2016年 西方見聞録 Part29 ウクライナの蒸気機関車を撮る④

 今回はいつもある嬢さんの写真がないのはなぜかとのご意見をいただきました。街や駅を歩くたびに素敵な被写体の方はおられないかと探してはいたのですが若い年齢層に出会うことは少なく、撮りたくとも機会に恵まれませんでした。
今回はもう撮れないかなと思っていましたら今日初めて乗車したウクライナ鉄道の客車列車の中で元気な土地っ子お嬢さんに会えました。撮らせてくださいと申し出ましたらニッコリ笑顔のピースサインで答えてくださいました。
お嬢さんが座っておられるのは寝台車の昼間運用時の座席です。中々凝った作りになっていますので後ほど紹介させていただきます。
 
第14日目 10月1日

6:20 昨日と違って今朝はベーコンエッグと、普通の朝食が出ました。急いで食べて、いつも通り夜明け前に出発です。

7:00を過ぎると夜明けが始まります。
▲ 7:41 撮影地⑦ Google座標; 48.448483, 24.552245
今日最初に来た駅は、宿泊ホテルから約28㌔にありますYaremche駅です。保守管理もできている堂々たる駅舎にホーム中央はスペースが広くとられています。開業した当時はそれなりに利用客もあって栄えた駅だったのかなと思えます。

▲ 駅前も結構広い公園になっています。

▲ 駅舎内には喫茶コーナーも設置されているようですがオープンしていません。待合室もこじんまりしたスペースでありますが2~3人がおられる程度です。乗車客の殆どはホームで待っておられます。

▲ 待合室に掲示されていたこの付近の路線図と思いますが、ウクライナ語かロシア語なのかすら分からず、今いる駅がどこなのかも分かりません。

▲ 駅舎内に掲示されていた時刻表とおぼしき列車名、運行区間、時刻です。後から列車が入線してきますが合致する時刻の列車がないのが不思議です。

▲ 8:11 ウクライナでも蒸気機関車は大人気なようです。列車を待っていた皆さんがSLと一緒のツーショットを撮っておられます。

▲ 8:04 しばらく停車するようですので機関車内に入らせてもらいました。機械式のような速度計が付いていましたがトリップメーター付きです。302,448mは走行距離としては少ないように思えますが・・。

▲ 毎朝早くの出発が続いています。お疲れもたまっておられるようで声がかかるまでお休みの方もおられました。

▲ 9:15 ホームに乗客の皆さんが増えてきました。そろそろ列車が到着するようです。

▲ いつもと同じ2M62形0618号機が9両編成の寝台列車を牽引して入線してきました。これしかディーゼル機関車はないのでしょうか。降車客は結構おられました。

▲ 9:18 どこからか現れた駅員のおばさんが発車合図の丸いサイン板を揚げると列車は出ていきました。列車乗務員は車両のドアから小旗でサインです。

▲ 9:20 この列車を待っていたようでチャーター列車も動き始めましたが逆方向です。皆さん急いで列車を追いかけます。

▲ 9:27 線路際の道路に家族連れをいっぱい乗せたトラックが1台止まっています。お母さんは蒸気機関車の方向を指さして息子さんに何やら説明されています。まず、走っているのはめったに見られない珍しい蒸気機関車です。お母さんの小さい頃は一杯走っていたのよと説明されているのでしょうか。

▲ 9:35 蒸気機関車が走っていった北方向へと追いかけてYaremche駅へと向かう列車の爆煙走行を撮ります。駅入線の手旗信号のためか踏切番を兼ねてのおばさんが安全確認の旗をあげておられます。

▲ 10:26 列車を追いかけてYaremche駅に戻ってしばらくすると、いつもとは違っての Д1801形3両編成の気動車が入線してきました。

▲ 10:27 すぐに発車していきましたが朝の客車列車と同じく、結構多くの乗降客がありました。

▲ 10:59 今度はYaremche駅を南方向に出た鉄橋近くで色づいた木々をバックに1カットです。
ここにも鉄橋警備員が常駐する小屋がありました。小屋からは塹壕が掘られて有事に対応しています。
▲ 11:10 皆さん適当に場所を選んでの撮影です。私は川面に下りて撮ってみました。

