台湾から帰国してすぐに前回、青春18きっぷで回った長崎・山陰路で会った迂回貨物列車の撮影に向かうことにしました。列車ダイヤと撮影場所は、893-2さんにご教授いただき、同行は準会員になられた不銹鋼號さんと加賀野井さん、相棒はぶんしゅう7号です。
▲ 山陽線一部運休のため迂回貨物列車は岡山~山口を伯備線・山陰本線・山口線と大きく迂回して走行します。この時期の日中の撮影可能区間は上りが仁保~黒坂、下りが黒坂~津和野です。番号を入れましたのは893-2さんお薦めの撮影地で、あらかじめIpadのグーグル地図のマイプレイスにラべルを入力してたどり着けるようにしておきました。こうしておけば撮影後直ぐに次の撮影地に向かえますので追っかけがスムーズにできます。
第1日目 9月24日(月)
【前日の出発、またトラブル】
最初の撮影地伯備線の根雨駅までは自宅から258㌔あります。ノンストップなら約3時間半ですが老体にはとても無理です。休憩をとりながら行くと約5時間はかかります。根雨駅近くの「道の駅奥大山」に車中泊すれば無理なく走行できると逆算して昼頃に老健に入所している母親の面倒を見てから向かいました。
昼食を近くのうどん屋でとってから大山崎I.Cから名神高速道路に入り西へと向かいましたが約30分ほど走ったところでうどん屋にカバンを忘れたことに気づきました。近くのSAに入ってUターンして取りに戻りましたが最初から大チョンボです。最近は毎回旅に出る度にチョンボをやっています、ボケが進んできたようです。
こんな事が最初から発生しましたので気を付けなければならないと、運転は疲れたなあと思う前に休憩することにしました。
北宝塚SA、安富SAと休憩タイムを取り勝央SAには19:10到着、お腹が空きましたので夕食をとった後、蒜山高原SAに向かいましたが、降りだした雨と暗闇の中を運転するのに疲れました。1日での走行距離を300㌔と決めていますのですが既に327.4㌔を走ってきましたので今日は限界です。10:45、ここでぶんしゅう7号の屋根のテントを上げて車中泊としました。忘れ物を取りに戻った往復約100㌔の走行が響きましたね。
第2日目 9月25日(火)
6:03 小雨が残る蒜山高原SAを出発、向かうは根雨~黒坂の日野川鉄橋でしたが、6:18頃の通過ですので今からでは間に合いそうもありません。
余裕がある伯耆溝口~岸本の田園地帯に切り替えて高速道路を降りました。
▲ 6:55 伯耆溝口~岸本 撮影地① Google座標;35.364093, 133.425752
重く雨雲が垂れこめる中、EF64 1068号機が牽引する迂回貨物列車がやって来ました。次の岸本では16分停車をしますのでここで追い抜きました。
▲ 7:14 岸本~伯耆大山 撮影地② Google座標;35.424271, 133.395320
米子バイパスの歩道橋に上がって待ちますと、先ず来たのは115系2両編成の普通電車、出雲市行きの821Mです。迂回貨物列車はこの電車の追い抜きを待っていたようです。
迂回貨物列車は米子で1時間あまり停車してEF64からDD51へと牽引機の交換が行われます。続いて撮影地③日野川橋梁に向かおうとしましたがどうも間に合いそうもありません。諦めて米子バイパスに入って追い抜き、先に向かいます。
▲ 9:38 玉造温泉~来待 撮影地④ Google座標;35.429455, 132.996984
撮影地②から約40㌔を走り、通過する約1時間前に余裕の到着。白い蕎麦の花咲く蕎麦畑を前景にアングルを決めました。小高い山でもあれば宍道湖を入れて撮れるのですが都合よく高台のお立ち台はありません。
まず先発で来るサンライズ出雲を撮りました。
▲ 10:25 到着して待つこと1時間余り、ようやく迂回貨物列車がきました。
▲ 11:21 尚江~出雲市 撮影地⑤ Google座標;35.368555, 132.788948
山陰自動車道を経由して約25㌔、所要時間約40分で斐伊川(ひいかわ)に架かる鉄橋に到着。大築堤のインカーブで待ちます。すぐにやって来たのは381系やくも3号、約20分少々遅延して来たようです。
▲ 11:28 続いて迂回貨物列車が約5分遅れてきました。本来なら宍道で追い抜きをまっていたはずですが、特急に負けず高速走行です。
この後は東京からひかり&やくもを乗り継いで来られる不銹鋼號さんと合流ですが、少し時間がありますので今回本命にしています小田~田儀の撮影地をロケハンしておきたかったので混み合う出雲市内を避けて信号のない山中を走りました。走行距離は約26㌔、所要時間は約35分です。
▲ 12:14 小田~田儀 撮影地⑥ Google座標;35.276896, 132.604361
一旦、田儀駅まで行きロケハン、ベストな撮影ポイントに戻って来た時にはほぼ定刻に迂回貨物列車がきてしまいました。高台に登りたかったのですが間に合わず、やむを得ずにシャッターを切りました。電線が邪魔でした。ただ懸念された天候ですが、雲が多いものの朝と違って明るくはなってきました。午後以降の撮影に期待が持てます。
この後、出雲市駅に到着されます不銹鋼號さんをお迎えに東へと走りました。 Part2へ続く