天然色写真で語り継ぐ あの日あの時 【4】

蹴上のツツジ

意気込んで開始したカラー同月版シリーズですが、アッと言う間に月末となりました。テーマ先行で、投稿は積み残しばかりですが、一件だけでも載せておきます。

先般、本欄に京津線蹴上の桜を載せました。そのあと蹴上では、ツツジの季節を迎えます。なかでも蹴上の山手に広がる京都市の蹴上浄水場一帯には、ツツジが多く植生し、5月連休明けごろの開花時期に合わせて、浄水場が一般公開されています。その横を行くのが京津線で、ツツジと電車の取り合わせを求めて、何度か訪れたものでした。
京津線蹴上~九条山に沿うのが、京都市の蹴上浄水場で、琵琶湖疏水開削に由来する歴史ある浄水場である。多くのツツジが植えられて、開花時期に合わせて公開され、年に数日間だけ、京津線との組み合わせを撮ることができた(以下すべて1997年5月)。

浄水場の全景、多くの濾過装置の間の斜面にツツジが植えられていた。水は山頂部にある貯水池に送られ、高低差を利用して京都市内全域に送水された。ツツジは、新芽と一緒に咲くから、桜のようなボリューム感の表現が難しい。花にギリギリ迫ってボケ味を出すなど、工夫が必要だった。

もうひとつ問題は、背後の三条通を行くクルマやガートレールの処理だった。縦位置にして、道路部が入らないようにするが、完全排除はできなかった。九条山方を見る。京津線の向こうも同じような斜面だが、かつて一帯は連続した山で、旧の東海道がつくられた際に掘り下げられ、明治になって、京津国道、京津線の建設の際にさらに掘り下げられたことが読み取れる。浄水場への通用口まで来ると、蹴上のお馴染みの風景が俯瞰でとらえられた。

2 thoughts on “ 天然色写真で語り継ぐ あの日あの時 【4】

  1. 総本家青信号特派員様
    蹴上浄水場の一般公開は何度か行ったことがあり、この下を京津線が通っていたのだと思って眺めていましたが、残念ながら廃止される前には行ったことがありませんでした。公開は5月の連休の数日だけだったのにさすが逃さずに撮っておられたのですね。いい風景でした。

    • 86さま
      コメントありがとうございます。ツツジも、桜と同様、開花時期が前後することがあります。花の持ちは、桜より長いようですが、それでも、浄水場の公開と、開花が合わず、行ったものの、しぼんだツツジしか撮れなかった経験があります。花と鉄道は、つくづく難しいです。

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