八月だ、もっと熱くなろう! 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part16       PG.SRAGI(スラギ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第11日目 8月14日

am: Nirwana Hotel 7:30(約14キロ)→8:13スラギ製糖工場9:32→
pm: →(約115キロ)→14:47セマラン空港17:30→18:35ジャカルタ空港Jakarta Airport Hotel

今日は、神谷武志企画のテレマカシーツアー最終日です。A班とB班の行程を跨いで11日間は、私的には短い旅でしたが、初めてのインドネシアとあって見るもの聞くもの驚きの連続と、参加されておられた皆さんの撮影レベルが極めて高く大変勉強をさせていただきました。何よりも巨匠広田尚敬先生の衰えを感じさせない円熟なった鉄道への取り組み方には、今後の自分を見つけていく指針になりました。広田先生、企画をしていただきました神谷さん、そしてご参加されました皆様方、お世話になりまして本当にありがとうございました。

8:13、今日はいつもと違ってゆっくりとホテルを出てスラギ製糖工場へ着きました。
ヤード内では、3人乗り、4人乗りは当たり前のバイク(スクーター)が走っています。世界的に見てもインドネシアの二輪車保有台数は、中国、インドに次ぐ世界3位で、低廉で手軽な移動手段として需要が高いそうです。年間販売台数は、約800万台、9割を日系4社が占めていて、ホンダとヤマハがシュア争いをしています。売れ筋は、排気量100~125ccで日本円で10~15万円です。
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八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part15 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第10日目 8月13日

am; Nirwana Hotel 6:30→7:52 スンバルハルジョ製糖工場→市内
pm; 市内→ スンバルハルジョ製糖工場 20:27→ 23:12  Hotel

▲ 集落の橋近くの揚げ物屋さんで撮影していたら集まってきた元気な近所の子供たち。お茶目な笑顔は小さい頃から得意のようです。

昨日晩かったにもかかわらず鉄ちゃん魂の入った猛者軍団は、早起きです。

5:30前には起きてホテルで朝食後の6時半には、スンバルハルジョ製糖工場へと向かいました。

機関庫前では、燃料の薪の運搬に皆さん総出で取り組んでおられます。
毎日消費する薪は相当な量です。どこで伐採して持って来るのでしょうかね? 続きを読む

広電三昧

昨日KAWANAKA氏と600円の1日乗車券を手に、広島市内を歩き回りました。秋空の下 元気な広電の姿を堪能できた1日でした。

江波車庫を出庫する101号

広電本社に隣接する千田車庫に居並ぶ電車たちを撮りたいとダメモトで頼んでみたところ、「ピットにはおりないでくださいね」とだけ念押しされた他は 車庫内を自由に見学させてもらえました。

乙訓の大先輩殿 この台車の解説をお願いします

 唯一のガッカリはドルトムント市電改装のレストラン「トランヴェール・エクスプレス」で豪華なランチを予定していたのですが、何と定休日。楽しみは次回回しとなりました。

広電本社前にて

 宮島線以外の各線で京都市電1900型は大活躍です。15両が在籍し、9両が千田車庫、6両が江波車庫所属です。900型の製造初年が昭和30年ですから、還暦に近いわけですが、そんな歳には見えません。広電さんの手入れの良さに感謝です。

 

秋空の下広電がゆく。高いビルはドコモ広島大手町ビル。

京津線が100周年を迎えるのと同様、広電も100周年の節目です。10月20日から12月16日まで特別展も開かれます。広島方面へお越しの節は、是非お立ち寄り下さい。三原ではボランティアガイドも待機しています。

KAWANAKAさま。広島遠征お疲れさまでした。前座はこれぐらいにしておきますので、3日間の成果のご披露をお願い致します。

 

八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part14 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第9日目 8月12日

am; Nirwana Hotel 6:40→8:02 スンバルハルジョ製糖工場→市内
pm; 市内→ 14:50スンバルハルジョ製糖工場 20:01 22:53  Hotel


▲ 今日の指令所脇の公園?には、先日とは違った子供たちがきました。その中に一人、ちょっと垢抜けた感じの女の子は、異風を感じさせました。サトウキビ畑の中の1本のスィートコーンのようにも見えました。


▲ ペガロンガンのNirwana Hotelは、インドネシア3日目から3連泊したホテルです。B班でも昨日から3連泊します。今日は、ホテルを6時半過ぎに出発して、スンバルハルジョ製糖工場へと向かいました。走行距離は約50キロ、所要時間は約1時間半でした。

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超大型台風にも負けず、 久留里線、いすみ、小湊鉄道 撮影日記

 祝、東京駅復元工事完成!


