来る2月21日に第35回ふくやまマラソンが開催されます。今回は福山市市制施行100周年の記念大会でもあり、かつての名ランナー宗兄弟をゲストランナーに迎えるなど 福山市も力を入れているようです。そのためもあるのか、今日の中国新聞朝刊1面のコラムに鞆鉄道が登場したので驚きました。
昨年12月にRMライブラリNo.196として湯口大先輩の力作「鞆鉄道」が発刊されました。同書でも上記コラムにある三分坂の後押しのエピソードについて触れておられます。その真偽のほどはともかくも、今回のマラソンコースは水呑町の竹ケ端運動公園をスタートして この低いサミットを越えて鞆町に向かって鞆鉄道の路線跡を走ります。福山市街地から鞆の浦に向かう道路はマラソンコースである県道22号線1本しかないのですが、マラソンの時間帯は路線バスを含めすべての車両が通行止めとなります。鞆町では港に橋を架けるかどうかでもめていましたが、先般架橋案を広島県が正式に撤回しましたので、少なくとも港の景観は守られることになりました。しかしバイパストンネルなどの代案については何も決まっていません。それもあって何かと話題になる鞆の浦ですが、湯口先輩の「鞆鉄道」は福山市内8ケ所にある市立図書館に計11冊、府中市図書館と三原市図書館にそれぞれ1冊が蔵書され その多くが常に貸し出し中になっていて 関心を持たれている印象を受けます。いつも辛口のこのコラムにやわらかい話題が載ったのがうれしくてご紹介した次第です。
昨年末の広島合宿の時に、西村さんのお世話で夫婦旅行をさせて頂きましたが、その時にこの路線跡をバスで通りました。水呑(みのみ)あたりで坂を登る細い道と分かれますが、これが線路跡では無いかと勝手に解釈していました。さほどの坂では無いですが小さな機関車には応えたのですね。
いつもおもしろいお話をありがとうございます。
米手作市さま
バスが通った峠がほぼ線路跡です。明日のマラソンランナーにもきつい坂道でしょう。いつもコメントありがとうございます。