三江線2題

相も変わらずローカルネタです。全線廃止の正式表明まで10日ほどとなりましたが、今朝の中国新聞から2つに記事をご紹介します。

平成28年8月20日 中国新聞朝刊

平成28年8月20日 中国新聞朝刊

遠路三江線に早稲田の学生さんを招いて津軽三味線を聞くという、津軽鉄道で開催されてもおかしくないようなイベントが三江線で行われたようです。連日の猛暑のため三江線でも8月に入ってもうすでに何度かレールの温度上昇で運転見合わせが報じられています。安全第一が大原則であることには異存ないのですが、雨が降れば・・・、雪が積もれば・・・、温度が上昇すれば・・・とリスク回避の度が過ぎていないかと思ってしまいます。せっかくの貸切列車が途中で代行バスにとってかわるようでは 主催者もガッカリされたことでしょう。

もうひとつは島根県知事とJR西社長との会談記事です。詳しい会談内容は判りませんのでこの記事だけからの感想ですが、「長い歴史がある三江線なので 住民の気持ちに配慮して(廃止の)判断を」という禅問答のようなことを投げかけられても 社長も答えに窮すると思うのですが・・・。

平成28年8月20日 中国新聞朝刊

平成28年8月20日 中国新聞朝刊

9月1日になれば 晴れて「全線廃止」が表明されるという何ともまどろっこしい芸北の夏ですが、それよりもカープのマジック点灯が待ち遠しい今日この頃です。

三江線2題」への1件のフィードバック

  1. これはリスク回避というよりは、線路保守が出来ていないと言うべきでしょうね。かつては暑さに備えてのレール継ぎ目の遊間調整や、冬季の霜によるレール持ち上がり対策などが保線員によってなされていましたが、最近はこれが充分出来ていないと思われます。尤も保線用資材の性能・機能向上もあってのことだとは思いますが、ローカル線ではとにかく線路保守に手間をかけていないのが現状のようです。
    安全のために運休といえば聞こえは良いですが、本来の使命である輸送を全うする気がそもそも無くなってきているとしか思えず、この根本的な風潮に先々の危惧や不安を覚えるものです。
    三江線によらず、最近の北海道の状況を見るにつけ、この思いがますます強くなってゆきます。

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