▲ 10月1日に復元工事が完了してお披露めなった東京駅です。ライトアップは午後6時からで、帰宅列車を遅らせて見学しました。
駅前は、ライトアップを撮ろうと大勢の見学者で一杯でした。

 

ンドネシアSL撮影紀行記をのんびりと書いている間に10月を迎えて、秋本番になってしまいました。29日に海外鉄ちゃんの集会があって先週から2回連続の上京です。 関東方面に行く事はあっても、殆どが海外へ向かうためのトランジットで、鉄道を撮る時間がありませんでした。先週も江ノ電撮影を計画していましたが、終日風雨が激しく断念しました。今回は頑張ろうと、先日に準特急先輩が神足に来られた時に相談してみますと、「小湊・いすみ鉄道が中々良いよ。初めてなら案内しよう。」とのご好意を受けましたので、連泊することにしました。そして、以前に中国哈密三道嶺撮影にご同行させていただきましたSさんから車を用意していただく事も決まって機動性もできました。また同じく哈密でご一緒だったTさんも加わり楽しい撮影旅となりました。ありがとうございました。
問題は、超大型台風17号が本土上陸するらしく先週同様以上の悪天候が予想されることでした。
インドネシア紀行記を少し中断して、投稿させていただきます。ご覧ください。

 2012年9月30日  JR川崎駅→JR久留里線→いすみ鉄道→小湊鉄道

9月30日朝、7時過ぎに川崎駅で集合、4人乗車でアクアラインを圣由してまずはJR久留里線での撮影です。朝日が上がっていた頃は、青かった空も雲が立ち込めてきましたが、シャッターを押す時は不思議と明るくなって陽も射してきます。インドネシアに続いてのビギナーズ・ラックは、ここでもまだ残っていました。

▲ 7:57、いすみ・小湊鉄道に向かう前に今年8月21日に開業100周年を迎えたJR久留里線を撮りました。数少ない非電化線で撮れたのは、貴重なキハ38-602+キハ37-2です。アイボリーと青との車体色は初めて見ました。撮影地は、下郡~小櫃(おびつ) の西原踏切、列車番号は923Dです。


▲ 8:20、反対の小櫃からやってきた926D、キハ38+キハ37-1002の2連。これらの旧型気動車は、今年12月にキハE130系に置き換えが予定されています。農道横の花を前景にしてとってみましたが、ピントは花の方が良かったかも・・・。

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八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part13 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第8日目 8月11日

am; ジョグジャカルタ BorobudurのManohana Hotel (4:40~7:00)11:00→
pm; →18:43 スンバルハルジョ製糖工場 21:0323:43 PekalonganのNirwana Hotell

今日は、インドネシアが誇る世界文化遺産の一つ世界最大級の仏教寺院「ボロブドゥール」を観光見学します。鉄ちゃんには通常無縁のツアーですが、皆さん折角き来たんだから一度ぐらいは見ておこうと、真っ暗闇の日の出前、4:40に公園内にあるマノハナホテルを懐中電灯を照らしながら出ました。
公園開門は6時ですが、このホテルの宿泊者のみ早くに入場できる特権があります。

▲ 5:40、寺院の上に上がりますと、だんだん夜が明けてきました。今日は霞がかっていて幻想的な光景が拡がります。

▲ 6:12、世界中から訪れた観光客が見守る中、ようやくご来光が雲間から見えました。
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八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part12 PC TASIKMADU(タクシマドゥ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第7日目 8月10日 2の2

am; ソロ(スラカルタ)のIndah Palace Hotel 6:30→6:40 ソロ市内線(6:40~10:15)→
pm;
 →14:53 PC Tasikmadu(15:00~17:30) 17:28→ジョグジャカルタBorobudurのManohana Hotel


