2014年 絶景の台湾鉄路 夏の旅 Part1 台北桃園空港でSIMカード購入 台中へ 

08▲ 16:14 台北からは、台湾の鉄ちゃんから「紅斑馬(赤いシマウマ)」と呼ばれているEMU1200系(200系)9両編成の自強129号に乗って台中へ着きました。
EMU1200系は1987年に投入された南アフリカUCW社製のEMU200系を2003年に前面非貫通等の大幅改造をされた電車です。現在9両編成×3本と予備車3両の30両が在籍しているそうですが、偶然に乗り合わせてラッキーでした。左側はこれも珍しい1988年、イタリアSOCIMI社製のEMU300系、自強128号です。3両編成×8本の24両が在籍しているそうで、西部幹線の区間運用の自強號に使用されているそうです。どちらも残り少なくなってきた釣掛式駆動です。

第1日目 7月17日
① 長岡京 5:51(JR)→大阪/梅田(地下鉄)→なんば/難波(南海)→関西空港
② 関空 9:10(JL813)→11:05 台北(桃園)空港 13:05(Bus)→13:11 台北駅
③ 台北 14:00(自強129号)→16:14 台中

台湾に何度も行かれておられるデカンショまつり号さんから「今年も集集線に蒸気機関車が走ります。行く予定をしていますが先輩、ご一緒にいかがですか。」と、お誘いをいただきました。老体をお誘いしていただくのは誠にありがたき事です。8月お盆に訪中する事になっていますのでおとなしくしているつもりでしたが聞くと血が騒いできまして、ありがとうございますと即決です。
台湾では、CK101(C10形・現在静態保存)、CK124(C12)、DT668(D51形)、そして今年6月にCT273(C57形)が動態保存として復活しています。台鐡公式HPを見ても運用される蒸気機関車はまだ発表されていませんが、昨年は夏休みにDT668が運用されました。今年は3年余りの歳月をかけて修復されたCT273かなと期待しての訪台でした。

01▲ 9:55 JL813便での機内食です。今までと比べるとボリュームが出ました。ビール、ワインとおかわりして心地良い搭乗でした。

10:55 台北桃園空港にはちょっと早めの到着。今回は翌日来られるデカンショまつり号さんT山さんと携帯電話で連絡が取れるようにと台湾でのSIMカード購入をします。携帯電話は日本国内で販売されているのはSIMフリーになっていないので使えませんが、中国で使っている携帯電話なら通信方式も同じで問題ありません。
数年前に訪台した時に嘉義で電話会社に行きましたが「購入するには、2つの身分証明書が必要です。パスポートの他に自動車の国際免許証を提出してください。」と言われて断られました。今回はドイツに行く時に取得した国際免許証があります。万全の用意でした。

03▲ 台北桃園空港第2ターミナルの到着ロビー見取図です。(※ 公式HPより転載)
入国審査を終えて預け荷物を取った後、到着ロビーに出て左に回って下さい。

04▲ 11::26 湾哥(台湾モバイル)、中華電信、遠傳電信と3つの会社のカウンターが並んでいます。

04_1▲ SIMカードの料金は旅行者向けに滞在日によってA~Hと8種類が選択できます。今回はまだ帰国日を決めてはおりませんが追加チャージも出来るようなので取りあえずBの3日間Aプラン(NT$300=1,050円)を選んで購入しました。しかし、購入に必要なのはパスポートだけで良いと言われて、拍子抜けです。今は前回のように国際免許証は必要ないそうです。
04_2携帯電話を渡して店員さんにセットしてもらいます。通路状態を確認してからOKサインを出して料金を支払いました。
そして、今回は道で迷わぬようにナビゲーションも出来るApple製のタブレット、Ipad(SIMフリータイプ)を新しく購入して持ってきました。
Ipad用にもう1個を注文しますと、1個だけしか売れません。もう1個必要なら別の電話会社で申し込んでくださいと言われ隣のカウンターを指差しでした。同じ電話会社では1つしか販売できないそうです。
隣に行って同じように購入しましたがこちらは7日間Dプラン(NT$500=1,750円)にしました。SIMカードをミニタイプに加工セットしていただき、インターネットができる事を確認してから料金を支払います。

