オミクロン株が心配になりだした昨今ですが、コロナ対策万全をウリにした国内ツアーが堰を切ったように再開されているようです。JR西の看板列車「トワイライトイクスプレス瑞風」もフル稼働のようです。昨夜、運転日を調べていたところ、何と今朝が「山陽上りコース」の2日目にあたっていて、早朝呉線三原口から尾道にかけて走る日であることがわかり、次のチャンスは2月22日までないことから、早起きして呉線須波駅で待ち受けることにしました。昨夜下関を出発した瑞風は山陽路を三原まで来て、深夜三原から呉線に入って広まで走り、広で折り返して日の出の頃に忠海・三原間の瀬戸内海沿いを走りながら朝食タイムというダイヤ設定になっています。須波駅には7:31に到着し、7:37に広行き115Mと交換、7:44に須波発となっていて、13分停車します。
13分停車するので、1両ずつゆっくり撮影できました。ようやく日がのぼり、乗客の皆さんは朝陽を浴びながら食事中でした。カメラを向けるのを少々ためらいました。
ひと通り形式写真も撮れたのですが、発車までまだ時間があります。蒸機列車なら迷わず発車まで待つところですが、ハイブリッド気動車では発車を撮っても仕方がないので、予定していなかったのですが 先回りして沼田川橋梁で待ち受けることに決めてクルマを走らせました。
瑞風は三原駅で5分、糸崎駅で2分停車するので、あわよくば先回りしてもう1枚撮れるのではと糸崎方面に向かいました。丁度通勤・通学時間帯の三原市内を抜けてゆくのでどうかとは思いましたが、糸崎駅停車中に追い越し、その先で何とかゲットできました。
8:14に尾道に到着後13:01の発車まで、乗客は専用バスで5時間弱の観光に向かわれます。その間瑞風は尾道駅上りホームで留置です。全く予定外でしたが、ここまで来たのなら尾道停車中も撮ってやろうと尾道駅に向かいました。
須波駅では海側からしか撮れなかったので、山側をゆっくり撮影しました。
瑞風10両編成のうち動力車は両端のキイテ87とキラ86、キシ86の4両で、残るキサイネ86 6両は寝台車で静粛性確保のために付随車です。要は4M6Tです。須波駅停車中にはあまり気にならなかったのですが、尾道停車中の横を歩くと、エンジン音が非常に大きいことに気が付きました。瑞風はディーゼル発電機で発電し、リチウム電池にも充電する「電気式気動車」です。コマツの450馬力エンジン4台が長時間停車中も空調やあらゆる電気系動力源として、ずっとフル稼働のようです。民家の前で、あの大きなエンジン音を5時間聞かされて、近隣から苦情が来ないかと心配になりました。ある程度蓄電すればエンジンを止めるのかもしれませんが、長時間停車駅には給電装置を設置して、エンジンを止めるようにしないと騒音公害と言われかねないのではないでしょうか。今日はここまでで追っかけは終了とし、次回(2月22日、3月1日・・・)はまた違ったアングルで撮ってみようと思います。
一方、呉線を走る2両編成の観光列車「エトセトラ」が12月14日と16日に芸備線を走るそうですが、ダイヤがわかっていません。また「ウエスト銀河」も運転日をチェックし、どこで撮ろうかと考え中です。オミクロンが拡がらねばよいのにと、祈るばかりです。
セルフコメントです。書き忘れたことが一つあります。ラウンジカーの形式「ラ」についてですが、電車であれば「モラ」とか「クモラ」になりますね。客車であれば「コラ」「ホラ」「ナラ」「オラ」「スラ」「〇ラ」「カラ」となるのでしょうか?「コラ」はコンテナ用2軸貨車で使われていました。「ホラ」もホッパー車であったような気がします。一方、最近JR西日本に登場した総合検測車を先日見かけました。形式は「キヤ」かと思いきや、「DEC741」形と言うらしく、7は電気式気動車、4は事業用車、1はその追番とのことです。昔覚えた形式称号がだんだん役に立たなくなってきました。どなたか、JR西だけでもいいですから、勉強会を開いて下さい。