▲ タシクマド製糖工場で初めて見かけた厳つい車は、日本では見た事のないトヨタ車でした。

車名は、TOYOTA KIJANG。インドネシアで1977年からノックダウン生産されたトヨタ・キジャン初代型です。現地の悪路・過積載にも耐える、はしごフレームの四角張った頑丈な車で、約35年経った今も現役です。日本国内なら10年も経過すると中古車販売店に並ぶのが貴重なくらいですが、約100年経った蒸気機関車を今も使い続けているインドネシアですから、このぐらいならまだまだなのかも・・・。この車なら多少ぶつけても大丈夫ですね。エンジンは、初代カローラに搭載された水冷直列4気筒OHV1200cc 68馬力で、東南アジアにトヨタの名を知らしめた記念の車だそうです。


▲ GPSロガーのホテルからタシクマド製糖工場への軌跡です。フォトランしましたソロ市内線のPurwosari駅~Solo-Kota駅~ソロ川鉄橋は、赤線です。
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夏の思い出 総決算 -2-

台湾の客車急行列車

この莒光號、客車列車だけあって、速くはない。停車駅も多く、特急(自強號・太魯閣)の待避も多く、所要時間は区間車(普通)と大して変わらない。以前は、急行に冷房があるだけで、普通との差別化ができていたが、普通電車がすべて冷房車になった今では、ほとんどメリットがない。

またこの列車、全車指定だが、満員の場合、無座(立ち席券)を買って乗車することになる。近距離ならもともと無座しか発売しない。日本なら、このような場合、遠慮して、席が空いていても立っているのが通常だと思うが、この地では、何の遠慮もなく空いた席にしっかり座っているので、あとから指定券を持って乗ると、先客を排除するのがまず仕事になる。しかも、車内検札は全くないので、区間車客が紛れて乗り込んでいるケースが相当あるように見受けられた。

莒光號を牽引するE200型だけでなく、同型車として、MGなしの貨物専用機E300型と、歯車比を変更して最高速度を130kmに引き上げた西部幹線の莒光號牽引用のE400型がある。名前に魅かれて下車した牡丹Mudanは、以前炭鉱地帯だった。いまは、ホッパー車を連ねたE300型の牽く重量貨物が通り過ぎて行った。

平渓線との分岐駅、三貂嶺Sandiaolingは、前回も書いたように、国鉄時代の保津峡か武田尾の趣きを持った駅であるが、この前後区間、勾配のため、写真のように貨物列車には補機が付く。駅員が親切なのは、どこも同じだが、ここは鉄道ファンの撮影も多いのだろう。駅員からはツウな回答が返ってきた。次の列車の通過時刻を尋ねると“タンキ、タンキ”と返ってくる。数分後、通過したのは、まさしくELの単機回送だった。補機の回送が多いのである

新烏日NewWurihiに到着する、台北発花蓮行き51次。上は、台湾高鉄(新幹線)の台中駅。列車の種別は莒光號であるが、ツアー専用の観光列車である。日本にも以前あった団体専用列車みたいな列車で、一般営業用の客車とは区分されたイラスト入りの客車が使用される。展望車風の客車や食堂車もあるようだ。

先週に2回目の台湾入りした際には、台北から西へ5駅目、鶯歌Yinggeへ行ってみた。この付近、日中は約20分ヘッドの8両編成の電車は、いずれも満員だ。桃園寄りにある陸橋へ行ってみる。鶯歌は、焼き物の街として知られ、陸橋付近も店が軒を連ね、日曜日とあって、多く買い物客が訪れているが、それにも増して、陸橋からの鉄道見物客の多さには驚く。家族連れ、老いも若きも、列車が来るまで待ち続ける。鉄道ブームまさに極まっている。

