続・宇高連絡フェリーに乗る

瀬戸内銀座に入ると、360度展望の効くデッキは楽しいが、あまりの暑さに船内正面中央の座席で行きかう多彩な船影を楽しむ。老人以外の17人は客室中央で転寝を楽しんでいる。国鉄連絡船は航行時分が65分であった。民間フェリー3社は55分、60分毎運航で3社ピストンやると20分毎運航だと聞いたことがある。備讃大橋開通後もしばらく四国フェリー、国道フェリー、本四フェリー3社が頑張っていたが、先ず日通系の本四フェリーが脱落、その後、鳴門大橋開通や備讃大橋通行料金値下げに伴う利用者減で、国道フェリーは四国フェリーに集約されたらしく、1社運航となったようだ。今は競争相手なしで60分運航、名物のサウナ風呂サービス、温かい讃岐うどんもなくなった。快適な連絡便で定評あった宇野バスは?どうやら利用者激減でフェリー路線連絡は無いようだ。

JR宇野線との競合もないと言って良いだろう。マリーンライナーは遠回りであるのに岡山-高松間を60分前後で運転しており、これでは「参った」となる。また宇野線とフェリーの接続も考慮されていない独自の時刻表によって運航されている。5分で接続というのもあるが、たまたま老人が出くわしたのは岡山12:45発・児島行の筋で宇野13;35着であった。駅ホームから徒歩5分ぐらいで高松行フェリーに到着するが、ヨロヨロ歩きの老人は10分ばかり要した。

14:30、高松着。搬送された自動車の数をウォッチングに行く。22台の乗船であった。トラック17台の運転手で17人、乗用車5台の運転手と助手席の乗員で7人。客室にいなかった7人のお客様、どこで猛暑を凌いでいたのだろう。「乗船されました方は2階の船室でご休憩下さい」と、何度も繰り返し案内していた。老人は残照がきつい中を高松駅へ1杯のうどんを求めてヨロヨロ歩き始めた。その後は琴平行を捕まえるのが本日の残る仕事となった。

お詫びを1件、JR213系ワンマンカーを211系と記してしまった。ごめんなさい。

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