半世紀前の長崎電軌(3)-併せて街の新旧対比-

長崎電軌第3回目です。一旦長崎駅前に戻りました。
▼【旧】第1回でも紹介した駅前です。食堂、パチンコ屋のほか、かすてらの看板もありました。線路は右手奥と右手前の二方向に分岐します。画面では170型電車が右手奥へ進み、旧・小川町(現・桜町)を通り公会堂前方向に向かっています。
次の画像で歩道橋上から眺めると好く判ります。1963年4月3日 07922▼【新】(左)上の画像とほぼ同じ位置から眺めました。山が見えなくなりました。(右)駅前は歩道橋と橋上広場に変わっています。歩道橋の上から南の方向を眺めました。線路を左奥に進むとこれから紹介する旧・小川町(現・桜町)、右奥に進むと五島町、出島を経て築町です。Google Earthより
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半世紀前の長崎電軌(2)-併せて街の新旧対比-

長崎電軌第2回目、図は南部方面、今回紹介の路線図です。蛍茶屋から公会堂前を経由して一旦長崎駅前に戻ります。再び同所を出発、西浜町経由で思案橋に、その後石橋に向かいます。グラバー亭を訪ね街を見下ろして、最後は築町、出島経由で長崎駅に戻りました。
▼【旧】211型212 蛍茶屋車庫  1963.4.3撮影  07900     続きを読む

半世紀前の長崎電軌-併せて街の新旧対比-

半世紀前シリーズ、今回は長崎電気軌道株式会社、長崎電軌。1963(昭和38)年3月末に訪れました。車輌と共に、街の様子を新旧対比したいと思います。停車場及び街名は、1962年訪問時の表記です。現在名は()内に表記しました。
新しい街の様子は、例によってGoogle Earth を利用しました。
▼1963(昭和38)年頃の長崎電軌路線図を作成しました。その一部、北部方面です。
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熊本市電171号(現長崎電気軌道601号)の活躍

長崎電軌600形601号は元熊本市電170形171号で昭和28年3月製、昭和44年8月に熊本から長崎に譲渡された電車です。熊本ではほかの車両より小さめでしたが長崎では200形300形と同サイズです。172号と2両が譲渡されましたが172号は昭和62年に廃車となっています。最近では保存車的な存在で秋の「路面電車の日」に走るか「貸切」で走るか程度でほとんど車庫にいます。しかし常に整備され車内にICカード対応の設備も設置されいつでも営業運転できる状態になっています。今回の熊本地震に際し募金箱を乗せて《がんばれ!!熊本号》として一般運用されています。
5月中とのことでしたので その活躍を見ようと行ってきました。(2016年5月25日)

↓ 朝 浦上車庫から出庫し 赤迫折り返し 1系統「正覚寺下」行きで長崎駅前にやってきました。JR長崎駅からの歩道橋が左に見えます。
朝のラッシュ時なので車内は満員です。長崎は坂の街 自転車の少ない街で路面電車の乗客は多いですね。
171号の色は熊本から譲渡された時の色に復元されていてきれいです。
「熊本地震」義援金 募金箱 設置のご案内 と側面に表記されています。
長崎601-1

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