2013年 続々 秋の北陸路・丹後路一人旅 Part4 北近畿タンゴ鉄道 丹後あかまつ号に乗る

第4日目 11月20日 その1

016:30 穏やかな朝を迎えました。北陸と比べますと、2℃は暖かい。それに今回の旅からは。就寝前に湯を沸かせて、予めシェラフの中に湯たんぽを入れています。朝でもまだ温かく、顔や手を洗ったりするのに便利です。
今日は来春に予定されているDRFC-OB会主催の「北近畿タンゴ鉄道 あかまつ・あおまつ号に乗ろう」の実施計画を担当していますので、参加者の皆さんをご案内できるように現地ロケハンをしようと思っています。まずは大評判のあかまつ号(正式には丹後あかまつ号;以下略します。)とはどんなものなのかを実際に見て乗っての初乗車と、車内からのロケハンです。

ただ、あかまつ号西舞鶴発は10:26ですので十分な時間があります。ぶんしゅう7号は、どこかの駅に置いておかなければなりません。時刻表を見ながら宮津の1つ手前の駅「栗田(くんだ)」を選びました。
00_パンフ表面
00_パンフ裏面

途中の由良川鉄橋で列車をキャッチできますので、まずは朝焼けの中を渡るDCを撮りました。
03▲ 7:42 由良川の鉄橋を豊岡発の1番列車、西舞鶴行きが単行で渡っていきました。走るはKTR700形・704号です。
丹後由良側からの水べりギリギリからのショットです。後ろの岸辺が邪魔になるかと思っていましたが、大丈夫でした。綺麗に抜けますが、残念ながらDCの窓にはカーテンが引かれていて狙い通りにはなりません。また、上流の方では川面から湯気が立ちあがっていましたので、ひょっとしたら幻想的な光景を写せるかとも期待したのですが、下流の海に近づくにつれて発生はなかったのが残念でした。

【 川霧と気嵐(けあらし) 】
初冬の頃、まだ比較的に水温が高い時期に強い冷え込みがあると水面から湯気が発生します。湖や沼等で発生するものは湖沼霧、河川に発生するものは川霧、ここのような海岸に近く海面から湯気が上ってくるのは、気嵐(けあらし)と呼ばれているそうです。河川敷に霧が溜まって、まるで霧の海のようになることもあります。

近くの舞鶴には、美しく広がるリアス式海岸と舞鶴市内を一望でき近畿百景第1位に選ばれた、五老岳(海抜301m)があります。由良川や舞鶴湾で発生した霧が立ち込めて雲海が広がることが多く、これが見える有名な場所だそうです。舞鶴では総称して蒸気霧と言われています。雲海の由良川鉄橋を行くDCを1度は撮ってみたいものです。
気象条件は、①良く晴れている、②風がない、③気温が下がると言った事が必要だそうです。

ツアーが開催されます5月はこの時期ではありませんが、オートキャンプを熱心にやっていた時代に丹後半島で山から滝のように海に落ちる霧を見たことがあります。時期は5月の連休でしたが、見事な光景に家族一同で見入っていました。ツアー時に見られると良いですね。

8時前には栗田駅に到着しました。
KTR(北近畿タンゴ鉄道)ではパーク&ライド(停め乗り)できる駅がたくさんあります。

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栗田駅は簡易委託駅で平日の朝夕には駅員さんがあられます。近くには京都府立海洋高等学校(現在生徒数;273名)があって、通学時にはドッと生徒さんが降りて来られます。

ぶんしゅう7号を駅駐車場に停めて窓口で、1日フリー切符(1,200円)を購入しました。
駅員さんは地元のおばちゃまで、丁寧に「ご利用ありがとうございます。」と、切符と一緒に置いてあった観光資料を渡してくださいました。乗客が列車に乗る前に初めて接するのが駅の窓口の方です。えちぜん鉄道の観音町駅員さんといい、KTR栗田駅といい、とっても好印象でした。今日は、爽やかにスタートできました。ありがとうございます。

02▲ 8:12 反対側の2番ホームに西舞鶴網野行きの319Dが入線してきました。
05▲ 停車しましたので見てみますと、何とあおまつ号(KTR700形・708号、正式には丹後あおまつ号;以下略します。)です。宮福線に運用されているとばかり思い込んでいましたので、勉強不足でした。あおまつ運用の空き時間は、宮津線の区間列車としても運用されていたのですね。分かっていれば途中まで乗って行けましたが・・・。網野からは322Dとして西舞鶴行きの折り返し列車となります。

04▲ 8:27、豊岡西舞鶴行きの218Dが発車していきました。KTR700形・706号です。

06① 栗田9:02(220D)→9:29西舞鶴

9:02 西舞鶴行きの800形803号が到着しましたので乗り込みました。
通勤通学のラッシュが終わったためか、乗客はご覧のとおりパラパラです。

平成19年10月から採用されたアテンダントさんが添乗されています。
今日は他にも運転手さん2名も乗っておられました。
運転席横からのロケハンをしだしますと、どうぞと前方中央の場所を譲ってくださいます。普段は嫌われる事が多い鉄ちゃんにも気配りをされています。また好印象を持ちました。

