小学校からの友人で一級建築士のN君から質問が来ました。
私が子供の頃からの鉄道ファンというのを覚えている彼は、鉄道のことなら何でも知っていると思い込み変な質問をし東大路陸橋配置図%u3000H29.3(軌道敷き高不明)たのです。
彼は地元から依頼されて東山通りの今熊野に駅を新設してもらう活動に協力しています。梅小路に新駅が出来るのを見て早くしないと、と思っているようです。
職業柄、図面を引くのはお得意ですが「高さ」が分からないそうです。そこで皆さんの中で路盤からでも道床からでも線路面からでもいいので東山通り陸橋までの高さをご存じの方はいませんか?線路まで下りられれば問題ありませんが、それはムリ。上からメジャーを垂らしても測れますがもっとムリ。そこでどなたかに聞いてほしいとの依頼です。
添付の図面は計測出来る範囲で測量して図面に落としたものです。奇しくも駅になる範囲は戦艦武蔵の投影図とほぼ同じとのことです。
彼が知りたいのは「東山通り陸橋から」「中間地点の跨線橋から」「東山トンネルのポータル上面」の三地点での高さです。
どなたか資料をお持ちの方があればお教え下さい。
米手作市様
レーザー距離計があれば陸橋の上からレール面までの距離は瞬時に測れます。レーザー距離計についてはネットで検索してみてください。ハンディーなものです。短距離用なら1万円ぐらいからあると思います。ところで陸橋の高さとはどの寸法を言われているのでしょうか。橋の上の路面からレール面なのか、陸橋の裏面(天井面)からレール面のことでしょうか?鉄道には建築限界が決められているので 絶対に建築限界より高い筈ですが 「建築限界」は参考にならないのでしょうか?
西村さま
建築限界は仰る通りそれを下回ることは出来ない限界値ですから、本件の場合も考え方としては当てはまるものと思われます。しかし新駅がレール面とほぼ同じ高さから建築される場合は建築限界が予想値として比較的有用だと思われますが、本件現地は東海道線が東山トンネルに入る直前地点にあり、線路は既にかなり深い掘割を通っています。また東大路通りは線路から高い地点を通っていることを考えると、建築限界値は余り意味をなさないのではと思いますがいかがでしょうか。
レーザー距離計なる文明の利器を初めてしりました。これで一発解決しますね。
ご両人様、
ありがとうございます。
N君もレーザー距離計は知っていました。その上で聞いているのは誤差を考えてのことなのかどうか、聞いてみましょう。またどの地点からの距離かという点には道路面からでも裏面からでもいいそうです。どこから測ったのかが分かっていればいいのです。それと東山通りからトンネルポータル地点へと緩やかな上り勾配になっているので、東山通り陸橋地点とトンネル入り口地点ででは十数㎝違うそうです。図面では線路上にフタをするように人工地盤を造るので駅が勾配になることは出来ません。そのため高い方を基準に水平に地盤を造る必要があります。建築限界値を取るならトンネル側でしょう。