▲ 11:48 バス2台に分乗して渓谷沿いの鉄道と並行した道を走ります。

▲ 12:08 プルト川に沿ってホテルのある南方向へと向かいます。トンネル出入口には警備員が常駐しておられます。白煙が立ち上がるのを期待しましたがもうお昼です。気温が上がって、ちょっと難しかったですね。

▲ 13:27 渓谷と言いううよりも山間の穏やかな川の流れです。
吊り橋がありましたのでここから撮りました。

▲ 13:35 この辺りの木々の色づきは紅色はなく黄色だけのようです。

▲ 14:41 一旦ホテルのあるVorokhta駅まで戻って列車交換です。今までと違っての2M62形0996号機が牽引する9両編成の寝台列車がやってきました。客車は座席車がなく寝台客車の昼間運用になっているようです。

▲ 窓に貼ってあったのが行先表示板と思うのですが357K列車はこの時刻ではなく朝の便です。やはり時刻表とは合致しません。

▲ 15:01 撮影地① Google座標; 48.280660, 24.563513
チャーター列車に乗ってやって来たのはVorokhta駅から直ぐのループです。前回は蒸気機関車の向きが逆だったために撮影できませんでしたが、今回はVorokhtaの町をバックに撮れましたが、白煙が欲しかった撮影地です。

▲ 15:19 撮影地① Google座標; 48.281989, 24.560256
徒歩で移動して牛さんとのツーショットです。

▲ 15:48 撮影地 Google座標; 48.282705, 24.531021

▲ 16:07 撮影地 Google座標; 48.282959, 24.517258

▲ 16:21 徒歩で向かった次のVoronenkaではDLに牽引されたわずか3両客車編成の対向列車が待っていました。初めてのウクライナ鉄道の定期列車乗車です。

▲ 乗車してみますと3段寝台客車です。下段は頭上のスペースも十分ですが、中段、上段はちょっとしんどそうですが、日本のかつての3段寝台と比べると余裕はあります。台車に取り付けられていた車軸発電機は直結ではなくベルト駆動です。冬季はベルトが凍結する恐れがあるとは思いますが、大丈夫なのでしょうか。
窓には紙製の行先表示板が貼ってありましたが列車番号の記載はありません。

▼ 初めて見た通路側の寝台スペースです。

▲ 昼間の運用の際はテーブルになっていますが、ひっくり返すと下せて、左右の座席と面一になり、この場所にもベッドが現れます。1524mmの広いロシアゲージのおかげで客車の車幅も広くとれます。こんな車両を見るのは初めてです。これには驚かせられました。

▲ 16:33 わずか1駅間の乗車でしたが楽しめました。Vorokhta駅まで戻ってきましたが、大勢の乗客が乗り込まれました。牽引していたのはM62-1410号機です。2M62型機の単機バージョンになります。

▲ 16:39 今晩は夜撮が予定されています。一旦ホテルに戻ろうとしていましたら結婚式の新婚号が停まっていました。紅白の飾り付けは世界中同じですね。三菱自動車製の海外仕様車のようです。三菱自動車製の自動車は、2008年には約40,000台以上売れていたそうですが2015年はリーマンショックや通貨急落などを受けて827台まで落ち込んでいます。

▲ 17:56 いつも同じレストランでの今夜の夕食です。毎回違った料理を注文できるほど数多くのメニューがあります。お味も一流で、住まいも含めて文句なしです。

▲ 18:50 バスに乗って着いたのは北方向のMikulichin駅でした。

▲ 待合室に掲げあげられていた時刻表です。早朝・深夜に発着する列車が多いようで昼間は、夕方に各1本だけです。(本当なら)

▲ 19:19 うす暗くなるのを待って撮影開始です。サイドからライトも当てられました。
【DATA】 Nikon D800E VR24-70mm、52㎜、露光2.5秒、F7.1、ISO200

▲ 19:39 なんだかんだで30数カット撮りました。いい練習にはなりましたね。
【DATA】 Nikon D800E VR24-70mm、38㎜、露光30秒、F16、ISO200

これで引き揚げましたが明日は最終日です。ほぼ撮り尽したとの感はありますが、新しい発見はあるのか楽しみにしました。 Part30へ続く

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