第1日目 11月30日 その1
11月25日に宮津へ日帰りした後は、不安定な天候が続き我慢の日々も続きました。ようやく30日から良くなるとの予報が出ましたので、現地情報も確認して再出発準備をしました。
8:15、自宅を出発して京都縦貫道を一路宮津方面に向かいます。今日の最初の目的地は、前回悔しい目に会った辛皮駅です。
10:34 綾部からは大江方向に進路を変えて大江高校前を見ます。予想通り無粋なコンクリート高架橋が続いていて俯瞰も出来ないので写真にはなりません。由良川の氾濫対策での高架橋になったそうです。
大江高校前から宮津に向かっては、山間区間になります。宮福線に並行する道路を走りながら車から見た場合のロケハンをしますが、これはと思う場所はありません。
▲ 10:48 二俣駅に寄った後大江山口内宮駅にも立ち寄りました。ここ10年の1日平均の乗車客は、3~10人。大江高校前駅(200~280人)と比べてもハッキリ言ってなくても困る人はいない駅です。島式ホームになっていますので、列車交換のために設置された駅のようです。時刻表を見ましても1時間に1本程度です。
二俣~宮村の乗車客は同じようなものです。この状況なら乗車客のいる時間帯(多分、朝夕)だけの停車で後は快速運転してもいいのではと、思ったりします。駅間距離が2.5キロと短く地域密着と思っていた宮福線ですが、もう鉄道はスクール電車にしか役目をはたしていないようです。
▲ 大江山口内宮駅から辛皮駅までの道のりは大変です。宮福線は3.7キロ、所要時間約4分と近くですが、道路はぐねぐねの山道が約13キロもあって所要時間は約30分はかかります。
道路のサミットは大江山スキー場です。事務所に行って下界が見える場所の聞き取り調査です。事務所のおじさんは「宮福線? 気を付けて見ていないので分からないが、この下の部落辺りで高速道路が見える場所があるよ。そこからだったら見えるかも・・・。」とのお返事です。
高速道路は確かに隣接しています。これは確実な情報と向かいました。
11:41 言われていた部落手前の棚田の先まで行ってきますと、確かにホームまで見えます。丁度、第2辛皮トンネルを抜けて、辛皮駅に入線してくる列車が見えました。ここが前回、駅から見えた場所だったのですね。列車は、福知山発宮津行の107Dです。
▲ 発車した列車は直ぐの第1辛皮トンネル(110m)を桧川の鉄橋を渡り、宮福線最長の普甲トンネル(3,215m)に吸い込まれていきます。
▲ 12:12 鉄橋も見てみたかったので一旦下りましたが、バックがもう1つでしたね。アングルをいろいろ変えてみましたが、良いポイントは見つかりません。列車は、京都発天橋立行の特急はしだて3号です。
もう1度、先ほどの場所でベストアングルはないかと思い戻りました。
12:52 先ほどより低い所で電線や木の枝が入らないポイントガありました。邪魔な雑草を刈り取っての撮影です。逆光ではないのですが、順光でもありません。右横からの日差しの中での撮影です。
もう少しクリアーだったら良いのですが・・・。カメラに取り付けたGPS情報によりますと、桧川の鉄橋付近が標高131m、俯瞰して撮った山の中腹が300~322mです。これで正確かどうかは不明ですが、標高差は169~191m、こんなものですかね。
13:14 福知山発天橋立行の特急タンゴリレー3号がタンゴディスカバリー4両編成でやってきました。この列車、天橋立からは快速丹後路として豊岡へと向かいます。
これ以上は違った写真にもならないので切り上げて喜多側に下りることにしました。
▲ 14:06 喜多~辛皮、前回も撮った287系特急はしだて4号京都行きです。晴れたらもっと良い写真になるのかと思いましたが、この時期この時間帯では完全順光とはなりません。前回の方が良かったですね。
▲ 14:21 逆に喜多駅ホームからの方が良かったですね。但し、完全逆光ですが・・・。列車は、丹後ディスカバリーの特急はしだて5号久美浜行きです。この列車も久美浜からは快速となって豊岡まで行きます。
▲ 14:26、福知山行きのMF100形102号、118D。1988年の宮福線開業以来からの富士重工製車両で、25年経過しています。宮津線用の車両と違って全長16.5mの軽快DCです。北部地域総合公共交通検討会でまとめられた資料によりますと電車化が検討されています。
どんな車両になるのでしょうか。車両の補修・修理はJRに委託されると思いますので、小浜線に走っているような125系になるののか。
この後、旧加悦鉄道の加悦駅舎に向かいました。 Part3へ続く