八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part11 SOLO(ソロ市内線)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第7日目 8月10日 2の1

am; ソロ(スラカルタ)のIndah Palace Hotel 6:30→6:40 ソロ市内線(6:40~10:15)→
pm;
 →14:53 PC Tasikmadu(15:00~17:30) 17:28→ジョグジャBorobudurのManohana Hotel
▲ インドネシアのおかあさんたちは、笑顔一杯でたくましく見えました。Solo-Kota駅では、そんな光景に囲まれました。だから子供たちも元気に育っていくのでしょうね。

6:40、市内のホテルから約10分でPurwosari駅に到着しました。今日ぼ午前中は、この駅からの営業している支線を使ってのチャーター列車に乗車してのフォトランを楽しみます。

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夏の思い出 総決算 -1-

気がつけば9月も下旬です。ここしばらくクローバー会会員とともに、鉄道誌への寄稿・校正作業に追われ、やっと終わったのが、一昨日の午前5時でした。

この間、ずっと家に籠ったままの生活が続き、外は暑いのに、撮影にはとんと熱くならないまま夏が終わってしまいました。

掲示板では役立たずの状態が続いていましたが、これまでの埋め合わせのため、少ない材料を駆使して、夏の報告、総ざらえです。

この夏、珍しく海外旅行が相次ぎました。と言っても、台湾ですが…。

ただ台湾は、本欄でも、準特急さん、ぶんしゅうさんはじめ、デカンショさん、ブキウギさんから、その良さを刷り込まれています。別の用務が発生し、急遽、台湾行きとなりましたが、用務の間に、しっかりカメラに収めてきました。

確かに今も、日本の国鉄時代の懐かしい光景が見られる台湾鉄路ですが、そのなかでも客車急行列車は、まさに国鉄時代の東北本線・山陽本線の再来を思わせる列車で、すっかり魅せられました。今回は、客車急行列車に絞って紹介しましょう。

台湾鉄路には4種類の運賃タイプがあり、日本で言えば、特急、急行、準急、普通列車に相当する。日本のような運賃+料金の概念はない。時刻表に莒光號Chu Kuang Haoと表示されているのが、この急行列車である。すべて客車編成で、電化区間はEL、非電化区間はDL牽引となる。客車は、冷房付き、リクライニング転換クロスシートで、日本で言えば14系客車に当たる。日車・日立で製造されたが、1970年以降の増備車は台湾製もあり、総数は400両を超える。客車の形式は、数字2桁(自重)+英文(種別)+数字5桁(形式区分)の表し方、種別のうち、FPは商務車(1等車)、SPは普通車(2等車)、Kは車掌室付きとなる。製作年代によって細部は異なる。

写真は、台湾高鉄(新幹線)台中駅との乗換駅、新烏日NewWurihiに到着する莒光號655次、台湾高鉄開業に伴い、相互乗換駅として新設された。655次は、台東発高雄行きの夜行列車で、台湾一周路線のうち、10分の9を走破する台湾鉄路最長距離の列車、オール座席車なので台湾版「八甲田」「桜島・高千穂」と言ったところ。

今回は電化区間しか行けなかったので、先頭に立っていたのは電気機関車のE200型である。1976年GE社製で、ほかにも同系としてE300・E400がある。高運転台で、オレンジ部に腹掛けラインが入って、いかにも米国製らしい無骨なスタイルだ。

写真は、平渓線との分岐駅、三貂嶺Sandiaolingを通過する莒光號。付近は、まるで国鉄時代の保津峡か武田尾の趣きだ。

集集線に少し前から動態保存運転されているDT688(D51)を撮影後、乗換駅の二水Ershueiへ。ビンロウ(檳椰子)の樹がいかにも、南国へ来たことを感じさせてくれる。1両目の青色車は、行李車(荷物車)の45WBK80009、2両目も同型車の45WBK80001である。このように1~2両の荷物車の連結が常で、これも国鉄時代である。時刻表には記載がないが、一日数本の荷物専用列車も走っている。

莒光號を駅撮りではなく、駅間で撮りたくなった。台北から2時間程度で行けるお立ち台として、宜蘭線の大里Dali を選んだ。駅から10分も歩けば、太平洋の大海原が見える。沖にはカメの姿に似た亀山島が見える。ポジションも並行する道路から簡単に収まる。おまけに、東部幹線の一部だけあって列車本数も多い。まさに、新幹線開業前の山陽本線須磨下車徒歩10分の気分だった。

八月だ、もっと熱くなろう!  赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part10 AMBARAWA(アンバラワ保存鉄道)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第6日目 8月9日 2の2

am: ペガロンガンのNirwana Hotel 6:30(約14キロ)→7:08スラギ製糖工場9:00→9:35 Hotel 9:45→
pm: →(約146キロ)→14:15アンバラワ保存鉄道(15:04~18:28)20:06(約65キロ)→23:34ソロ(スラカルタ)のIndah Palace Hotel


▲ アンバラワ保存鉄道の途中駅で蒸気機関車を見にきていた子供たち。澄みきった綺麗な目がとても印象的でした。


▲ GPSロガーの軌跡地図に計測ポイントを入れたペガロンガン→スラギ→アンバラワの走行地図です。計測ポイントの数は任意に指定できます。加工前の元本地図では、ポイントをクリックするとGPSデータが表示されます。約8分毎のポイントですが、多くなっているのが渋滞を起こした地点です。
ご覧のように右上のスマラン手前で渋滞に巻き込まれましたので、市内を避けて山中を迂回して走りアンバラワ鉄道に向かいました。 続きを読む

八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part9 PG.SRAGI(スラギ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第6日目 8月9日 2の1
am: ペガロンガンのNirwana Hotel 6:30(約14キロ)
→7:08スラギ製糖工場9:00→9:35Hotel9:45→
pm: →(約146キロ)→14:15アンバラワ保存鉄道(15:04~18:28)20:06→23:34ソロ(スラカルタ)のIndah Palace Hotel


▲ スラギ製糖工場の集積場ヤードで入換え作業を見る親子? お爺さんと孫? どちらか分かりませんが、子供を大事そうに抱えて見つめておられました。

昨夜遅くというより早朝近くにB班5名が到着され合流されました。B班は今日から14日まで励まれます。一方のA班は、11日に帰国の途につかれます。O氏と私は、失業者で毎日が日曜日ですので、A&B班を跨いでの日程です。
B班は、T・Tさん、S・Teさん、S・Taさん、J・Mさんと台湾のことなら任せてくださいと第一人者のお一人片倉佳史さんが、住まわれる台北から来られました。 今日から3日間は、13名の猛者軍団になります。



▲ 上の地図は、O氏がお持ちのGPSロガーからの今日一日の行動軌跡です。この地図は、ブラウザから開いた軌跡、地図をコピーして、PhotoShopで編集したものです。これではできませんが、元の地図からは任意の位置をクリックすると、時間等のGPSデータが読み取れます。
私は、愛用のNikon300sにGPSを装着していますので、写真を撮りますと、ロガー同様にデータが1コマ毎に保存されますが、軌跡まではできません。GPSロガーですと、後でどのコースを行ったのか分かり、大変に便利です。私も帰国後に同じ製品を買い求めました。

今日は、早朝6時半にホテルを出発してスラギ製糖工場で撮影の後、一旦ホテルに戻り荷を取った後、ラック式のアンバラワ保存鉄道に乗車と撮影をしてソロ(スラカルタ)のホテルへと参ります。 続きを読む

八月だ、もっと熱くなろう! 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part8 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第5日目 8月8日
am: ホテル→スンバルハルジョ製糖工場機関区→指令所→集落の橋
pm: 集落の橋→指令所→ホテル

早朝にホテルで朝食後出発、少し風があるためか空気が澄んでおり、今日はスラメト山(標高3,432m)がよく見えます。

7:40にスンバルハルジョ製糖工場に到着しましたが、機関区は、昨日のような蒸気機関車からの煙が立ち込めていなく朝日が斜光になってくれません。どうも、風のため機関庫内に煙が滞留しないためのようです。こんな時にこそ、昨日見えなかったものを見るセンスを要求されますが、私ごときの腕では捜し求める方が無理だったようでした。