09▲ 9:29 西舞鶴駅構内が見えてきました。ホーム到着前に運転区が見えるはずです。
12▲ まず確認できたのは、1990年富士重工製造のKTR001形、タンゴ・エクスプローラーの第1編成。全車に330PS×2基を搭載して、最高速度120km/hで東海道線も走行したハイデッカー仕様の特急車両でしたが、福知山線事故発生からの安全対策ATS-Pが搭載されなかったためにJR線からは撤退しました。
その後KTR線のみに運行されてきましたが、老朽化?により、2013年3月16日ダイヤ改正から定期運行を停止しています。今は季節臨時便にのみ運行されています。
この列車を借りきれても面白そうですが、3両編成となると相当に高くつくので我々の予算では賄えないところが残念です。
11第2編成もあるはずですが見当たりません。添乗していた運転手に聞くと、全検のためにJRの米子車両工場に入っているとか、まだまだ使用されるようです。もう1度走るのが、楽しみですね。

乗車した車両の前に801号
ラッピングを施した車両の2連が前に入ってきました。
次の9:36発の223Dの運用につくのでしょうか。
15▲ あかまつ号の発車まで約1時間近くありますので、一旦西舞鶴駅の外に出ました。開業は明治37年11月3日ですが、当時の駅名は舞鶴駅でした。
現在の駅舎は、平成11年9月に橋上駅として建て替えられています。

明治時代以降、舞鶴は海軍の軍港のある軍都として発展を遂げ、昭和時代に入ると軍需産業が活況となって、約15万人強の都市になりました。東舞鶴地区には数多くの赤レンガ構造物が建築され、舞鶴(現;西舞鶴)や新舞鶴(現;東舞鶴)からの引込支線がありました。
しかし敗戦後の舞鶴港は、大陸からの引揚者の降り立つ港となり、軍港都市としての役割は終わり、現在の人口は最盛期の約半分、86,100人(平成25年11月現在)に落ち込んでいます。引込支線は廃線となりましたが、残る赤レンガ建築物は新たな観光名所として観光客の訪れる所となっています。
舞鶴港は国際コンテナ埠頭になり、中国・韓国・ロシアとの交易に利用されています。私も2回乗船しました北海道小樽への直行長距離フェリーも出ています。

さてボチボチ発車時間となりましたので駅に戻ります。JRの改札口は2階ですが、KTRは1階正面右方向です。来年5月のツアーは1階のKTR改札口です。お間違えの無いようにお願いします。

14あかまつ号は既に入線していました。
早速、指定券(300円)を買って車内に入って見ました。
さすが水戸岡悦治氏がリニューアル設計された車両です。天橋立の「松」をイメージテーマに、木をふんだんに使った造りは、温かみ満載です。
富山地方鉄道のアルプスエキスプレス同様に、旅を心地良く味合えるようになっています。

前回も申し上げましたが、なぜに北陸、城崎や紀伊の観光地に向かうJR特急にはこんなおもてなし列車の発想がなかったのでしょうか。
16▲ 今日は2両編成の車両に2名のアテンダントさんが乗車しておられました。正確には1両目が正規のアテンダントさん、2両目のあかまつ号にはコーヒー、地酒や地ビール等の飲食サービス、グッズ類を販売するクルーさんです。KTRには現在4名のアテンダントさんと、2名の接待クルーが在籍されているそうです。

おもてなし満点の愛想の良い微笑で、乗車客をお迎えしてくださいます。車両も立派ですが乗務員の対応方に心がこもっています。これこそ観光おもてなし列車ですね。お奨めさせていただきます。

② 西舞鶴10:26(あかまつ)12:39豊岡
17▲ 10:26 あかまつ号西舞鶴を満員で発車しました。1つ目の四所駅で322Dのあおまつ号西磨鶴行きと交換して豊岡へと向かいます。由良川鉄橋や桃島の見える奈具海岸の景勝地では徐行して、写真撮影タイムのアナウンスが流れます。今日の団体客は聞きなれた言葉と思ったら、やはり台湾から来られたおばちゃま軍団で、盛んにコンデジで撮っておられました。
約半分の乗客は天橋立で降りられましたが、入れ替わり同じ数のお客が乗って来られ盛況でした。カニシーズンになったとはいえ平日の水曜日です。しかしながら、噂どおりあかまつ号は大人気でした。

18▲ 12:44、定刻より5分延で豊岡に到着。あっという間の2時間18分のあかまつ号乗車の旅でした。
あかまつ号は乗客を降ろした後、一旦前に移動して、先に発車する230Dにホームの乗車スペースを空けます。今日はこの後、宮福線にも乗車したいので、先発列車で宮津へと折り返すことにしました。 Part5へ続く

3 thoughts on “2013年 続々 秋の北陸路・丹後路一人旅 Part4 北近畿タンゴ鉄道 丹後あかまつ号に乗る

  1. ご無沙汰しております。片倉です。本日、京都丹後鉄道を楽しんできました。今度は撮影も楽しみたいです!

    • 片倉様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。またデジ青をご覧いただきましてありがとうございました。
      こちらこそご無沙汰しております。丹鉄の桜はいかがでしたでしょうか。今年は三江線に行っておりましたので桜満開が重なる丹鉄は来年に回しました。もうじき田おこし、しろかきが始まります。水張りが行われる頃には行く予定です。
      台湾には友人各位がCT273走行を撮りに6月26日前後に訪台する計画をしています。私も行きたいのですが息子の結婚式と重なり残念ですが動けません。またお会いする機会もあろうかと思いますが、よろしくお願い申し上げます。

    • 新緑を行く丹鉄も中々です。ご訪問予定日をお知らせいただければご案内させていただきます。

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