方々や、行事があれば万難を排してご参加下さいます会員諸兄の愛情と努力で繋がっていることを今更ながら確認しております。
今後とも会の発展にお力をお貸し下さい。お礼かたがた、お願い申し上げます。
同志社大学鉄道同好会OBクローバー会 会長:田野城 喬(’64 法・法)