トワイライトエクスプレス瑞風に関して

今朝の中国新聞の記事をご紹介します。

平成28年9月1日 中国新聞朝刊

平成28年9月1日 中国新聞朝刊

10両編成に30人の乗客を乗せて走る「成金列車」に乗ってみたいとは思いませんが、呉線にも入るそうなので写真は撮りにゆくだろうと複雑な気持ちでこの記事を見ました。

キイテ87、キサイネ86はすでに宮原に搬入されたとの報道もあり、8月28日には米子の後藤総合車両所に⑩キイテ87-1+⑧キサイネ86-1+②キサイネ86-101+①キイテ87-2の4両が到着していて この4両で試運転が始まるようです。⑤ダイニングカー、⑥サロンカー、⑦1両1室のスイートルームカー(?)の形式名はわかりません(〇は号車番号)。この87系と呼ばれる車両は昔の言い方では「電気式気動車」で ディーゼル発電機とバッテリーアシストの動力分散型ハイブリッド車だそうです。先頭車はキイテだから動力車なのでしょう。③④⑧⑨の4両はキサイネで、静粛さを求めてモーターなしなのでしょう。そうすると形式名がまだわからない中間の⑤⑥は動力車と思われます。スイートの⑦もキサイネなのでしょうか。となると4M6Tになってしまいます。バスタブやシャワー、食堂車で消費する水も相当な量であり、大きな上水タンクが必要でしょう。汚水、廃水も垂れ流すわけにゆかないので同量の廃水タンクも必要です。使用する電気容量も大きいものと思われます。そんな重い車両が4M6Tで大丈夫なのかと 余計な心配が先にたちます。

料金についてはまだ発表されていないようですが、余りに高いために、予想したほど乗客が集まらなかった場合はどうするつもりなのでしょうか。外国人観光客を意識しているようですが、外国からのお客さんは短期の贅沢旅行型ではなく、質素な長期滞在型が増えているように思います。肝心の日本人ですが、最初は物珍しさで予約が殺到するでしょう。しかし 乗れる人と高嶺の花すぎて乗りたくても乗れない人という格差を助長するようなコンセプトには違和感を感じてしまいます。思ったほど集客できないときは、ミサイル発射が好きな国に買い取ってもらう手もありますね。地方線区を切り捨てながら 贅沢列車やリニア延伸とムダ遣いが気になってしかたがないのは私だけでしょうか。

なお以前の投稿で「尾道停車は単なる運転停車」と憶測を述べてしまいました。ダイヤが公表されていないので確かなことはわかりませんが どうやら一定時間の停車で尾道市内を観光するようです。そのために駅の改修も行うようです。上り線には旧尾道鉄道駅側に1線待避線(3番ホーム)があるので そこで留め置くのではと思います。宮島口駅、東萩駅、宍道駅、城崎温泉駅でも専用入口を設ける駅の改修を行うようです。そこまでするのかという感じですが。

試運転が始まれば沿線にご同業の方々が多く集まってくることでしょう。4両の短編成の場合、10両のフル編成の場合と撮影好適地を探しておかねばなりません。呉線入線が早朝で 地の利を活かすことができるのを期待しているところです。

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