癒しの島 台湾鉄道の2019年冬の旅 Part11 大甲でしなの鉄道色EMU500系を撮る

第9日目 3月5日 その2


② 台中港12:1112:21(區間車2608次)⇒12:16 12:26大甲

台中港からは遅れていた區間車に乗車して大甲へと移動です。駅撮りをすることにしました。

▲ 12:36 最初に来たのは、EMU500系新竹始発彰化行きの區間車2523次です。
EMU500系は1990年に当時の韓国大宇から344両が導入されましたが製造元が合併されたために補修部品供給などのアフターサービスが適切に実施されず、台鐡からの信頼は失墜し、車両等の調達に関して韓国企業は事実上の出入り禁止の状態が続いていました。日本企業の車両調達に切り替えられていましたが、2018年韓国ロテム社に520両の通勤電車の発注が行われました。日本メーカーから日本国内での需要が多く収益性向上に方針が転換してきたために応札がなかったためと報じられています。

▲ 12:46 彰化始発竹南行きの區間車2532次が同じホームに到着しました。順行・逆行とも1番線ホームに入線しますのは台鐡独特の「双単線」方式の運用によります。このためホームで駅撮りする時には発車時刻表を見ながらホームを移動する必要があります。

▲ 13:01 続いて嘉義始発七堵行きの莒光號510次も1番線に到着です。8両編成できました。

▲ 13:17 お腹が減ってきましたので大甲駅前にある「大甲山西刀削麵」へ参り牛肉麺を食します。前回DT668の撮影時にも行った刀削麺食堂で小サイスでも量はたっぷり、お味も中々で気に入っています。
これで110TWD(約400円)はお得です。お薦めします。

▲ 13:37 大甲駅前の様子です。気温は25℃に上がり春らしい過ごしやすい日中でした。

▲ 13:39 上が南下(逆行)、北上(順行)の大甲站の時刻表です。ご覧の通り1番線ホーム発着が圧倒的に多く2番線ホームはわずかです。

▲ 13:42 順行・逆行列車が交換する時にのみ2番線ホームは使われているようです。彰化行きの逆行區間車が発車した後、見えたのは2番ホームに発車待ちの「しなの鉄道色」EMU500系順行の彰化始発新竹行きの區間車2534次です。台鐡としなの鉄道は2018年3月に友好協定を締結しており、これにもとづく交流事業の一環として2019年1月にEMU500系「しなの鉄道色」が実現したそうです。電車好きの不銹鋼號さんは大喜びで撮っておられました。

▲ EMU533編成の発車を見送ってから、莒光號2本を待ちます。

▲ 14:00 七堵始発潮州行きの莒光號513次が少し遅れて入線してきました。8両編成です。

▲ 14:18 513次発車後同じ1番線ホームに14:20発の潮州始発花蓮行きの莒光號562次が定刻の到着です。これも同じ8両編成でした。

▲ 14:23 大甲站は1922年(大正11年)10月11日、海線では最も大きい站として開業しました。日本統治下時代の面影を随所に残し、ホームに立つと日本にいるかのような錯覚を感じます。
③ 大甲 14:31(區間車2531次)⇒15:09 彰化

▲ 我々は次の逆行區間車、彰化行きに乗車しました。彰化站コインロッカーに預けた荷物取り出しと、EMU300系駅撮りのためにに移動です。

▲ 15:10 彰化に到着、コインロッカーに行き開錠しようとナンバーを打ち込みましたが、また開きません。係員を呼ぶと時間制になっているそうで追加料金を入れなければ開かないそうです。100TWD(約370円)を追加して無事開錠できました。今まで有人窓口で30TWDで預けていましたのでコインロッカーはかなり高くになります。次回からは避けなければと勉強になりました。
▲ お目当てのEMU300系はヤードに留置中でした。
数本をホームから撮ってから未乗車区間の追分~成功の乗車に向かいました。

④ 彰化 16:17(區間車2544次)⇒16:25 追分
▲ 16:24 追分に到着、縦貫線の彰化~竹南は海線と山線に分かれています。彰化から次の海線追分と山線成功は短絡戦で結ばれていて一日上下各11本の區間車が運行していますが、今まで乗車できなかった路線です。

▲ 追分站は島式ホーム2面4線を持ちますが各ホームへの連絡は地下道・跨線橋ともなく地上の渡り通路です。階段数は少なくこちらの方が楽ですね。

▲ レトロ調に保存されています駅舎内です。

▲ 追分站の開業は大甲と同じ1922年(大正11年)10月11日、日本統治下時代に建設された貴重な木造駅舎です。

▲ 歴史的な産業遺産として保存整備されるようで完成予想図が掲示されていました。蒸気機関車も描かれていますが何処から持ってくるのでしょうか。

▲ 17:01 台北始発花蓮行きの莒光號561次の通過です。これも8両編成です。
ここでの撮影はこれで切り上げて短絡線を初乗車して台中へと向かいました。

④ 追分 17:07(區間車2623次)⇒17:33 台中

▲ 17:40 リニューアルが完成に近づいた台中に到着後、駅撮りです。

▲ 17:45 EMU500系8両編成の后里始発潮州行きの區間車3267次の到着です。

▲ 17:53 続いてEMU800系8両編成の苗栗始発大甲行きの區間車2622次の到着です。夕方のラッシュ時とあって頻繁に発着しています。

▲ 台中站は3番目のホーム新設の工事中です。こちらは1線だけになりそうです。

17:56 日も沈み夕闇となってきましたのでこれで今日の撮影は切り上げです。宿泊予定は常宿にしています駅前直ぐのツインタワーホテルへ向かいました。

▲室内は綺麗でバスタブもあります。朝食込の宿泊料金は1,063TWD(約3,737円)とリーズナブルです。

▲ 夕食はホテル横でユニクロやダイソー等も入っています大きなショッピングセンターで久しぶりのオムレツカレーとしました。ビールは珍しく黒ビールです。
Part11へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください