ある撮影(1)

4月の武庫之荘での小学校同窓会に続き9月に甲子園で高校の同窓会が開催された。終了後阪神電車の大石駅で撮影をしていたら新型電車5700系が現れた。どうってことのない平凡な写真であるが始めて見る車両であり少し気分が高揚した。間もなく消える車両はよく撮るが、出来立てホヤホヤの車両を撮ることも必要であると最近思うようになった。というのも例えば高性能電車と言われた昭和30年ごろ製造の電車のデビュー当時の写真を見ると台車や車体が光って見える。営業に使われると車体等が徐々に汚れていくのは仕方がないが、それ以上にその後改造されたりして晩年になると顔やスタイルまで変わってしまうのは人間と同じであり致し方ない。生まれたては貴重であるから試運転でも回送でも営業当初でもとりあえず撮っておくことをお勧めしたい。そういう意味ではデジ青2016年10月4日投稿のDRFC現役生[75864]「イベント案内」で発表された「四季島」の試運転の写真は特徴あるスタイルや色がよくとらえられていて貴重な記録になると思う。そういう私も「四季島」の回送を2度ほど撮ってきたが現役生と比べてお見せできるようなものではないので発表を差し控えさせていただく。元に戻ってこの阪神電車は昨年8月24日に営業運転を開始しているので出来立てホヤホヤではなくえらそうなことを言ってしまったが言いたかったことはデビュー当時の記録は大切だということである。なお、この電車は普通車5001形、5131形、5331形の置き換え用として登場し、2016年度のブルーリボン賞を授与された。通勤車はローレル賞と思っていたがローレル、ブルーリボンの選考基準がよくわからなくなってきた。

2016.9.17 大石駅 普通高速神戸行き 5702・5802・5801・5701

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ある撮影(1)」への2件のフィードバック

  1. 準特急さま
    阪神5700系の撮影談、楽しませてもらいました。古いもの、消えるものばかり追い掛けていますが、やはり新車にも心ときめくのは、真の鉄道趣味者だと思います。新車も、数十年経てば、間違いなく消えゆく車両になるのですから、新車ならではの姿をとどめておくのも、趣味者の務めだと思います。
    ところで鉄道友の会のブルーリボン、ローレル賞の区分けですが、初期のころは、確かに、ブルーリボンは特急車両、ローレルは通勤車でしたが、最近は境界が曖昧になったこともあり、ブルーリボンは原則、会員投票の第一位の車両、ローレルは、それ以外のなかから、とくに先進性のある車両を、選考委員で決められますので、今回のように通勤車両がブルーリボンに選ばれることがあります。その表彰式が先日、甲子園駅で行われたそうです。

  2. 総本家青信号特派員様
    阪急の6300系等は最後まで(一部はまだ健在ですが)変化が少なかった車両のような気がしますが、たとえその後の変化が少なくてもデビュー当時の新鮮な姿は何か初々しいものを感じるものです。なくなる車両等の記録も大切ですがその車両の生まれたての姿との対比も面白いものだと思います。デビュー当時のスーパーカーの2連等とても撮れる年齢ではなかったですが、見てみるといいものです。
    ブルーリボンですが鉄道友の会の会員のファン投票が基本にあるのならJR車両や会員数の多分多いと思われる関東地区の車両が有利と勝手に思ってしまいますが、そのあたりを客観的に公平に見られる選考委員が調整(?)されるのなら少しは理解できます。私は友の会会員ではありませんので適当に見ておりますが、どの世界でもそうですが何でこれが選ばれると思うことはよくあります。
    有難うございました。

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