2013年 秋の北陸路一人旅 Part9 富山地方鉄道その4 アルプスエキスプレスにも乗る

第9日目 10月20日
① 滑川7:39(B111)→8:28宇奈月温泉9:00(AP4)→10:28立山

7:30 今日は朝からアルプスエキスプレスに乗車します。

03朝は、急行として運用されます。宿営地の最寄駅、滑川に停車しますのでここから乗車することにしました。

隣のJRホームには列車を待つ乗客は多いのですが、富山地方鉄道のホームにいるのは私一人です。
時刻表を見ますと平日の富山方面へは4本がありますが、土休日は2本だけになっています。平日は通勤通学客が多いのでしょうね。

JRと比較してみますとご覧の通り、運賃は約1.84倍と高く、所要時間も約3倍もかかっています。これではJRとの競合区間での利用客獲得競争での不利は否めません。昨日乗車した際も宇奈月温泉から乗った乗客の多くはJRとの接続駅の新魚津で降りられました。

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▲ 7:38 アルプスエキスプレス滑川に入線してきました。
2号車は、急行運用時のB111列車でも210円を必要とします。
1、2号車にも乗ってみたいので、宇奈月温泉往路は、先頭車に乗車することにしました。
2号車には宇奈月温泉から立山までのロングラン時です。


02_運行表1_10506▲ モハ16014+クハ112+モハ16013の3両編成です。上は3両目の16013の車内です。さすが水戸岡悦治先生のデザインだけあって木製資材がふんだんに使われていて温かみのある空間が演出されています。

0708▲ こちらは宇奈月温泉向きの先頭1号車の車内です。3号車と合わせて多彩なシートアレンジでカップル、家族連れ、グループ等と色々なスタイルに対応できるようになっています。リゾート列車はこれでなければなりませんね。お見事です。

JR西日本もこんな遊び心を持った夢のある車両を造って欲しいですね。目的地に着くまでも旅の楽しみの1つです。城崎や白浜、勝浦、そして北陸に行く時等にこんな車両があったら、多少乗車時間が長くなっても楽しめます。早く着くだけが鉄道の役目とは思っていませんので、切望しております。

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▲ アルプス特急として運用されるのは、宇奈月温泉発、立山行きからです。
到着後、切符売場でアルプスエキスプレスの2号車座席指定券を求めますと、発車前にアテンダントが改札口に来ますので、その時にご購入してくださいとの説明でした。

1112▲ これが人気のアルプスエキスプレスの2号車です。高級住宅街にあるお洒落なカフェか、レストランの雰囲気です。
13▲ 観光パンフも置いてあります。私のように一人旅の者にはカウンター席も用意されていて車窓を見ながらゆっくり楽しめます。

▼ 木枠の窓にブラインドもよく合う竹製のようです。車両両端の連結側には暖簾がかかっています。日本人には、木製が温かみを感じさせるキーワードです。貸切チャーターも出来ますので、一度そんな形での乗車もしてみたいですね。
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車窓はドンドンと変わっていきますので、雰囲気も変化して飽きません。この車両、なぜかクハ112と銘板が付いていました。運転席もないのにどうしてとアテンダントさんに聞きますが、「分かりません。」とつれない返答です。

最近ローカル鉄道に乗車しますと、アテンダントさんが乗車しているのを見かけることが多くなりました。笑顔でお迎えして、沿線の観光案内や最近の地元の話題を提供してくださるのですが、この電車のアテンダントさんは笑顔はおろか、おもてなしはありません。極めてクールです。
時折、指定券を持たずに2号車に入ってくる乗客がいるのを追い出す事に終始しています。それも丁重な案内とは言えない対応ですので、追い返された客はあまり好い気はしないでしょうね。写真を撮りに1・3号車から入ってくる乗客にもナーバスに反応しています。これらが気になって本来の2号車対応に集中できなくなっているようにも見受けられました。
水戸岡悦治先生の了解を必要とするかと思いますが、連結器側にドアを設けて遮断するか、女性専用車両のように注意書きを目線位置で見れるようにした方が良いのかも・・・。

昨日と同様に折角の素敵な車両がこれでは泣いていますよ。ちゃんとした接客教育を受けていない、また自発的にする気もないようにも思えました。北陸ではえちぜん鉄道富山ライトレールにアテンダントさんが乗務しておられますが、彼女たちと比べると、接客対応にあまりに差があります。遠くでは津軽鉄道のアテンダントさんも良かったですね。愛想がよくて思いっきり泥臭いぐらいの地元色を出しての親しみの対応か、CAのような洗練された知的魅力を感じさせるような対応のどちらかが望まれます。

乗車後すぐにホットコーヒーを注文しましたが、待って出てきたのは白い紙コップに入れたものでした。ドイツのICEのように陶器製のロゴマーク入りだと最高ですが、コップを洗う厨房設備がありませんので無理なんでしょうね。では、少し高くついてもオリジナルのロゴ印刷使い捨てコップか、できなければシールを貼るかハンコを押すか、ちょっと一工夫した紙コップにできないものでしょうか。全体に仏作って魂入れず感の印象を持ちました。

2015年春には北陸新幹線が開業し、関東方面からの観光客がどっと押し寄せてきます。黒部トロッコや立山・黒四ダムに行くために乗車される乗客は激増すると思われますが、ガッカリされることのないように今からでも遅くありません。また来ようと思わせるような接客方を考えて欲しいものですね。器はできているのですから、これからが勝負です。
辛口乗車記になりましたが、それだけ期待が大きいものがありました。次回乗車する時は改善されている事を切望します。