こんな面倒を到着して直ぐにするのは大変と思われる方は日本でWifiルーターをレンタルする方法もありますが1日670~700円はします。SIMフリーのタブレットをお持ちの方なら格安となります。携帯電話をレンタルされる方もこの料金を聞けばビックリでしょう。ちなみにSIMフリーの携帯電話は現地で買うと3,000日本円程度からあります。海外によく出かけられる方には随分とお得です。待ち時間も入れてのカウンターでの所要時間は約15分でした。

02▲ 12:02 空港内のATMでキャッシングをしてから、今日はもう一仕事のためにリムジンバス(NT$125=約440円)に乗って高鐡桃園ではなく台北駅に向かいます。

05▲ 13:11 約1時間の乗車で台北駅に到着。もう1つの仕事とは台鐡が連続3日間、または連続5日間乗り放題のTR-Passの購入です。
前回は買おうかと迷ったTR-Passは、今回は同行させていただくデカンショまつり号さんたちが購入予定です。割引率が低く乗車する度に買う方が安い場合があります。今回は実際にどうだろうかと試しに買ってみる事にしました。5日用でNT$2,500(約8.800円)、1日当りはNT$500です。※以下NT$は元とします。

0607▲ 台湾鉄路は7月16日に台東電化完成に伴い、大幅な時刻改定が行われました。鉄道案内所に行きますと無料の時刻表を配布していました。

この時刻表は改定時には一度に大量に発行されますが、夏休みシーズンです。瞬く間になくなってしまいます。有料の時刻表は嘉義以南でないとなぜか手に入りません。ゲットは必需でした。

左は平渓線と江ノ電との交流キャンペーンで2013年5月から始められたどちらかの使用済み1日乗車券を持って行くと反対側の1日乗車券と引き換えられるという企画のポスターです。好評なために2015年3月31日まで延長されたそうです。切符売場前に目立つように掲出されていました。

台北駅での必需事項は住みました。後は鉄道書籍やグッズ類が売ってある台鐡夢工場を見たりコンコースを散策してからの台中へと向かいます。台中までは自強號乗車で389元、切符の方が安くになりますのでTR-Passはまだ使わずです。

12▲ 16:14 台中に到着。ホテル位置が分からず、まず駅舎のある正面に降りてみましたがどうも違うようです。案内所で聞いてみると後站(反対側)でした。

13▲ 表站とは違ってこじんまりした後站駅舎です。Booking.comで予約しておいた瑞君商務はすぐ前、徒歩2分にありました。

09▲ 16:35 今日から宿泊のホテルです。
とにかく駅に近い、入居しているホテル階は2フロアーだけ(フロントは1階)のようですが、部屋に入ってビックリとしました。

1011デラックスダブルルームを予約しましたが何と円形ベットです。部屋はご覧のとおりとても広く、台湾では珍しくバスタブもあって快適そうです。宿泊料は日本で予約をして1泊、6,235円。
翌日から来られるデカンショまつり号さんはまだホテルの手配はしておられません。快適ですとメールで連絡申し上げましたら、「ここにしましょう。予約して下さい。」と返信がきました。
今まで台湾のホテルに宿泊経験してきましたが、日本と比べると設備やサービス面では、結構割高感があります。しかしこれほど広くてバスタブもあって、Wifiも早そうなのですっかり気に入ってしまいました。何といっても鉄ちゃんには駅に近く移動には最適です。この後もここを拠点として宿泊、何と計5泊もしました。

しばし休憩してからは街角散歩です。台湾といえば夜市です。ただ徒歩で行くにはここの夜市は遠いのでTaxiで向かいましたが、夕刻を過ぎても蒸し暑い夜です。たまらずに引き返しました。冷房の効いた部屋で7Eleven弁当で済ませました。
明日は、デカンショまつり号さん一行は、手前の新竹に14:13着の自強號で着かれ、合流する事になりました。台湾で撮影中に朋友になられた林さんという台湾人鉄ちゃんのご案内で行包(荷物客車)列車等を撮影予定です。行包列車は以前に見たことはありますが撮ってはいません。貨物列車同様に時刻表には掲載はなく、地元鉄ちゃんの情報がないと分かりません。楽しみの就寝としました。                   Part 2へ続く

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