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京阪旧3000特急車最後の夏

KAWANAKAです。

夏も終わりですが、京阪旧3000特急車最後の夏の続き。

I,W両氏と澤村氏の墓参を済ませた後、3人京阪で大阪都心へ。おかげでシールラリーが満印になりました。ここまで来たら、富山地鉄と大井川に詣でて締めくくりをせねばなりません。

9月の1,2日、富山に遠征しました。ちょうど富山は風の盆の時期であり観光客で混んでいたが、それを横目に京阪色3000に会いに行きました。夏の濃い緑に京阪色はよく合います。立山駅で念願のプレミアムカードをゲット。暑い中来た甲斐がありました。帰りの駄賃に旨い具合に475急行色に出くわし、それに乗車して帰途につくというオマケまでつきました。折角ですので定番の場所での1コマを。

次に、9日に大井川。早朝出発の老年18切符利用の日帰りです。同じ行くならカマも撮ろう、そしてカードを貰わないとあかんので、金谷から新金谷まで暑い中、真昼間歩き。新金谷で汗まみれになってプレミアムカードをゲット。シールが完成しました。

ただ、やっぱりというか予想とおり、3000は運用に入っておらず、ひっそりと新金谷に留置されていました。しばらく動かないとのことで、シールラリーに協賛するのであれば、「最後の夏」に走らせてもエエのではないかと、残念でありました。同じ思いをした同業者もおりました。折角なので福用まで出向き1コマとって帰途に着きました。走っている写真は撮れませんでしたが、走りたそうな3000が片隅から寂しそうに覗いています。

ついでに、8月に撮った旧3000もどうぞ。

これで小生の夏も終わりになりました。

八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part7 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第4日目 8月7日 2の2



▲ 9:36、機関庫から1kmほど離れた所にある指令所に到着しました。ここは工場の敷地のはずれにあり、鉄道の運行を管理しています。しかし、遠くにDL9号機とローリーがいるだけです。このローリーに積んだサトウキビは、O氏が言われていた、運搬途中で落下したのを拾い集めたものなのですね。

▲ 指令所内に入った神谷隊長とO氏は、今日の運行予定について指令官から聞かれています。 
私は初めてですので、サッパリ分かりませんが、これから何時どこに行けば神谷隊長が思われているショットを撮れるかの大事な打ち合わせのようです。分からないなりにも聞いておけば、その内には分かるかもと聞き入りました。

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八月だ、もっと熱くなろう! 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part6 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第4日目 8月7日 2の1


▲ 昨夜から宿泊しているペカロンガンのホテルニルワナ(Hotel Nirwana Pekalongan)で、朝食後いつものように6時半過ぎに出発しました。丁度、町は通勤と通学ラッシュです。白いヒジャブを被っている子もいました。ヒジャブは、イスラム教徒が、髪を隠すためのベールです。
踏切も渡りますが、インドネシア鉄道の注意マークはペケ2つです。

7:53、スンバルハルジョ製糖工場に着きましたが、工場前の線路には、空ローリーが留置され、サトウキビを満載したトラックが荷降ろしの順番を待っていました。

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八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part5 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第3日目 8月6日 2の2

▲ 12:00、計ったような時間に、定番メニュー昼食が始まりましたが、その中でもこのスープは絶品です。ビールが主食の方が多い軍団ですが、これだけは唸らせました。 続きを読む

八月だ、もっと熱くなろう! 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part4 P.G.PANGKA(パンカ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第3日目 8月6日 2の1


今日の午前中は、昨日に引き続きパンガ製糖工場での撮影、午後からはスンバルハルジョ製糖工場へと向かいます。


▲ 朝は6時にホテルのレストランに集合して、朝食はインドネシア風のバイキングです。お粥やスープもありましたので、ガッチリと食べました。

▲ お食事中に話題になったのは、部屋の天井の矢印と、カーテンボックス上にお菓子の袋が放置してあるとの事でした。矢印は、イスラム教徒の多いインドネシアですので、メッカの方角を指している”キブラ”と分かりましたが、お菓子の袋が分かりませんでした。食事の後で見てみるとありました。芳香剤です。思わぬ所に置いてあるので間違いますね。