立山線に入ると自然が見せる美しい車窓へとなってきました。大きな木枠の窓から見える車窓は1つの絵のようでもありました。これだけでも売りですね。ご覧ください。
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② 立山10:37(320)→11:24寺田11:26(129)→12:39宇奈月温泉

20▲ 立山からの折り返しに乗車した後、先ほど見た車窓がとても魅力的だったので、宇奈月温泉への山間を行く途中でダブルデッカーエキスプレスアルプスエキスプレスを撮ってみたく、撮影意欲が出てきました。

時刻表を見ますと、寺田で降りて宇奈月温泉行きに乗り換えますと、何とかなりそうです。今日は1日中、雨予報が出ていましたので撮影は予定外でした。大きな傘は車に置いてきました。雨カッパしか持ってきていないので、遠くまでは歩いていけません。再度、車中からのロケハンをして駅からできるだけ近い撮影場所を探しました。
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③ 宇奈月温泉12:44(UN8)→12:52愛本
ロケハンでノミネートしたのは愛本駅、ホームの木造待合室が気に入りました。反対側に昔使われていたホームが残っていましたので、ここから撮れます。まあ絵になるかなと宇奈月温泉から折り返しに乗って戻りました。
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13:11 土砂降りの中での撮影でした。水たまりがあったら表現できたでしょうが、ご覧の通りの草むらです。

ここでは反対方向からの折り返しは撮れませんので場所を替えます。
次の列車に乗りました。

④ 愛本13:14(142)→13:22栃屋
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栃屋駅に降り立ちましたが、雨は益々降り続きます。
宇奈月温泉行きのアルプスエキスプレスが通過するまでは、まだ50分ありますので、待合室でじっと我慢です。
と、いうよりこの状況では、とても出られません。

どこからか祭の笛や太鼓の音が聞こえてきました。ちょうど五穀豊穣に感謝しての秋祭りの季節です。
すると降りしきる雨の中、踏切を渡った路上で初めて見るパフォーマンスが始まりました。

しばらく待合室から見ていましたが、これとダブルデッカーエキスプレスを入れれば素晴らしいショットが撮れるとアングルを探しに行く事にしました。
獅子舞、天狗舞ですが結構激しい踊りが繰り広げられます。ずぶ濡れになりながら頑張りましたが、結局アングルは見つけられず、電車が来る頃にはパフォーマンスも終わってしまいました。

24▲ 14:05 まず宇奈月温泉に向かうアルプスエキスプレスがやってきました。秋に拘りがあったので柿の木を入れての撮影です。

25▲ 14:08 隣駅の浦山で交換したダブルデッカーエキスプレス電鉄富山に向けて下って行きました。石組みを組んでの段々畑が珍しかったのと、ここも柿の木がありましたのでまとめました。晴天ならこのバックに立山連峰が見えるのですが、雨で曇っています。
26▲ 14:30 段々畑を上がって良さそうな所を探しますが、この後豪雨が襲ってきました。ホームの待合室に逃げ帰って、雨の直撃を受けたカメラを拭います。

⑤ 栃屋14:36(146)→15:09滑川
1時間待てばアルプスエキスプレスの折り返しが下りてくるのですが、これだけ降られれば撮影意欲も減退します。また雨で曇って、写すのは極めて困難です。切り上げることにしました。
そしてボチボチ今回の北陸の撮影の旅も終盤を迎えることにしました。他に撮りたい所があります。ぶんしゅう7号を置いてある滑川に戻り、進路を西方向に替えて北陸道に乗りました。目指すは福井えちぜん鉄道です。

三国港近くの温泉でゆっくりしてから、今日の宿営地は久しぶりに道の駅みくにとしました。 Part10へ続く

2 thoughts on “2013年 秋の北陸路一人旅 Part9 富山地方鉄道その4 アルプスエキスプレスにも乗る

  1. ぶんしゅう様

    秋の富山を「ダブルデッカーの京阪特急」が「西武レッドアロー」が・・・素晴らしい景色とともに楽しませて頂きました。機会があれば是非乗ってみたいものです。

    数年前に「なのはなDX」「はやとの風」「いさぶろう・しんぺい」に乗りましたが、水戸岡デザインには、共通性が感じられました。

    雨の中の撮影お疲れ様です。晩秋の北陸は冬を前に突然暗くなって雨が降り出しますし、降り方が半端じゃないですものね。さぞかし大変だったことと拝察しております。

    次は「えちてつ」、京福から代が変わり、この名前もずいぶん馴染んできたようです。キャビンアテンダントの評価も含め楽しみにさせて頂きます。

    • マルーン様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
      もう少し安定した気候と思いましたが、ちょっときつかったですね。帰宅してから雨に濡れたカメラが心配だったので、ニコンのサービスセンターへ持って行って点検を受けましたが、全く問題なくほっとしました。雨の中での撮影については、いつもスーパーのビニール袋で対応してきましたが、これでは不十分と思い、帰りに本格的な一眼レフ用のレインカバーを買い求めました。
      北陸路の旅もまだまだ続編がありますので、またご覧ください。そして17日から3度目に参ります。はまってしまったようです。どんな写真を撮りたいかのイメージは持っていますので、後は天候次第です。今年中は海外には参りません(あくまで予定で誘われれば行くかも・・・)ので国内で紅葉前線を追っかけます。また、よろしくお願い申し上げます。

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