▲ 7:26、昨日同様に工場前の踏切からの撮影開始です。2号機が回送されてきました。
集積場ヤードでは、丹念にポイントやレールぎわに落ちたサトウキビを取り除いて燃やしています。シュガートレインは、ローリーの脱線が多発するほど、上下左右の揺れが大きく、積んだサトウキビを落下させながら走っていきます。レール上に覆いかぶったサトウキビを踏みながら走りますが、ポイント部分では、重いSLでも脱線しますので、取り除かなければなりません。

▲ 今朝はまだサトウキビを運搬するトラックの到着が遅いのか、ローリーへの積み替えが進まず、発車はまだのようです。

猛者軍団もSLが走らないので、ゆっくりと時が来るのを待ちます。


 ▲ SLの牽引するシュガートレイン撮影が目的でしたが、DLも年代物の珍しい機関車が多く、これを見るのも楽しみでした。日本に走っていましたら、SL同様に追い掛け回されるヨダレの出る、車両です。

7:46、次はDL12号機が空車を牽引してきました。
1950年、ドイツSCHOEMAの製造です。

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八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part3 P.G.PANGKA(パンカ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第2日目 8月5日 2の2


午前中の撮影は終了です。昨夜、ホテルには深夜到着で、朝は皆さん5時過ぎには起きられたようですので睡眠不足です。皆さんの体調を案じての神谷隊長の心遣いで、泊まっているホテルに一旦戻っての昼食。食後は、シャワーとお昼寝タイムとなりました。私は初めてのインドネシアとあって高ぶっておりましたので、ホテルのプールでひと泳ぎしました。後は落ち着いたのか、心地良くなってプールサイトのチェアーで、監視員の方から起こされるまで眠ってしまいました。


▲ 15:36、再び戻ってきたパンカ製糖工場の機関区。午後からの斜光がス3号機にスポットライトを浴びせていました。バックにおいてあるのは、サトウキビの絞りかすの”バカス”です。他の工場では、マキを燃料にしていますが、ここではバカスを主に使っていますので、火の粉がよく排出されます。夜はすばらしく、通称”花火”といわれていて、ここを訪れる鉄ちゃんの憧れになっているそうです。

これより夜まで、2号機をチャーターしての撮影開始です。民家の立ち並ぶ、工場ヤードの引き揚げ線の先方向に向かいました。


▲ ここまでトレインが来るのは珍しいのか、住民の皆さんも出てきて走行を見守ります。猛者軍団は連写で答えます。カメラ2台が見える奈良からお見えのW・Jさんは、ずっしりと重そうな背中のカメラバックに、6×7の他に3台、合計5台ものカメラを持ってきておられました。なんと重量は25kg以上とか、体力勝負の撮影でもあります。


▲ 猛者軍団は、2号機と不安定な空ローリーに乗って、集積場ヤードの先へと向かいます。

▲ 行ける所までと来ましたが、ここから先は線路が埋もれていてダメです。神谷隊長は、もう少し先ならバナナ林で良いロケーションなのにと残念だと申されていました。ここより少しヤードに戻して、夕陽が沈むのを待ちました。 


▲ 16:58、陽はまだ高かったのですが、機関車に近づいて夕陽を入れてみました。

▲ 17:22、特殊フィルターをお借りして撮りましたので、狙っていたショットには近くなりました。

▲ 17:44、陽が沈んだ後も残像を求めてみましたが、日本のような綺麗な夕焼けにはなりませんでした。

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八月だ、もっと熱くなろう! 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part2 P.G.PANGKA(パンカ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第2日目 8月5日 2の1


▲ 昨日は、闇夜の中を走行していましたので、どこへ向かっているのか初めてで分かりませんでしたが、ジャカルタから東へ約200キロ余りを移動しました。宿泊したホテルは、テガル駅から近いBahari-inで連泊となりました。 続きを読む